2021年4月28日水曜日

今日の「ウーバー」は「お父さん」ではなく「お母さん」。帰省帰りの妻が大丸東京店の「弁松」で買ってきてくれた「たこ飯」


実家に帰省していた妻が帰ってきました。
「お弁当買って帰るよ」
という妻のオファーにのっかり、長男の希望で弁松のお弁当になりました。
私は前回売り切れだった「たこ飯」をリクエスト。


老舗仕出し屋らしい、経木の折に入ったお弁当。


「並六」と呼ばれる定番のおかずと同サイズの折箱に入った「たこ飯」との二段重ねのお弁当はボリューム満点。


かつては季節限定商品だったそうですが、今はデパ地下で通年購入可能な商品。
とはいえ、仕入れの関係なのか会社帰りに行くと、いつも売り切れ。
今日は早めのチェックインが必須。


「並六」と呼ばれる定番のおかずの折。
「並(ナミ)」は弁松専用の経木折のサイズ規格。
「六(ロク)」は六寸を表します。
つまり、「並六(ナミロク)」は特殊規格の六寸弱の大きさ(外寸10cm×16cm×2.7cm)の折のことで、それがそのままお弁当の名称になっています。
めかじき照焼、玉子焼、蒲鉾、豆きんとん、甘煮、生姜辛煮
濃い目の味付は、ご飯もアルコールも進み過ぎて危険です。


弁松のお弁当といえば、白飯赤飯が定番ですが、このたこ飯も実に美味。

    おかずはどれも濃い味付けです。
    濃すぎると思う時もありますが、折詰弁当の安全衛生面を考えた先人の知恵。
    しかも、冷めても美味しく、酒のつまみにぴったりとくれば、これもまた良し。


    そんな辛いおかずの弁松のお弁当には欠かせない豆きんとん。
    箸休めにもデザートにもなる唯一の甘いおかず。
    そして酒のつまみにもなりますから、車中のお弁当にも家での晩酌にもオールマイティ。


    コロナ禍で日頃は縁遠かったお弁当の良さを再発見したこの1年。
    こんなところにもニューノーマルの新発見です。

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    テイクアウト総合点★★★☆☆ 3.5

    新橋の老舗割烹「一楽」にコロナ禍以後初めてのランチ訪問。鮭御膳は割烹らしい充実の小鉢と脂の乗った鮭が実に美味

     

    今日はゴールデンウィーク直前の出社日。
    優しい和食が食べたくて、少し足を延ばしました。
    お気に入りの割烹「一楽」です。
    12時チェックインは出遅れたかと思いましたが、行列はありません。


    コロナ対策に関する張り紙がありました。
    老舗割烹も大変です。


    先客はカウンターにお一人様が二組、奥の座敷に一組、そしてテーブルに一組。
    コロナ以前からカウンターにラップをかけた小鉢をお盆にセットして置いておくのはこの店の習わしですが、ちょっとこの時期はどうなのかな、と思ってしまいます。


    店主とホール係の女性だけのツーオペ。
    夜は休業しているのでしょうし、厳しい経営状況でしょうから人員削減は当然のこと。
    そのせいで、手が回らなくなって、料理の上げ下げに支障がでています。
    10分ほど待って、私の焼鮭が出てきました。


    ラップを外して小鉢と直にご対面。
    剥きあさりは、出汁で煮含めたものでしょうか。


    茶碗蒸し。


    お新香など。


    味噌汁は嬉しいなめこの赤出汁。


    ホール係のお姉さんが他のお客さんの対応に忙しくて、ご飯が出てくるまでもう一拍ありました。


    ようやく出そろった鮭御膳。
    私好みの割烹ランチで、とても美味しそう。


    鮭の切り身は分厚いものが二切れ。
    見るからに脂がのっているのがわかります。


    まずは味噌汁から。
    しみじみと旨い。


    作り置きなので温かくないのは常ですが、茶碗蒸しは私の好物。


    ちりめん山椒がのったご飯は、この店の定番。
    これがまた美味しい。
    お代わりは可能ですが、ダイエットにはご法度。


    鮭の切り身が大きいので、大胆に箸を入れて、そのままオン・ザ・ライス。
    予想通りの脂の乗り具合。
    絶対ご飯が足りなくなるでしょう。


    もちろん鮭の皮も一緒に頂きます。
    魚の皮は残さず食べるのが私のポリシー。


    お会計の時にはご主人が厨房からわざわざ出てきてお見送り。
    「またよろしくお願いします!」
    こちらが恐縮するほど頭を深々と下げるご挨拶。
    12時半にお店を出ると、暖簾は仕舞われていました。
    かつてほどのお客さんが来ているとは思えません。
    本当に大変な時代が続きます。


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    昼総合点★★★☆☆ 3.5

    2021年4月25日日曜日

    人気のメガ盛り食堂も閑散としている「緊急事態宣言」前夜。佐倉の食堂「幸」でさしみ定食の単品と生ビール


    日曜日の今日も妻が帰省で不在なので、息子たちと外食。
    コロナ禍以降初めてとなるメガ盛り食堂「幸」へ。


    この店も入口にアルコール消毒液。
    すっかり時代は変わりました。


    「密だったらやめようよ」
    と道中の車の中で話していたのですが、なんとガラガラ。
    いつもは順番待ちになる程の人気店ですが、お座敷に家族連れが一組いるだけ。
    明日、東京都に3度目となる「緊急事態宣言」が発出される前夜とあって、田舎町の佐倉にも緊張感を感じます。
    我々は密を避け、誰もいないカウンター席の端に座ることにしました。


    かつて佐倉アスリート俱楽部時代の高橋尚子も食べに来ていた有名な超メガ盛り食堂。
    一見、お値段は高めですが、ボリュームは他のお店の定食の2倍はあるでしょう。


    昨日、はしご酒で締めラーメンを食べてしまった私は、さしみ定食単品で注文します。
    ジャンボサイズの揚げ物が人気メニューなのですが、今日は少しでもカロリーを抑えなければいけません。


    三男にハンドルキーパーを頼んで、長男と二人で生ビール
    ここの生は入れ方が上手です。


    カウンター越しに調理の様子が見えます。
    控えめの声で3人で話しているうちに、刺身の盛り合わせが大皿にのって出てきました。
    どれも分厚い切り身です。


    白身はヒラメとスズキ。


    鮪は赤身と、少し中トロっぽいところ。


    タコとイカ。


    赤貝はホワイトボードを確認すると、特別さしみ定食につくものです。
    中トロと併せて、ご主人がサービスしてくれたのでしょうか。


    食べ応えのある刺身をつまみに、生ビールをグイグイ。


    長男が頼んだジャンボチキンカツ
    相変わらずビックリするサイズ。
    もしかして更に大きくなったのか、と思ってしまう程。


    一切れ分けてもらいました。
    鶏肉も巨大ですが、ここは衣も相当分厚く、多めの溶き卵の味もするのが私は好き。
    衣が、ややガリガリとハード系なのも、中のジューシーなチキンとのコントラストがナイス。


    2杯目はデュワーズのハイボール
    デフォルトがダブルなのが、飲ん兵衛の私には有難い限り。
    大阪勤務時代、ほぼ毎晩通った「バー・ホワイトラベル」を思い出します。


    お客さんはその後も現れませんでしたが、テイクアウトのお客さんはちらほら。
    確かにこの店は密になりがちですから、それを避けるには良い方法です。
    そもそも「幸」は食堂ですから、お弁当の持ち帰りもありだなぁと思いました。
     

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    夜総合点★★★☆☆ 3.5