今日のランチタイムは傘がぎりぎりいらない位の小雨です。
身体に優しい和食が食べたくて、西新橋の小料理屋「酒処 はづき」へ向かいます。
会社から虎ノ門ビジネスタワーまで新しくできた地下通路を使い、愛宕下通りからは小走りでお店に向かいます。
昭和レトロなビルの二階。
階段の踊り場に置かれた消毒液と貼り紙が、終息が見えない「コロナ禍」を実感させます。
前回来た時には無かったパーテーションがカウンター席に置かれていました。
当然、席も間引いています。
お店を一人で切り盛りするご高齢の優しい女将さんに、あまりにも重たい「コロナ禍」の仕打ち。
12時半なら満席のピークだったのに、「Afterコロナ」は在宅勤務が増えたのか閑散としています。
超高層の虎ノ門ビジネスタワーが出来ても、このエリアの昼間人口はむしろ減っている印象です。
ここに来ると、ついしゃけの塩焼き定食を頼んでしまいますが、今日は煮魚にしました。
かれいの煮付け定食です。
女将さんの心が籠った、おふくろの味。
虎ノ門サラリーマンのオアシスも、今は閑散としているのが寂し限り。
かれいの煮付けには野菜の煮物も添えられています。
彩りと健康にも気を使った一品。
美味しいご飯はお代わりできますが、ダイエット成功以降は、このお茶碗で十分になりました。
大好きなお味噌汁。
今日の具は何でしょうか。
お新香。
今日の小鉢は厚揚げ煮。
以前は卓上に置いてあった、取り放題のご飯のお供が、小皿に取り分けられて出てきます。
感染拡大防止に努力する女将さんの気持ちが痛いほど伝わってきます。
行政の補償は受けられたのでしょうか。
まずは味噌汁をひと口。
今日の具は、大根、豆腐、キャベツ、しめじでした。
かれいの煮付けに箸をつけます。
もちろんオン・ザ・ライス。
味の滲みたかれいの煮付けに、ご飯も進みます。
ごはんのお供は昆布の佃煮と、じゃこわかめ。
これも、もちろんオン・ザ・ライスです。
野菜の煮物にもしっかりと味が滲みています。
もちろん女将さんの人柄が伝わる、優しい味付。
食べ終わる13時までの30分間に、新たに来たお客さんは三組だけ。
行列が出来ていたこの店の、往時の面影はありません。
お会計の時には、プラスチックのカップと、お釣りの120円が入ったガラスの小鉢が差し出されます。
これも今回から新しいオペレーション。
お互いを守るために接触をさける方法ですが、ここまで健気に努力を重ねる女将さんには頭が下がります。
私ごときが何か出来る訳でもありませんが、せめてこのブログを見て「酒処 はづき」にランチを食べに行ってくれる人が増えることを願うばかりです。
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