2019年10月18日金曜日

ようやく来れた新橋居酒屋ランチの人気ニューカマー。「伊萬里」でコスパ最高の「スペシャルランチ」


インスタブラムで、フォローしている何人かの方から情報がもたらされていた西新橋に近いビルの地下にある居酒屋「伊萬里」
先月でランチ営業をやめてしまった超人気店「和楽」の板長さんが独立して始めた店だという噂もあって、気になっていました。
「ランチをコンビニサラダに変えるだけダイエット」を始めてから、外食ランチがめっきり減ったので、なかなか訪問するチャンスがありませんでした。
今日は、新橋本社での会議が終わって、虎ノ門の事務所に帰る途中に寄ってみることにしました。
海鮮ランチで人気の割烹「小次朗」と同じ路地。


ビルの階段を下りて地下へ。
13時過ぎで三人待ちですから、やはり人気のようです。


幸い、然程待つことも無く案内されました。
メニューは税込1,000円で定番5種類と特別メニューのミニ丼カキフライセット。
確かに和楽に似て、フライものと刺身のセットという組み合わせに期待が高まります。
牡蠣好きの私は、エビ・牡蠣ランチに目が留まりますが、揚げ物は控えています。そこでフライの量が少な目で、その代わりに焼魚が付くスペシャルランチにしてみました。


お新香とお茶が運ばれてきます。


厨房が店主が一人で切り盛りしているようです。
アシストは女性が一人、ホール担当も女性が一人という三名体制の布陣です。
厨房からはフライを上げる油の音が聞こえます。
注文を受けてから揚げる、当たり前ながらもないがしろにされがちなオペレーション。
先客が滞っていたので、私の料理が出て来るまで12、3分待ちました。


最初にエビフライとカキフライのお皿が、続いて味噌汁、ご飯、お刺身、鯖の塩焼きが同タイミングで出てきました。


テーブルの上はたちまちいっぱいです。


まずは味噌汁をひと口。


どれから箸をつけていいか迷うおかず群から、まずはエビフライを選んで、マヨネーズにつけてパクリ。
プリプリの大ぶりなエビです。
久しぶりの揚げ物は、やっぱり旨い。


次は厚切りのブリ刺し。
お皿に四切のっています。
もちろんオン・ザ・ライスで。


更に鯖塩焼きに箸を入れ、小ぶりながらも脂ののった身を、これまたオン・ザ・ライス。
お茶碗一膳のご飯が進みます。
お代わり可能なお店ですが、ダイエット中の身には、禁じ手。
限られた大切な資源であるご飯で、この大量のおかずを差配しなければなりません。
日頃鍛えたライスコントロールの腕が試されます。


最後は大好物の牡蠣フライ。


ソースをかけた大きな牡蠣フライに齧り付いて、内部の構造を確認。
やはり見立て通りの「二個イチ」でした。
当然オン・ザ・ライス。


その後も代わる代わる少な目のご飯を慎重に使いながらのオン・ザ・ライスを進めていきます。


ここで、初訪問の店でいつも試みるチャレンジ。
「すいません、味噌汁お代わりできますか?」
味噌汁が大好きな私は、二杯は飲みたいのです。
ホール係の女性は、ご飯のお代わりには慣れていても、味噌汁コールには驚いたようで、厨房に確認に行きます。
厨房のアシスト担当の女性(もしかして店主の奥さんでしょうか?)が、顔を出し
「結構ですよ。ある時なら」
とにこやかにOKしてくれました。
15時までのランチ営業ですが、12時台ならやんわり断られたかもしれません。
13時過ぎだったからだとしたら、レイトランチになったことも、小さな幸せにつながったといえます。
大根と油揚げのアツアツの味噌汁を飲んで、汗が一気に噴き出してきました。
気温は20度を切っているというのに、相変わらずの汗かきです。
太っているから汗かきだと思っていましたが、痩せても汗をかくというのは、体質なのでしょうか。


そんな事を考えながら、美味しいランチを食べ終わりました。
昔ならご飯は間違いなくお代わりしたはずですが、今日はお茶碗一膳でも腹パン。
満腹中枢は完全に正常化したようです。
1,000円ポッキリのお会計を払い、味噌汁のお代わりを許してくれたお礼も告げて、お店を出ます。
13時50分で、ランチ営業終了の15時までまだ時間はありましたが、売り切れ終了の貼り紙が出ていました。






