2015年1月24日土曜日

「マッサン」を訪ねる旅 小樽・余市編⑨ 小樽の夜は花銀で締めくくり。居酒屋「おおとみ」で心温まるもてなしを受ける

地元で人気の魚真(うおまん)で寿司を摘まんでから、二軒目に向かいます。
裏通りは雪かきの山で車は一台しか走れなくなっています。


その山がところどころ途切れています。
飲み屋への通路が確保されているのです。


なんとも北国らしい風景です。


小樽の中心商店街、サンモール一番街アーケードの中にあるおたる屋台村レンガ横丁。
観光客には人気のスポット。


昨日ランチを食べたおたる政寿司本店のある寿司屋通りに面して花銀の文字。
ここから先が小樽花園銀座商店街、通称花銀。
通りに面して商店と飲食店が並んでいます。


しかし一本脇に入ると飲み屋などが並ぶ一角。
この辺りは夜が遅いようです。


狙いを定めて来たのは郷土料理おおとみ。


飲み友達が昨年秋に小樽・余市旅行に行った時に、飛び込みで入ってなかなかいい店だったと聞いていたからです。


軒先には、なにやら大きな魚の乾燥した尾びれが吊るされています。


暖簾をくぐって一階のカウンター席へ。
二階では地元の方々の宴会が行われているようです。
私の長年の居酒屋巡りの経験から、地元の人が宴会する店は間違いないと確信しています。


ゆっくりと店内を眺めます。


天井から吊るされているのは、今日ランチを食べた柿崎商店で売っていた八角でしょうか。


厚岸産の殻付きカキが目に留まりました。


とりあえずビール。
もちろんサッポロです。
二軒目なので瓶をマイペースで。


メニューを矯めつ眇めつ眺めます。
飲兵衛には一番楽しい時間。


友人の情報通り、なかなか魅力的なラインナップ。
お値段もリーズナブルです。

お造りや焼き物。


天ぷらやフライ。


おすすめの名物料理。


〆のごはんものや寿司。


自分が大好物ということもありますが、やはり今の時期はカキ。
厚岸産の焼きカキを。
基本は3個だそうですが、2個にしてもらいました。
こんなわがままも嫌な顔一つせずに応えてくれる60絡みの店主。
寡黙で実直な印象です。
一緒に厨房で働いているのは息子さんでしょうか。


肉厚で大きいのが厚岸産の特徴。


プリプリで濃厚な甘みを感じます。
海のミルクと言われるカキですが、まさにそんな感じ。


鵡川(むかわ)産のししゃも。
「オスにしますか、メスにしますか?」
と聞かれました。
「オスでお願いします」
ししゃもは子持ちが人気ですが、私はオスの方が身の味が感じられるので好き。


またもや日本酒です。
今回の旅は日本酒づいています。
北海道ですから千歳鶴。
熱燗にしてもらいました。
正二合。


おススメの一品から八角軍艦焼きを頼んでみました。
小樽で獲れた八角に合わせ味噌と葱をのせ、田楽焼にしたもの。
小樽の名物料理です。


顔はグロテスクですが、味は淡白な白身魚。
今が旬です。


皮は固いのですが、素揚げして骨せんべい風にして添えられています。


こんな風に皮と身の間に箸を入れると、容易く身離れします。
もちろん元から私が知っていたわけではなく、店主に教わったから出来たのですが。


綺麗に食べました。
「それ、揚げて骨せんべいにしますよ」
と店主。


さすがに頭は出て来ませんでしたが、骨と皮がカリッと揚がって、再び私の前に現れました。


何とも酒が進むアテ。


カウンターには地元の二人連れ、更には一人客も現れていつしか私も交えた会話が始まります。
二階の宴会の片づけを済ませた奥さんも加って会話の輪が広がります。
北海道では暖房の温度が高いから家ではTシャツで過ごすとか、冬にアイスクリームが売れるとか、そんなケンミンショーネタを私が振ると、ご主人が
「いやぁ、Tシャツは無いですよ」
と笑います。
「え、俺Tシャツだよ。アイスもしょっちゅう食べてるし」
と二人連れの一人が話します。
見ず知らずの旅人を温かく迎えてくれる素敵なお店。

店を出ると再び雪は激しくなっていましたが、私の心はとても温かくなっていました。





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郷土料理おおとみ (郷土料理(その他) / 小樽駅)

夜総合点★★★☆☆ 3.3

 

「マッサン」を訪ねる旅 小樽・余市編⑧ 今宵も寿司からスタート。地元で人気の「魚真」で生にしん刺と特上握り

一日中余市蒸留所を歩き回り、最後もウイスキー博物館内の有料試飲バーで立ち飲み、余市からの戻りの列車も混んでいてずっと立っていたせいか、かなり足が疲れました。
宿の温泉にゆっくり浸かって部屋で少し休んでから行動を開始しました。

今宵も寿司から。
地元の方にも観光客にも人気の魚真(うおまさ)にお邪魔しました。


ナビを頼りに店に着きました。
北海道らしい二重玄関の内側に暖簾。
中に入ってから気が付きましたが、こちらは裏口でした。


店内は小部屋がたくさんありますが、いずれも満席。
幸いカウンター席に少しだけ空きがありましたので、無事座ることができました。


まずは生ビールで喉を潤します。
もちろんサッポロクラシック。


突出しは北海の幸、つぶ貝の煮物。


壁に小樽産生にしんの貼紙。
これは是非いただきましょう。


足の早いにしんは、内地ではなかなか刺身で食べることはできません。


程よく脂ののったにしんは薄造り。
口の中で繊細な味わいを残してくれます。


今日ももう一軒行くつもりなので、ここはお好みではなく握りのセットでまとめておこうという組み立て。
特上10貫にしました。


生にしんの刺身をつまみ終わったころに寿司が出て来ました。


アルコールは日本酒に切り替え。
普段は焼酎派の私ですが、旅先で旨い魚を食うとあれば、やはり日本酒です。


北の誉の生酒。


寿司に土瓶蒸しが付いてきました。
これはちょっと驚きのサービス。


中はこんな具合。



なかなかのボリュームです。


お昼にいっぱい食べたいくらとうにも。


ネタもシャリも大きくて豪快です。
もちろん活きもよく、美味。


フィニッシュはやっぱりいくらとうにのツートップで。


昨夜のなると本店もそうでしたが、小樽は地方都市ゆえに夜が早いのか、21時にはラストオーダー。
帰りは正面玄関から出ました。


美味しくてボリューム満点、お値打ちな寿司でお腹も膨れましたが、どうしても寄ってみたい居酒屋があるので、そちらへ足を向けることにします。



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魚真 (寿司 / 小樽駅)

夜総合点★★★☆☆ 3.4