2024年9月28日土曜日

【船橋湊町に根付く台湾町中華「台湾小吃店 慶龍」。予約必須の人気店はアットホームな雰囲気と料理でいつも満員】

 

長男が彼女を紹介したいというので、自宅近くのイタリアンレストランを取ろうかと思ったら
「美味しい台湾料理のお店が船橋にあるから、そこにしようよ」
という申し出。
なんでも彼女のお母さんが昔から通っている美味しい台湾料理のお店だそう。
息子たちは船橋に住んでいるのでお店の前で待ち合わせすることにしました。
妻と二人で京成船橋駅から海に向かって歩くこと15分。
京葉道路の高架をくぐった先に、「台湾小吃店 慶龍」というテント看板の文字が見えました。


中休みを挟んだ17時半から夜の部がオープン。
息子が予約しておいてくれましたが、なかなか予約困難なようです。
お店のそばの路上で彼女と初めてのご挨拶という、ちょっと奇妙なセレモニーを済ませ、店内へ。
17時半の開店に合わせて予約したのですが、予約のお客さんと、開店待ちの行列のお客さんで、さして広くないお店は既に満席です。
厨房はご主人、ホールは奥さんというツーオペなので、奥さんはてんてこ舞い。
注文を聞きに来るまで時間がかかりそうなので、その間にメニューを検討します。
とりあえずは瓶ビールと点心でスタートしようか、と思いましたが、厨房がワンオペではかなり時間がかかりそうなので、一品料理までまとめて頼むことにします。


点心からは焼き餃子水餃子大根餅をピックアップ。


名物料理だという砂肝の塩煮豚足の煮込みは、残念ながら売り切れ。
ランチタイムに出てしまったのでしょうか。


定番の三種の前菜盛り合わせ青菜と角煮も頼むことにします。


メニューにはご主人の写真も写っていました。
今よりは若い頃のようです。


最初に水餃子が出て来ました。
プリプリっとした皮の食感がいい感じ。


お酒のおつまみで角煮のそぼろ搾菜もサービスで。
このそぼろは、最初、イカか何かかと思ったほどわからない料理でしたが、奥さんに尋ねて素材がわかりました。
酒のつまみに最高の味。


ビールはアサヒの瓶から台湾ビールにチェンジします。
アルコールが少し回ってきて、ようやく彼女とリラックスして話せるようになってきました。


焼き餃子と妻の好物の大根餅も運ばれてきます。
餃子は、もっちりした厚手の皮からジュワっと染み出る肉汁が美味しい。
大根餅はカリっとした外側と、中のモチモチとした食感のコントラストが楽しい一品。


青菜と角煮は、この店の人気メニューの魯肉飯(ルーローハン)のアタマ。
トロトロに柔らかい角煮は、八角や五香粉などの香辛料は控えめで、日本人にもすんなり受け入れられる味。
在日台湾人のご主人が、地域密着のお店として、あえてそういうレシピにしたのでしょう。


順番がちょっと逆になりましたが前菜の三種盛も出て来ました。
豚肉とクラゲとキュウリ。


料理も一通り出てきたので、一品を追加します。
キクラゲと豚肉細切り炒め


木須肉(ムースールー)から卵と抜いたような料理です。
ちぎっただけのキクラゲがゴロゴロ。
珍しい料理ですが、キクラゲが好きな私はとても気に入りました。


台湾ビールも飲み終えて、いよいよ紹興酒
もちろんボトルで。
ロックで飲むのが私の好きなスタイル。


卵料理が食べたくて、私の希望でカニ玉をオーダー。


大きなカニ玉にたっぷりの餡がかかっています。


カニの他にタケノコ、椎茸、ネギなどが入っています。
これは美味しい。


締めは炭水化物です。
彼女のお母さんがお好きだという酸辣湯麺と、珍しいカレー味焼きビーフン、更に半チャーハンも注文します。
カレー味焼きビーフンは夜限定のメニュー。


酸辣湯麵は、豆腐、椎茸、人参などが入った酸っぱ辛い餡かけ卵とじのスープが、たっぷりと麺にかかっています。


息子が全体をかき混ぜて、小鉢に取り分けてくれます。


酸辣湯麺は私も好物。
程よい酸味と辛味が、飲んだ締めにはピッタリ。


炒飯はハーフサイズにしましたが、かなりお腹一杯なので、4人で分けるにはこれで丁度よい量です。
メニューを見ると、麺も炒飯もハーフサイズの種類が多いので、一人で二種類とか、みんなでいろいろ分けて食べるといった楽しみ方も出来そうです。


