15時からは支社の全部署の納会にお邪魔して、一年間のお礼の挨拶回り。
当然のことながら、しこたま飲まされました。
20〜30杯は飲んだでしょう。
それでも、家に帰って年末最後の掃除、洗濯を済ませ、帰省の支度をしてそれから再び家飲みをして、ちゃんと今朝起きられたのですから、私もなかなか頑丈です。
今日は新幹線の発車1時間前に新大阪駅に来ました。
蓬莱の豚まんを帰省土産に買って、更に自分の駅弁もじっくり選べるだけの余裕を持って来たのです。
しかし新大阪駅は予想以上の大混雑。
しかも蓬莱の新大阪駅構内店はエキマルシェ建設中のために仮設店舗での販売となっています。
狭い店に大量のお客が殺到し、長蛇の列もなかなか進みません。
チルドの豚まんを3箱、シュウマイを1箱そして煮込み麺を3パック購入しました。
いきなり自分の鞄よりも大きく重たい荷物を背負い込みました。
駅弁を物色。
新大阪駅には自分の琴線に触れる駅弁が少ないのが難点。
うろうろしているうちに時間を浪費しました。
発車まで残り15分というところでここに決めました。
串かつだるま 大阪のれんめぐり店。
ロースカツサンドを売っていたのです。
これなら私好み。
ところがレジに並んでいると、私の前のお客さんが持ち帰りを頼んでいるではありませんか。
ふと見ると持ち帰れるメニューがあるのです。
ここではイートインしたことはありますが、テイクアウトが出来るとは思いもよりませんでした。
冷静に看板を見ると、やはりテイクアウトは可能。
ならば、あきらめていただるまの串かつも、車中なら食べられそうではありませんか。
捨てる神あれば拾う神あり、という諺が脳裏をよぎります。
若干前のめりになりながら、北新地セットのテイクアウトをオーダーし、引換券を受け取ります。
「5分ほどお待ち下さい」
と言われ、時計を見ますがなんとか間に合いそうです。
じれったい気分で5分ちょっと待ちました。
揚げ立ての串かつを受け取ります。
「むしろ発車直前だから、アツアツでいいかも」
と呑気なことを考えていたのはここまで。
新幹線といえば茹で卵。
タマゴロウを買わないわけにはいきません。
しかも、どの売店でも売っているわけではないので、コンコースの中央寄りのスタバ近くの売店に。
ここのレジがまた大行列ですが、茹で卵を諦めるわけにはいきません。
ホームで発車間際に冷え冷えのビールを買うつもりでしたが、ここでまとめて購入することに方針転換。
もう時間はありません。
全てを調達し、ホームに上がったときには発車二分前。
既に新幹線は到着していました。
自分が乗る13号車までホームを小走りします。
茹で卵のせいで乗り遅れては洒落にもなりません。
なんとか間に合いました。
この寒いのに汗だくです。
テーブルに戦利品を広げます。
限られた時間での成果に満足。
蓋をあけて串かつ北新地セットとご対面。
油の匂いが車内に拡散していくのがわかります。
ちょっと迷惑かもしれませんが、お隣りのお客さん、許してください。
ソース。
これ無くしては串かつは串かつ足りえません。
レジでも
「串かつOK!」
と指差し確認していた位の代物です。
ところがこのソースの袋が切り口をいくら指で割いても開きません。
とうとう私の「女子ポーチ」と言われる何でも入っているポーチからトゲ抜きを引っ張り出して切り目を入れて、無事ソースを袋から救出しました。
もう京都を出発していました。
まずは定番の牛カツから。
ソースの器が小さいので一度では串かつ全体にソースが付きません。
「二度漬けお断り」がお作法ですが、二度漬けせざるを得ない状況です。
もちろん一人で使うのですから、二度漬けはOK。
ビールを飲みながら、ゆっくりと串かつを食べ進みます。
すっかり夜モード。
合間に茹で卵。
こいつのせいで乗り遅れそうになりました。
ダメな子ほど可愛い、とはこのことです。
憎らしいほどの半熟です。
天然えび。
大好きなウインナー。
もちろん赤くなければウインナーではありません。
大満足のランチが終わったときは、とっくに名古屋も出発していました。
ふと見ると
「新幹線車内および駅構内でのお召し上がりはご遠慮願います」
と書いてあります。
私は注意書きの禁を破って新幹線車内でだるまの串かつを食べ、近隣に多大な迷惑をかけたかもしれません。
「だったらテイクアウトを売るなよ」
と一瞬思いましたが、注意書きを読まなかった自分が悪かったことは確か。
猛省をしていると、美しく雄大な富士山が見えました。
小さいことは気にしないことにしました。
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