長男が留守宅から来阪。
法事に引っ掛けてずっと会っていなかった私の実家の母や親戚に会うためです。
金曜日の夜に天満駅まで迎えに行き、その足で東天満の居酒屋美尋に連れてきました。
生ビールで乾杯。
自宅や外食先で家族と一緒に飲んだことはあってもサシ飲みは初めてでなんだか照れくさい気分。
枝豆。
南蛮漬。
豚の角煮。
牛スジのドテ煮。
チェーン居酒屋しか行ったことがないという息子は
「こんなお店はテレビでしか見たことない」
とカウンターの上に10種類以上並べられた大皿料理に感動しています。
お造りをお願いしました。
本人の希望でかんぱち、私のオススメで鱧。
息子は鱧が初めて。
「旨い、旨い」と喜んで食べていました。
珍しいものを食べさせてみようと大阪風の湯どうふを頼みました。
出汁で煮た湯どうふ。
とろろ昆布が上にのっています。
浪速でしか食べれない一品です。
自家製のハタハタの一夜干し。
今日は土用の丑の日。
鰻丼を作ってもらいました。
今年は一段と高価だという貴重品ですが、並ばずにお値打ちな鰻丼を飲みの〆に食べれる幸せ。
美味しいお新香付き。
常連さんが実家から送ってもらったというスイカをおすそ分けのデザートで。
夏も盛りと実感。
ちょっと手の空いたマスターが私の息子と話してくれました。
まだ聞いたことのなかったマスターの若いころの生きてきた道も含め重みのあるお話。
社会人として将来どんな道に進むべきか、人生で何が大事なことなのか、まだ決めかねている息子に親身になって話してくださいました。
ありがとうございました。
二軒目も行きつけの店、バーホワイトラベル。
ボトルキープはありますが、息子にはこの店の売りであるギネスの生をまず飲ませました。
私はいつものハイボール。
今日も付き出しは凝った冷製スープ。
マスターもスタッフもまだ若い息子にきちんと接してくれました。
未来に夢を描きにくい閉塞感のある社会ですが、そんな中でしっかりと地域に根を張って生きているマスターの生き様は息子に何かをインスパイアしてくれたような気がします。
時刻は0時を回り、初めての親子のサシ飲みを終え、店を出ました。