しつこくお別れを告げてきた「さようなら虎ノ門ランチ」シリーズもいよいよ最終回。
蕎麦好きの私が、虎ノ門で働き始めた2016年から4年間コンスタントにお世話になった「虎ノ門砂場」です。
再開発著しい虎ノ門の愛宕下通りに面した風情あるお店は、道路拡幅工事のために2022年内は仮店舗での営業。
今回の「さようなら虎ノ門ランチ」のコンセプトは住所が「虎ノ門」であることを縛りにしてきましたが、一時移転であることと、この店を外すわけにはいかないことから、「西新橋」の住所ながらも特別にお別れを告げに来た次第。
「密」を避けて、11時半にアーリーチェックイン。
仮店舗とはいえ、しっかりした造り。
「Withコロナ」に配慮した清潔でゆったりしたレイアウトは、実に安心です。
実に旨い蕎麦を出す老舗ですが、その割に値段はリーズナブル。
しかもボリュームは大衆店並みなので、コスパは最高です。
ここに来ると納豆そばを頼むことが多いのですが、今日は奮発して天ぷらそばを頼みます。
悩んだ末に「芝海老のかき揚げ天せいろ」を大盛で頼みました。
しばらくして、ゴム手袋で感染対策を施した女性店員が私のオーダーを運んできてくれました。
繊細で美味しい蕎麦は、お別れに相応しい大盛。
分厚い芝海老のかき揚げ。
薬味は葱と本山葵。
早速蕎麦を手繰ります。
この季節は温かい蕎麦も美味しいですが、蕎麦はもりに限るというのが私のポリシー。
蕎麦の風味とのど越しを損なわないのは、もりだからです。
分厚いかき揚げは、サクサク。
どうやって揚げているのか、いつも感心します。
そばつゆにディップし、蕎麦と一緒に頂きます。
蕎麦と天ぷらのマリアージュ。
誰がこんなに美味しい組み合わせを考えたのでしょうか。
キメの細かい衣は、サクサクすぎて最後に天かすが残ります。
これも全投入して、そのままフィニッシュ。
もちろん締めは蕎麦湯。
ルチンを摂取しようという魂胆です。
一度は旧店舗の二階でぬる燗を舐めながら、蕎麦屋飲みをキメてみたいと思っていましたが、それが叶わないままコロナ禍となってしまいました。
2020年、拡幅工事完了後の旧店舗で、その夢を叶えたいものです。
ごちそうさま、虎ノ門。
さようなら、虎ノ門。
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大坂屋 砂場 本店 (そば(蕎麦) / 虎ノ門駅、内幸町駅、虎ノ門ヒルズ駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
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