2022年3月10日木曜日

私が新橋で一番美味しいと思う長崎ちゃんぽん。本場の名店に勝るとも劣らない「長崎街道」

 

今日は陽気も少し春めいてきたので、ランチは久しぶりに烏森側まで歩いてみます。
古い雑居ビルが並ぶ路地裏へ。


狙いのお店は「長崎街道」
出遅れのランチで13時15分前という時間でしたが、コロナ禍でも人気のお店は満席で、少し待ちました。


ランチタイムはちゃんぽん皿うどんの二択。
どちらも美味しいのですが、今日はスープが飲みたかったのでちゃんぽんと決めてきました。


ご多聞に漏れず「まん防」の影響を受けて、夜の営業時間は短縮されています。


5分ほど待って案内されました。
狭いカウンターはアクリル板で仕切られ、まるで一蘭のようです。


目の前にうず高く積まれたお皿の上には皿うどん。


後ろを振り返れば、壁には以前と変わらず豊富な料理メニュー。
しかし、この時短営業下で、どれだけのお客さんがこの料理をゆっくりと楽しめるでしょか。


生ビールのポスターも少し寂しそう。


5分ほど待って、ちゃんぽんが出てきました。


たっぷりの野菜や海鮮。
そして紅いかまぼこが本場のちゃんぽんを彷彿とさせます。


まずはスープをひと口。
濃厚で深みのある豚骨スープは、相変わらず旨い。


山盛りの野菜をかき分け、麺を引き上げます。


極太で少し柔らかめのチャンポン麵を、野菜と一緒に頬張ります。


ちゃんぽんは啜るというよりは、食べるという感じ。


少し食べたところで味変。
卓上の胡椒をたっぷりと振ります。


いつも大盛にしようか迷うのですが、デフォルトでも十分な量なので、終盤はかなり苦しくなります。
「大盛にしなくて良かった」
と、心の中でつぶやくのも、この店での私のルーティン。


もちろんスープは飲み干しました。
ここの旨いスープを残す法はありません。


今日は寒過ぎず、暑過ぎず、絶好のちゃんぽん日和。
満腹の胃袋を消化させるために、少し遠回りをして会社に帰ることにします。

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昼総合点★★★☆☆ 3.6

2022年3月8日火曜日

ラスト―オーダーまで20分!残業帰りに船橋で途中下車して大好きな「寅屋 本町店」で旨いもつ焼きをホッピーで流し込む

 

今日は出社日。
帰りに一杯飲んで帰ろうと思っていましたが、またもや残業になってしまいました。
19時に会社を出て、船橋で途中下車。
足早にお目当てのお店に向かいます。


大好きなもつ焼きの人気店「寅屋 本町店」


先客は一人だけ。
珍しいこともあるものです。
まずは三冷の黒ホッピーで喉を潤します。


「ボイルはまだありますか?」
と尋ねると
「終わっちゃいました」
と店主の返事。
無情ですが、やむを得ません。


串も限りがあるようです。
残りのネタを見せてくれました。


とりあえず煮込みおしんこを頼んでから、組み立てを考えます。


煮込みには唐辛子をたっぷり振って。
しみじみと旨い。


一本しか残っていなかったハツで。


邪道という人もいますが、串から抜いて食べるのが私のルーティンです。


そこへもう一本、タン塩が出てきました。
本来は二本セットなのですが、ハツが一本しかなかったので、組み合わせで一皿頼むことができました。
一人飲みなので、種類が食べられて小さな幸せ。


ここで
「食べ物はラストオーダーです」
と声がかかります。
「まん防」がまだ出ていますから、21時閉店に合わせて、食事20時ラストオーダー、アルコールは20時半ラストオーダーという厳しい時代です。
必ず頼むシロが売切れでしたがの、ガツハラミタレで頼みます。


もつの旨味が上手く封じ込められた絶妙の焼き加減。
肉厚でジューシーで、実に美味。


いつもなら二杯目は天羽ハイボール、いわゆる下町ハイボールを頼むのですが、ふと壁のポスターが目に留まりました。


キンミヤハイボール
レモンは抜いてもらって、私の好きなプレーン酎ハイで頂くことにします。


強炭酸のドリンクニッポンを注ぎます。
このプロセスが楽しい。


いつの間にかお客は私一人。
厨房も片付けが始まっています。
「今日はお客さん少ないですね。やっぱりまん防のせいですかね?」
「早い時間はまあまあ来てたんですけどね。今日は寒いからじゃないですか」
「そうですね。小雨も降ってたしね」
「また土曜日に来てくださいよ」
「そうですね。また息子たちと来ます」


