神谷町の耳鼻咽喉科で診てもらった帰りの一人メシ。
以前から気になっていた虎ノ門二丁目交差点の小さな町中華宝屋を覗いてみることにしました。
ポニーキャニオン本社のビルの横にへばりつくように建っている小さな二階建ての店。
気が付かずに通り過ぎてしまいそうですが、元々はこちらの方がずっと昔からこの地にいたはずです。
可愛らしい手書きのメニューが入口に掲げられています。
おそらく建て替えたので然程古さを感じない建物ですが、劇的ビフォーアフター並みの激狭店。
5人ほどしか座れない一階のカウンターは満席で、二階席を案内されました。
細い急な階段を上がります。
二階もやはり猛烈な狭さ。
相席前提で座ります。
もやしラーメンが人気のようなので、それを頼むことにしました。
ギョーザとセットにできるようなので、注文。
もやしラーメンのBセット。
一品も種類があって、夜は中華飲みができそうです。
おっちょこちょいの私には必須の紙エプロンをしてスタンバイ。
餃子が時間がかかるようで、私より後に来た人が、先にもやしラーメンを食べ終わる位の時差が出ました。
さすがに20分も待つとは思いませんでしたが。
それよりも驚いたのは、ライスも出てきたことです。
改めてメニューを見ると、確かに「ライス小」と書いてありました。
これは危険です。
ラーメンはたっぷりのもやし炒めの餡かけです。
セットの餃子は3個。
搾菜が付いてきます。
さあ、気合を入れて食べましょう。
餡掛けは醤油と中華スープの濃いめの味付け。
かん水が多い麺は細目で、スープともマッチ。
餃子は大ぶりなので、3個でもかなりのボリューム。
もちろんオン・ザ・ライスで。
モッチリした皮。
焦げ目はいい塩梅にカリッとしていて、餡もジューシーで肉々しい。
もちろんラーメンもオン・ザ・ライスは必須です。
途中で胡椒を振りました。
餡掛けは、もやしはもちろんですが、豚肉がたっぷり入っています。
この辺りでギブアップ気味。
何とか寄り切りました。
もやしはもったいないので、全部掬って。
「量が少ない」という口コミがありましたが、そんなことはありません。
十分な量です。
かなり待ちましたが、二階を担当するおばあちゃんと、春休みで手伝っているのか、小学生らしきお孫さんが料理を下げたりテーブルを拭いたりするのが微笑ましくて、待つのは苦になりませんでした。
全国的に絶滅危惧種となっている「町中華」ですが、この店は、再開発の荒波に揉まれながらも頑張っています。
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