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昼総合点★★★☆☆ 3.5

2019年10月17日木曜日

大衆酒場で下町ハイボールはしご酒 曳舟~八広編② 昭和レトロな八広駅前の「日の丸酒場」で強炭酸ハイボール


曳舟の大衆酒場「岩金」下町ハイボールで上機嫌になった私は、二軒目に向かいます。
曳舟川通り荒川に向かい、更生橋交差点に差し掛かります。
曳舟川が暗渠になる前にかかっていた更生橋は、かつて遊郭「玉ノ井」があったことから、遊びの帰りに渡るときに更生せよとの意味があったとか。
花街の東向島らしいエピソードですが、いずれにしてもここは江戸の朱引きの北東端。
つまり江戸の端っこ、川の向こうは江戸の外という訳です。
そんな事を思い出せる痕跡もない、マンションが立ち並ぶ交差点を南に曲がると、その先は京成線の高架橋。


20年ほど前に高架駅になって、すっかり様変わりした八広駅ですが、それ以前は荒川駅という名前でした。
その駅前にあった酒場が、昔のまま残っています。
なんとも昭和レトロな「日の丸酒場」


暖簾はいつも逆にかかっています。
開店前かラストオーダーを意味する「逆暖簾」ですが、どちらでも無いのに逆なのは、何か意味があるのでしょうか。
その逆暖簾を潜って店内へ。


L字カウンターと広めの小上がりは、飴色ですが、厨房はしっかりと磨きがかかっています。
先ほどの岩金同様、間違いないと確信できます。


カウンターに座って、ドリンクをオーダー。
もちろん下町ハイボールです。
ここでは「焼酎ハイボール」とメニューにあるのが、それです。


つまみは山かけ目玉焼きを注文。
三人の店員さんの顔が似ているのは、三兄弟だからだそうです。
独特の謳うような声で注文を復唱する店主の所作が、雰囲気を盛り上げてくれます。
タイプは違いますが、北千住の「大はし」を思い出しました。
山かけは、久しぶりに食べましたが、やはり居酒屋メニューの王道。


目玉焼きは固かったのが残念ですが、それでも醤油をかけて食べれば、黄身の甘みが感じられて最高です。


勢いよく炭酸を注ぎ、後からナカを足すスタイルの下町ハイボールは、強炭酸のキックが効いた絶品ですが、今日はさすがに飲み過ぎました。


そろそろいい時間ですから、お開きにして帰ることにします。
今日も乗り過ごしに要注意です。




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夜総合点★★★☆☆ 3.5

大衆酒場で下町ハイボールはしご酒 曳舟~八広編① 地元のご常連で賑わう「岩金酒場」でゆっくりとスタート


今日は下町ハイボールが飲みたくて曳舟へ。
京成曳舟駅で降りて、霧雨の降る中を「岩金酒場」に向かいます。
今は暗渠になった曳舟川の交差点から振り返れば、スカイツリーが大きく見えます。
押上から一駅ですから、むべなるかな。


5分ほど歩くと、見慣れた渋い佇まいと長暖簾が見えてきます。
色あせた「大衆酒場 岩金」の文字が、むしろ好ましい味わいです。


長暖簾を潜ると、珍しく空いています。
テーブル席に座って、まずは下町ハイボールを頼みます。


「氷は入れますか?」
と聞いてくれるところが嬉しい。
もちろん氷無しでお願いします。


ここは従業員が全員女性。
私は勝手に「曳舟のガールズバー」と呼んでいますが、とてもアットホームな雰囲気が大好き。
飴色の店内に、コンクリ打ちっぱなしの床。
年季は入っていますが、厨房はしっかり磨かれています。
この店のクオリティの高さが、そこからもわかります。
こんなお店がご近所にあるご常連が羨ましい限り。


メニューを見るとホワイトボードの料理には「消費税を5%上乗せします」と書かれています。
以前は「3%頂きます」と書かれていたので、2%の増税。
残りはお店が飲み込んでいるということでしょうか。


つまみは、昆布〆さば厚揚焼を頼みます。


仕事疲れもあって、ハイボールのピッチも上がります。
氷抜きのハイボールはナカが濃いので、酔いの回りも早いです。
好物のたまご料理から、にら玉を注文。
半熟加減と濃いめの味付けがナイスです。


そこへかなり酔った高齢の酔客二人が入ってきました。
空席があるにも関わらず、満席だと言って断っています。
その雰囲気から「出禁のお客かな」と思っていたら、やはりそうでした。
女性だけで酒場を仕切るのは大変です。
ちょっとハイピッチで飛ばしたので、三杯目は氷入りにします。


それでも炭酸が半分残っているので、もう一回氷入りのナカをお代わりして、ここは切り上げることにします。
二センベロのお会計を払って、河岸を変えることにします。





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夜総合点★★★☆☆ 3.5