正確にはギガ盛り、いやテラ盛りとも言える量で、海外にまでその名が知られています。
3年前に訪問した時は、関空ステイのアメリカ人クルーが来ていました。
そして、その盛り以上に、有名な名物オカンがいる店としても有名です。
朝から満員でした。
私の隣のテーブルは中国人ファミリー。
おそらく彼の地でもこの店の強烈さが伝わっているのでしょう。
「知日」もここまでくるとすごい。
モーニングのメニュー。
一般的な喫茶店に比べれば、明らかに高額ですが、料理の量を見れば、実は安いとわかります。
たまご好きの私はハーフサンドイッチにしました。
「卵何個にする!?」
とオカン。
1000円で最大10個まで可能ですが、私は5個にしました。
最初にコーヒーが出てきます。
サーブしてくれたのはカウンターに座る常連さん。
恐縮してしまいますが、当人もオカンも気にしていないようです。
オカンはその個性的なキャラからは想像も付かないカワイイ系の食器が好き。
厨房からオカンが出てきて、みかんを配り始めました。
「ビタミンCやから、食べ」
と言いながら、店内を回ります。
オカンは、おかずも気前よくお代わりを勧めますが、調子に乗ってお代わりしていると大変なことになります。
混み合っていたせいで、私のハーフサンドイッチが出てくるまで15分くらいかかりました。
久しぶりのご対面です。
ハーフというのはパン半斤のこと。
実は裏メニューでフルサイズもあるのです。
恐るべき量。
たっぷりとバターを塗った厚切りトーストに、目玉焼き5個、レタス、ハム。
そこにマヨネーズとケチャップがこれでもかと入っています。
見た目に圧倒されますが、飲まれてはいけません。
手で持つのも難しいほどの厚み。
というか、厚すぎて齧り付くこともできません。
ナイフとフォークで切らないと食べられないのです。
おそらく成人男性の一日分のカロリーを遥かに上回る一食。
後から私の隣のテーブルに座ったドスコイ系の男性はベーコンエッグを頼んでいます。
「卵は8個までやけど、どないする?」
「かまへんよ、8個で。食べたことあるし」
「トーストは付ける?」
「付けて」
TKGなら10個食べられる私ですが、 脂っこい目玉焼きを8個食べるのは大変。
しかもトーストは超厚切り、ベーコンも山盛りなのです。
トーストはこの厚み。
この焦げた物体が目玉焼き。
お客さんが引いてきました。
既に30分が経過。
私の目の前にはまだサンドイッチが一個残っています。
時間稼ぎをしてもしょうがないとはわかっているのですが。
コーヒーをお代わり。
しかし、これがまた仇となります。
口をさっぱりさせようとコーヒーを飲んだせいで、更に胃のスペースが無くなってきたのです。
各地の大盛と対戦し、それなりの実績を上げてきた私。
年齢の割には相当な量がイケる自信があるのですが、3年前よりも苦戦。
最後の一切れを、3分は見つめていたと思います。
40分に及ぶの取組の末、なんとかうっちゃった大一番でした。
「ごちそうさまでした!かなり苦労しました」
「そうかいな。また食べにおいでな、お兄ちゃん」
お兄ちゃんという年ではありませんが、元気なオカンと3年ぶりに会話できたのが転勤前のいい思い出になりました。
撮影・掲載許可済み |
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