気が付けば昨年4月以来ほぼ一年ぶりの訪問となる「活魚料理ととや」。
お気に入りの店ですが、ずっと忙しくて昼休みがきちんと取れないので、行列の人気店は足が遠のいていました。
13時過ぎだったのでピークは過ぎていましたが、空席があるのは意外でした。
店の外に貼られているメニューは、暗記しているくらいですが、今日はこの店の人気メニュー、ぎんだら西京焼にします。
ご飯と味噌汁はコロナ禍以降、接触機会を減らすため、おかわりをやめて、注文の時にあらかじめ量を告げるシステムに変わりました。
更に今回、特盛は、お米の価格高騰の為なしになっていました。
それよりもショックだったのはランチの価格が100円アップの1,300円になっていた事です。
長きにわたり税込み1,000円だったランチもじわじわと値上がりし、とうとう1,300円になってしまいました。
新橋サラリーマンの懐には痛い値上げ。
待たずにカウンター席に案内されます。
焼き置きしない割烹の矜持ですが、出てきたぎんだら西京焼は、随分と切り身が小さくなっていました。
味噌汁マニアの私としては、お代わりで丸々二杯飲みたいほど美味しい。
続いて、割烹の矜持を感じる茶碗蒸し。
ランチタイムに手間のかかる茶碗蒸しを、しかもアツアツで出す姿勢が変わらないのは、値上げも許してしまいたくなります。
今日の小鉢は豆腐とシメジの餡掛け風煮物。
日によって違いますが、数種類で回しているので、必ず食べたものに出会います。
ぎんだら西京焼を頂きます。
もちろんオン・ザ・ライス。
切り身は小さくなりましたが、お味は変わらず実に美味。
やはり昔から変わらない漬け物や佃煮もオン・ザ・ライスで。
ぎんだら西京焼は切り身が小さくなった分、しっかりと味わって、ゆっくり食べ進みます。
遅い時間に来たせいもありましたが、13時過ぎでこれだけ閑散としている「ととや」は初めてです。
やはり値上げの影響かもしれません。
味とサービスが変わらないのが、せめてもの救い。
それにしても、大将、急に老け込んだ感じがしました。