一気に茶碗蒸しもやっつけようと吉宗(よっそう) を訪ねましたがあいにく閉店。
下足番の方に茶碗蒸し一個でも注文できることを確認。
明日のランチに回すことにしました。
ベルナード観光通りという商店街を抜けて食後の散歩。
消化を促進しないと、もう一食は入りません。
中華街を見に来ました。
想像よりもこじんまりとした中華街は、夜も早く既にほとんどのお店が閉店。
そこで、繁華街の思案橋に行ってみる事にしました。
「思案橋ブルース」などというレトロ演歌の歌詞を思い出しながらブラブラと。
昼間はどこにいっても人が少ない印象でしたが、ここにはたくさん人がいました。
偶然見つけた餃子のお店雲竜亭本店。
「長崎名物一口餃子」と暖簾に染め抜かれています。
しかも店内は賑わっていて、お客さんが並んでいます。
早速食べログでチェックすると、なかなかの高評価。
一口餃子といえば博多の名物と思っていましたが、長崎でも名物なのでしょうか。
それを確かめるべく暖簾をくぐって中に入りました。
実にいい感じの下町の餃子専門店。
「これは大正解だな」
と「孤独のグルメ」の井之頭五郎よろしくひとりごちました。
カウンターの隅っこに空席がありました。
そこへ身体を滑り込ませてメニューを眺めます。
赤いデコラ張りのテーブルがなんともB級食堂っぽくて私好み。
もちろん生ビールと一口餃子。
一口だから二人前注文。
卓上の調味料を使って餃子のタレを用意します。
お腹が空いて来ました。
にんにく入りの自家製ラー油と柚子胡椒。
期待が高まります。
出て来ました。
「あっ、しまった!一口なのに意外とデカい!」
神戸の赤萬のようなサイズを想定していた私は不覚にもしくじりました。
でもなんとかしなければなりません。
いや、なんとかなるでしょう。
特製のにんにくラー油と柚子胡椒で頂く餃子はもっちりと蒸し焼きにされた皮と、肉汁が溢れる餡が実に美味。
無造作な盛り付けは、私が大好きな神戸のひょうたんを思い出します。
隣の二人連れが頼んだ美味しそうな料理を見て愕然としました。
どうやらニラトジというもののようです。
ニラを卵で綴じただけのシンプルな料理ですが、粗く溶かれた卵の半熟度合いが半端なく、猛烈に美味しそう。
「餃子を一人前にしてあれを頼めば良かったな」
と思っても後の祭り。
ニラトジを横目で見つつ、一口餃子にしては随分大きな餃子をなんとか寄り切って全部食べました。
さすがに満腹です。
今日何度目か記憶がありませんが、すっかり路線を暗記した長崎電鉄の一日乗車券を使い、宿に戻りました。
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雲龍亭 本店 (餃子 / 思案橋駅、観光通駅、正覚寺下駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5