食事を済ませて帰ることにしました。
以前から気になっていた蕎麦たかね 日本橋茅場町店。
立ち食い系の路麺店ですが、きちんとした十割そばを出すと評判です。
店頭には石臼。
必要な量を一時間おきに挽いて打つ、まさに挽き立て、打ち立て、茹で立ての店。
ランチタイムは食券のようですが、夜はカウンターの受け渡し口での注文と支払。
天ざるがいいかな、と思って見ていましたが、通常のそばの1.5倍という匠の乱切りそばにしました。
かき揚げを単品でトッピング。
頼んだ後で、この表示を発見。
通常のお店は普通盛150グラムが相場なので、当店の普通盛200グラムの1.5倍、つまり300グラムは他店の2倍ということになります。
ちょっと多かったかもしれません。
自動的にそばが鍋の上からプレスされて出てくる製麺機。
打ち立てを謳う路麺店で見かける方式です。
そばが茹で上がるのを待っていると、更にこんな表示を見つけました。
晩酌セット。
これにすれば良かったと思っても後の祭り。
生ビールを頼みましたが、瓶しかないというので瓶ビールを追加オーダー。
晩酌セットとは別に、日本酒の品揃えもなかなか充実。
5分ほど待って、茹で上がりました。
カウンターの上のセルフトッピング。
生卵と温泉玉子のチョイスができます。
たまご好きの私には、たまご無料というのが嬉しい。
ねぎ、わかめ、おろしとわさびを入れました。
カウンター席へ。
昼間は立ち食いなのかもしれませんが、夜は椅子が用意されています。
追加のビールは小瓶。
これで1,000円を超えてしまいました。
今宵の蕎麦屋飲み。
どう考えても頼み過ぎました。
せいろにいっぱい敷き詰められた蕎麦は、かなり分厚く盛られており、見た目以上のボリュームです。
食べる前から、お腹がいっぱいに。
天ぷらは注文を受けてから揚げるので、アツアツサクサクです。
具沢山のかき揚げをそばつゆに浸し、ビールで流し込みます。
やや平打ちの蕎麦を手繰ります。
そばつゆは辛口。
立ち食い系とは思えないレベルに納得、満足です。
中盤で玉子を割り入れます。
そばつゆが濁らない温玉にしました。
温玉に箸を割り入れます。
黄身に蕎麦を絡めて啜る至福の瞬間。
しかし、300グラムの蕎麦は、ボディブローのように私の胃にダメージを与えます。
あと一息。
こんなに苦しむとは思いませんでした。
小瓶のビールすら疎ましく思えてきます。
なんとか完食し、蕎麦湯を飲みます。
自家製面の十割そばから出た蕎麦湯は、滋味深く美味しい。
初めての店ではままあることですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という座右の銘を改めて肝に銘じる夜となりました。
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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