2014年10月11日土曜日

9泊10日九州一周ツーリングひとり旅⑳ 九州一周ツーリングの最後となる小倉の夜の〆はご当地B級グルメ。「鉄板焼 沢」で小倉焼きうどん

焼鳥かんぐんで、安くて旨い焼鳥を、地元のお客さんに混じって堪能しました。
繁華街の中を歩いて向かったのは、鉄板焼 沢


飲食店ビルの一階の奥まった所にありますが、小倉では知られた鉄板焼の店。
そして今やご当地B級グルメに成長した小倉焼きうどんの人気店でもあります。
もちろん福岡県ですから、美味しい豚骨ラーメンの店もたくさんありますが、今回はあえて焼きうどんにしました。


L字型のカウンターと綺麗に磨かれた鉄板。



ステーキこそ高価ですが、他はリーズナブル。
魚介や野菜、お好み焼きなどをツマミに飲む、というスタイルのようです。


二軒目ですので、ビールではなくハイボールからスタート。


なかなか良い雰囲気の店で、店員の接客も感じが良いので、いきなり焼きうどんももったいなかな、と一品頼むことにしました。
ちょっとヘルシーにとうふ鉄板
620円です。


目の前の鉄板で手際よく焼き、蓋をして少し蒸し焼きにしたもの。
熱い鉄板に乗って出てくるところが、プチゴージャスな演出です。


熱々をフーフーしながら食べます。
お醤油ベースの味が、シンプルだけど美味しい。


隣のお客さんがステーキを頼みました。


素晴らしい肉質と大きさ。
これならあの値段も納得です。


芋のロックにしました。
焼きうどんも発注。


鉄板に乗って出て来ました。


実は、「焼うどん」も北九州小倉が発祥地とされています。
終戦直後、鳥町食道街だるま堂の店主が、焼そば用のそば玉がなかったため、干しうどんをゆがき、焼いて出したところ大好評だったのが始まりとされています。
私はてっきり大阪が発祥の地だと思っていました。

しかし、その定義は比較的緩く、以下の項目から5つクリアしていれば良いそうです。
①乾麺を使用するべし
②キャベツは若松産であるべし
③豚肉はバラ肉であるべし
④玉葱はその甘さを引き出すべし
⑤秘伝のソースはよく研究するべし
⑥削り節はアジ、サバ節を使用するべし
⑦小倉地酒で香り豊かに仕上げるべし


たっぷりのキャベツを始め、シャキシャキの野菜炒め。


この店は生麺を使っていますが、発祥は乾麺。


味付けは醤油ベース。
先ほどの豆腐ステーキと同じでしょうか。
少しにんにくの風味も感じます。
その店独自の美味しさがあるのです。


大満足の小倉の夜となりました。
タクシーを拾って宿へ戻ります。



関連ランキング:鉄板焼き | 平和通駅旦過駅小倉駅

コンビニで買った寝酒で仕上げ。
本当は久留米に泊って、屋台の焼鳥と久留米ラーメンを食べたかったのですが、明日の台風接近に備え、フェリーの出る新門司港に近い小倉に宿を取りました。
しかし、結果的には大満足。
明日はチェックアウトギリギリまで寝るつもりです。
台風19号の動きが気になりますが、今夜はゆっくり旅の思い出に浸りながら酒を飲むことにします。



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鉄板焼 沢鉄板焼き / 平和通駅旦過駅小倉駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

9泊10日九州一周ツーリングひとり旅⑲ 筑豊の歴史を知りたくて田川市石炭・歴史博物館へ。ツーリング最後の夜は小倉の焼鳥「かんぐん」で名物の鳥皮


吉野ケ里遺跡を後にして、ハンドルを筑豊に向けました。

今日の宿、小倉に行く前にどうしてももう一箇所寄りたい所があったのです。

田川市石炭・歴史博物館
筑豊地方最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田坑の跡地に1983年オープンした、かつて日本のエネルギーを支えた筑豊炭田の石炭産業に関する資料を展示した石炭鉱業史の専門館です。


先月長崎軍艦島を訪れ大変感銘を受けましたが、 元々ヤマの男たちの暮らしにはすごく興味がありました。
少年時代に読んだ「青春の門」の影響かもしれません。


途中で渋滞に巻き込まれ、博物館に着いた時には入館締め切りの17時を少し回っていましたが、頼み込んで入れてもらいました。
30分しか見る時間はありません。


筑豊地区の石炭の生成の地質学的な解説から始まり、原始的な採掘から近代的な採掘までの、炭鉱で使われた道具や機械類の変遷を展示解説しています。


今の子どもたちは見たこともないであろう石炭製品。


屋外展示スペースには実際に炭坑での作業に使われた電気機関車やトロッコ、炭坑用機械などが展示され、当時の炭鉱夫が暮らした標準的な炭鉱住宅が再現されています。


2階の展示室に収蔵されている絵画がとても興味深いものでした。
実際の炭坑労働者だった山本作兵衛氏の作品で、2011年ユネスコにより日本で初めてユネスコ記憶遺産(世界の記憶)に登録されました。
炭鉱で働く人達の習俗や、当時の作業の様子などが、実によく描写されていて、当時の様子が想像できます。

なんとか閉館の17時半までに駆け足で見て回りました。
施設の外は公園になっていて、炭鉱当時の施設が保存されています。
伊田竪坑櫓


三井田川炭鉱の二本煙突


筑豊地区で使われた蒸気機関車9600形(59684)と貨車(石炭車)1両


すっかり日が暮れました。
ここから小倉までは、まだ1時間以上かかります。


小倉の宿にチェックインし、シャワーを浴びてから小倉駅そばの繁華街へ。


駅からほど近いところにある焼鳥かんぐん


カウンターと小上がりだけの小さな店は満員。
地元のお客さんで賑わっています。
焼鳥屋ですが、ネタケースを覗くと、魚介の品揃えも充実しています。


豚足も。


私のような旅人は完全にアウェイな感じですが、そこはB級グルメを自負する私ですから臆することはありません。
幸いカウンターに一席だけ空いていましたので、そこへ座らせてもらいました。


とにかく鳥皮が安くて旨いとの評判です。
なんと一本30円


まずは生ビール


突き出しはポテサラ
これが、いきなりの旨さ。
ポテサラの旨い店は間違いないという自説に従えば、この店はかなりイケるはず。


焼鳥を頼んだ後、ホワイトボードに書かれた刺身を物色。
イワシ刺を頼みました。


鮮度のいいイワシ刺が出てきました。


外観や内装からは想像つかない、なかなかの実力店です。
地元客で賑わっているのも頷けます。


焼鳥が、お皿の上に野菜と一緒にのって出てきました。
ちょっと意外なプレゼンテーション。


プリプリの


も焼けました。


甘辛いタレが美味しい。
何本でも食べられそうです。
10本食べても300円ですし。


はつ


焼酎に切り替えます。
お店の名前と同じかんぐんをロックで。


白ねぎ


うずらベーコン


私の右隣で恋バナに花を咲かせていたヤンキー風のお姉ちゃんたちも帰って、急に静かになりました。
それでも、彼女たちの話す小倉弁は妙に可愛く、耳障りの良いものでした。


お会計は2,390円。
店員さんたちは大将以外は皆女性。
とても感じの良い接客でした。
まだまだ食べたかったのですが、もう一軒いくつもりなので、ここで打ち止めにします。



関連ランキング:焼き鳥 | 小倉駅平和通駅旦過駅


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かんぐん焼き鳥 / 小倉駅平和通駅旦過駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5