実家に帰省していた妻が帰ってきました。
「お弁当買って帰るよ」
という妻のオファーにのっかり、長男の希望で弁松のお弁当になりました。
私は前回売り切れだった「たこ飯」をリクエスト。
老舗仕出し屋らしい、経木の折に入ったお弁当。
「並六」と呼ばれる定番のおかずと同サイズの折箱に入った「たこ飯」との二段重ねのお弁当はボリューム満点。
かつては季節限定商品だったそうですが、今はデパ地下で通年購入可能な商品。
とはいえ、仕入れの関係なのか会社帰りに行くと、いつも売り切れ。
今日は早めのチェックインが必須。
「並六」と呼ばれる定番のおかずの折。
「並(ナミ)」は弁松専用の経木折のサイズ規格。「六(ロク)」は六寸を表します。
つまり、「並六(ナミロク)」は特殊規格の六寸弱の大きさ(外寸10cm×16cm×2.7cm)の折のことで、それがそのままお弁当の名称になっています。
つまり、「並六(ナミロク)」は特殊規格の六寸弱の大きさ(外寸10cm×16cm×2.7cm)の折のことで、それがそのままお弁当の名称になっています。
めかじき照焼、玉子焼、蒲鉾、豆きんとん、甘煮、生姜辛煮。
濃い目の味付は、ご飯もアルコールも進み過ぎて危険です。
弁松のお弁当といえば、白飯か赤飯が定番ですが、このたこ飯も実に美味。
おかずはどれも濃い味付けです。
濃すぎると思う時もありますが、折詰弁当の安全衛生面を考えた先人の知恵。
しかも、冷めても美味しく、酒のつまみにぴったりとくれば、これもまた良し。
そんな辛いおかずの弁松のお弁当には欠かせない豆きんとん。
箸休めにもデザートにもなる唯一の甘いおかず。
そして酒のつまみにもなりますから、車中のお弁当にも家での晩酌にもオールマイティ。
コロナ禍で日頃は縁遠かったお弁当の良さを再発見したこの1年。
こんなところにもニューノーマルの新発見です。