ちょっと飲み足りませんが、20時半前に切り上げてお会計。
ささやかなサラリーマンの楽しみである、会社帰りの一杯も、まだまだ自由に楽しめない時代が続きます。


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夜総合点★★★☆☆ 3.8

贅沢に卵3個を使ったフワトロオムレツがのった絶品オムハヤシ。新橋駅前ビルの人気ランチスポット「風月食堂 尾和」


今日は出社日。
昨日、友人のSNSでこのメニューを知り、たまご好きの私は居ても立っても居られなくなりました。
今日はランチのために出勤したといっても過言ではありません。
新橋駅前ビル1号館2階にある「風月食堂 尾和」


通路の突き当りに見えるのがが本店の「正味亭尾和」
こちらもサラリーマンに人気のランチスポットで、オーナーは私の元同僚。
今日は正味亭ではなく、風月食堂にお邪魔します。


居酒屋の正味亭尾和は、ランチタイムはコスパの良い定食中心のメニューですが、風月食堂尾和は、激辛カレーや、昭和の甘口カレー、懐かしいラーメンなど、昭和サラリーマンが喜ぶ単品メニューが中心のコンセプト。


そんな私の今日の狙いは、カレーでもラーメンでもありません。


アイドルタイムの限定メニュー「オムハヤシ」です。
1,100円と新橋サラリーマンには若干ハードルが高い価格設定ながら、尾和ですから味は間違いないはず。
そして、私が何としても食べたいと思ったのは、たまご好きの私も唸る「卵3個を使ったフワトロオムレツ」がのっているからなのです。


「アイドルタイムメニュー」という言葉の定義がファジーですが、手間がかかる料理なので、12時から13時のピークタイムは避けてくださいということのようです。
それもあって、今日は11時45分チェックイン。
先客は3人で、既に料理を食べているので、オーダーは可能そうです。
ホール係の女性に
「オムハヤシ、今出来ますか?」
と確認します。
奥の厨房に確認し、OKが出ました。
券売機のオムハヤシのボタンは消灯しています。
「現金でお願いします」
という指示に従います。


コの字カウンターは、古典的な居酒屋仕様。
カウンターの向こうには、アクリル板を挟んで、私よりも遥かに先輩かつ年配の、お元気そうなサラリーマンがカレーやラーメンを食べています。


卓上には豊富な調味料が用意されています。
好みの味で食べて欲しいという、オーナーのおもてなしの気持ちが現れています。


時間がかかると言われましたが、5、6分で出てきたので、さほど待ったとは思いません。


大皿にいっぱいのハヤシ。


小鉢はキャベツのナムル的な胡麻和え。


お皿の向きを変えてみると、ハヤシの海の向こうに隠れていたオムレツの大きさがわかります。
原価計算を間違えたのか、卵3個を贅沢に使った、たっぷりのオムレツに、私の喉はゴクリ。


そのフワトロオムレツとハヤシの境界にスプーンを入れます。
トロトロのオムレツと濃厚なハヤシ、その下に隠れていたライスが三位一体となる小宇宙。


濃厚なデミグラスソースのハヤシも絶品です。
期待通り、いや期待以上と言っていいでしょう。


あまりに前のめりで、薬味を添えるのを忘れていました。
らっきょうと福神漬けをオン。


ライスは刻みピーマンが入っていて、バターライスにアクセント。
モグモグと食べているところに、奥の厨房から、友人でもある料理人のAさんが私に挨拶しに来てくれました。
オムハヤシを頬張っていた私は、挨拶もろくすっぽ出来ませんでしたが、料理を指さしながら
「ふごくおいひいでふ」
というようなことを、なんとか言いました。
厨房を切り盛りする名料理人Aさんの面目躍如です。


たまご好きの私ですが、オムレツとガチンコ勝負のハヤシも素晴らしいクオリティと感じました。
しっかり煮込まれた牛肉や玉葱は、実に柔らかく、味も深みがあってマイルド。
大満足です。
次回は、以前から気になっていて、まだ食べたことがないラーメンを頂いてみようと思います。
ごちそうさまでした。


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風月食堂 尾和居酒屋 / 新橋駅汐留駅内幸町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5