今日の残業メシは、どうしようかと会社を出て歩きながら考えます。
「そうだ、久しぶりにあそこに行ってみよう」
と向かったのは第一京浜沿いにある呑龍(どんりゅう)。
表通りにまで漂う豚骨臭は、相変わらず。
初めて来たのは2000年代の初め、20年くらい前の事。
会社が築地から新橋に移転した直後に、夜の居酒屋使いで来たはずです。
その後も居酒屋使いとしても、ラーメン屋としても数回来たのですが、2010年を最後に訪問は途絶えています。
料理もラーメンも、どうしても口に合わなかったのです。
深夜2時まで営業しているお店なので、19時半といえば宵の口。
先客はご常連と思しき一組だけ。
奥のテーブルで飲んでいます。
私は入口近くのテーブル席に腰かけ、980円の特製ラーメンをバリカタで注文。
いわゆる全部入りです。
メニューを眺めたり、当時と変わらない店内の様子を伺いながらラーメンが出来上がるのを待ちます。
程なく出てきた特製ラーメン。
チャーシュー3枚、キクラゲ、ネギがたっぷり。
切った玉子が半個。
まずはスープをひと口。
豚骨の臭みがダイレクトに伝わる個性的なスープは、「本場のまま」と言う方も多いようですが、私が長浜で食べて気に入った「元祖長浜屋」や「長浜ナンバーワン」のスープの方が深みと旨みがあって、好みに合っています。
東京なら東銀座の「やまちゃん」でしょう。
東京なら東銀座の「やまちゃん」でしょう。
そしてなによりマイナスなのは、スープがぬるいこと。
麺はもちろん細麺ストレート。
バリカタにしたのですが、ちょっと粉っぽかったです。
茹で湯を変えていないと思われる味。
チャーシューは3枚のっていますが、薄切り。
肉の旨味を感じない淡白なチャーシューです。
ネギやキクラゲとも絡めて食べ進みます。
味が平板なので、すりごまと紅生姜をオンして味変。
玉子はなぜか塩が利きすぎたしょっぱいものでした。
最後に高菜漬けも加えて、フィニッシュ。
私が知る限り、20年以上このスタイルで営業している以上、固定ファンがいるはずです。
全てが微妙なこの店が存在し続ける理由は、やはり13年ぶりに訪問しても見つけることはできませんでした。
博多長浜ラーメン 呑龍 (ラーメン / 汐留駅、新橋駅、内幸町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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