インスタブラムで、フォローしている何人かの方から情報がもたらされていた西新橋に近いビルの地下にある居酒屋「伊萬里」。
先月でランチ営業をやめてしまった超人気店「和楽」の板長さんが独立して始めた店だという噂もあって、気になっていました。
「ランチをコンビニサラダに変えるだけダイエット」を始めてから、外食ランチがめっきり減ったので、なかなか訪問するチャンスがありませんでした。
今日は、新橋本社での会議が終わって、虎ノ門の事務所に帰る途中に寄ってみることにしました。
海鮮ランチで人気の割烹「小次朗」と同じ路地。
ビルの階段を下りて地下へ。
13時過ぎで三人待ちですから、やはり人気のようです。
幸い、然程待つことも無く案内されました。
メニューは税込1,000円で定番5種類と特別メニューのミニ丼カキフライセット。
確かに和楽に似て、フライものと刺身のセットという組み合わせに期待が高まります。
牡蠣好きの私は、エビ・牡蠣ランチに目が留まりますが、揚げ物は控えています。そこでフライの量が少な目で、その代わりに焼魚が付くスペシャルランチにしてみました。
お新香とお茶が運ばれてきます。
厨房が店主が一人で切り盛りしているようです。
アシストは女性が一人、ホール担当も女性が一人という三名体制の布陣です。
厨房からはフライを上げる油の音が聞こえます。
注文を受けてから揚げる、当たり前ながらもないがしろにされがちなオペレーション。
先客が滞っていたので、私の料理が出て来るまで12、3分待ちました。
最初にエビフライとカキフライのお皿が、続いて味噌汁、ご飯、お刺身、鯖の塩焼きが同タイミングで出てきました。
テーブルの上はたちまちいっぱいです。
まずは味噌汁をひと口。
どれから箸をつけていいか迷うおかず群から、まずはエビフライを選んで、マヨネーズにつけてパクリ。
プリプリの大ぶりなエビです。
久しぶりの揚げ物は、やっぱり旨い。
次は厚切りのブリ刺し。
お皿に四切のっています。
もちろんオン・ザ・ライスで。
更に鯖塩焼きに箸を入れ、小ぶりながらも脂ののった身を、これまたオン・ザ・ライス。
お茶碗一膳のご飯が進みます。
お代わり可能なお店ですが、ダイエット中の身には、禁じ手。
限られた大切な資源であるご飯で、この大量のおかずを差配しなければなりません。
日頃鍛えたライスコントロールの腕が試されます。
最後は大好物の牡蠣フライ。
ソースをかけた大きな牡蠣フライに齧り付いて、内部の構造を確認。
やはり見立て通りの「二個イチ」でした。
当然オン・ザ・ライス。
その後も代わる代わる少な目のご飯を慎重に使いながらのオン・ザ・ライスを進めていきます。
ここで、初訪問の店でいつも試みるチャレンジ。
「すいません、味噌汁お代わりできますか?」
味噌汁が大好きな私は、二杯は飲みたいのです。
ホール係の女性は、ご飯のお代わりには慣れていても、味噌汁コールには驚いたようで、厨房に確認に行きます。
厨房のアシスト担当の女性(もしかして店主の奥さんでしょうか?)が、顔を出し
「結構ですよ。ある時なら」
とにこやかにOKしてくれました。
15時までのランチ営業ですが、12時台ならやんわり断られたかもしれません。
13時過ぎだったからだとしたら、レイトランチになったことも、小さな幸せにつながったといえます。
大根と油揚げのアツアツの味噌汁を飲んで、汗が一気に噴き出してきました。
気温は20度を切っているというのに、相変わらずの汗かきです。
太っているから汗かきだと思っていましたが、痩せても汗をかくというのは、体質なのでしょうか。
そんな事を考えながら、美味しいランチを食べ終わりました。
昔ならご飯は間違いなくお代わりしたはずですが、今日はお茶碗一膳でも腹パン。
満腹中枢は完全に正常化したようです。
1,000円ポッキリのお会計を払い、味噌汁のお代わりを許してくれたお礼も告げて、お店を出ます。
13時50分で、ランチ営業終了の15時までまだ時間はありましたが、売り切れ終了の貼り紙が出ていました。