夏休みも取れなかった私は、ようやく3日間お休みを頂いて旅行に出かけることにしました。
大阪時代は思い立って、ふらっとバイクや新幹線で旅に出ていたことを思い出すと、全く違う生活です。
行き先はソウル。
韓流ドラマ好きの妻のリクエストですが、私にとっても韓国は大好きなB級グルメが山ほどある魅力的な街でもあります。
過去に4回行ったことがありますが、実に2009年以来7年ぶり。
全く下調べもしないまま旅行に突入となりましたが、韓国慣れしている妻にガイドを任せて、お財布と荷物運びを引き受けることに。
とにかく安くて旨いものが食べられれば、それで良し。
成田空港のラウンジでビールを飲んで、旅はスタート。
アシアナ航空で。
繁忙期前の平日出発で、かなり安く取れました。
プルコギ風のご飯でした。
仁川国際空港に到着です。
7年前は無かった高速鉄道でソウル駅へ向かいます。
ソウルは東京同様に交通渋滞がひどいので、この高速鉄道は実に便利。
しかもバスより安いですから、使わない手はありません。
元鉄ちゃんとしては、いちいち気になる駅の構内。
快適なシートに座って、1時間弱。
渋滞知らずでソウル駅に着きました。
ホテルはHyundai Outletsの上にあるホテルスカイパークキングスタウン東大門。
ビジネスクラスですが、新しくて広々していて気持ちのいい部屋でした。
チェックインして荷解きをしてから、早速夕食を食べに出かけます。
地下鉄で阿峴(アヒョン)駅へ。
市場を抜けてすぐに、蟹の看板が見えます。
阿峴洞(アヒョンドン)カンジャンケジャン。
美味しいカンジャンケジャンを、お値打ち価格で食べさせてくれるので、行列の人気店ですが、今日は閉店に近い時間とあって、すんなり入店できました。
お店が狭いのも、行列の一因なのだろうと思わせる店内。
小上がりの座敷に案内されました。
日本語のメニューを持ってきてくれました。
蟹の種類が選べます。
唐辛子味噌漬けもありますが、もちろん基本のユッケカンジャンケジャン(渡蟹の醤油漬け)を注文します。
ワタリガニの価格高騰により、値上げせざるを得ないという張り紙がありました。
₩18,000ですが、それでも安い。
醤油が飛ばないようにエプロンをします。
デザインが可愛い。
韓国は瓶ビール文化。
旅の始まりを祝して、まずは乾杯。
あっという間に料理が出てきて、テーブルの上に並べられます。
どれも美味しそうです。
テーブルに出てきてもグツグツと煮えているのが、冬の韓国ではありがたい。
カンジャンケジャンの、この色艶。
実に美味しそうです。
ご飯も出てきました。
赤米です。
これは素晴らしい。
生きたワタリガニを醤油漬けにしているのですが、生臭さなどはもちろんありません。
しかも生ならではの柔らかさで、口の中でとろけていきます。
手が汚れるの気にせず、むしゃぶりつきます。
後で気が付きましたが、卓上に使い捨てのビニール手袋がありました。
味噌汁は具沢山。
アサリが入っています。
おかずのお代わりを聞かれたので、好物の玉子焼きをお願いしました。
味噌と卵が混ざり合い、甘みすら感じます。
醤油の味付けは、もちろん各店の秘伝ですが、当店は薄口で柔らかく優しい味わい。
口の中が醤油辛くなることもありません。
最後に甲羅に取り掛かります。
赤米を投入し、皿の上の汁をかけます。
得も言われぬ旨さに、思わず唸ります。
大満足の到着初日の最初のご飯。
これはいい旅になりそうです。