最後に出てきたカレー味焼きビーフン
ご主人が日本人のお客さんに喜んで貰える料理を、と考えたのでしょうか。
珍しい創作ですが、なかなかのアイデア料理。
確かに日本人ならみんなが好む味だと思いました。


すっかりお腹いっぱいになりました。
息子は三人いますが、彼女を紹介されたのは初めて。
ちょっと気取ったお店で「はじめまして」というのが普通なのでしょうが、カジュアルな下町の台湾町中華でお会いしたお陰で、フランクに会話することができて、結局良かったと思いました。
涼しくなった海風に吹かれながら、船橋駅まで4人で歩いて戻ります。

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慶龍台湾料理 / 大神宮下駅京成船橋駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6

2024年9月27日金曜日

【突如爆誕した「ラーメンショップ〇化 京成臼井店」。オープン初日に潜入チェック】

 

酔ってもいないのに京成成田まで乗り過ごし。
転んでもただでは起きない私は、駅前の「寅屋 京成店」で旨いもつ焼きをホッピーで流し込んで、再び最寄り駅に帰ってきました。
駅ビルの1階にあった唐揚げ専門店「やまだ商店」の看板が、今週の三連休に「ラーメンショップ〇化 京成臼井駅」へと突然かけかえられ、今日がそのオープン初日。
23時まで営業というのは確認済みながら、京成臼井駅に着いたのは22時半。
「まだ開いているかな」
と少し心配しましたが、営業中でした。
開店の祝い花が並ぶお店に潜入します。


入口の券売機で食券を購入。
券売機は現金のみの対応です。


まずは基本のラーメンで探りを入れることにします。


毎朝使う駅なのに、いつの間にこんな風に改装されていたのだろう、という店内。
階段を挟んだ反対側に明日オープンする松屋に気を取られていたのでしょう。


ラーショ〇化系は浅草開化楼の麺を使っているので、期待が高まります。


ラーメンが出て来るまで3、4分しか待ちませんでした。
ラーショの豚骨醤油系スープと背脂の香りが、飲んだ後の締めという禁断の欲望に火をつけます。


トッピングはチャーシューが二枚。


ワカメ、ネギ、胡麻、海苔。


紙エプロンの備えがあるのに気が付き、あわてて店員さんから受け取ります。
初めての店は、段取りが思うようにいきませんが、それもまた楽しい。


まずはスープをひと口。
背脂の浮いた塩味が強めの豚骨醤油味が、ほろ酔いの身体に染み渡ります。


続いて麺を引き上げます。
やや固めの茹で加減。
少し粉っぽく感じるのは、茹で湯の入れ替えが出来ていないからかもしれません。


チャーシューは比較的厚切りです。


やや味が濃く油分も感じるので、味変します。
卓上の刻み生姜とフライドガーリックをオン。


更にブラックペッパーも振って、私好みの味に寄せていきます。


オープン初日のせいか、味に落ち着きが感じられませんでしたが、次第にオペレーションがこなれて来れば、この店の味も定まってくるでしょう。
しばらく間を開けて、再訪してみたいと思いました。


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ラーメンショップ○化 臼井駅前店ラーメン / 京成臼井駅
夜総合点★★★☆☆ 3.2

【飲んでもいないのに京成成田まで乗り過ごし。駅前の「寅屋 京成店」でもつ焼きを満喫し、「人間万事塞翁が馬」を実感したフライデーナイト】

 

連日の残業続き。
金曜日の今日も終わったのは19時半。
もう船橋の寅屋は閉店の時間です。
がっくりしながら浅草線に乗ると、京急線のダイヤ乱れで超満員。
踏んだり蹴ったりのフライデーナイトですが、運良く押上で座ることができました。
勝田台で途中下車して飲もうと考えているうちに、眠りに落ちました。
ふと気が付くと、周囲は漆黒の闇。
お客さんもまばらです。
自分の置かれている状況を理解するまで、数秒かかりました。
私も相当疲れているようです。
京成佐倉も出発してしまったので、もう京成成田まで連れていかれることは確定です。


どうせ乗り過ごしたなら、成田で飲んで帰りましょう。
幸いまだ21時。
いつもの乗り過ごしと異なり、上りの電車はまだあります。
駅前から参道に向かってすぐのところにある立ち飲みもつ焼き「寅屋 京成店」へ。


19時過ぎには売切れ仕舞いの「寅屋 本町店」と違って、こちらはまだ営業中。
乗り過ごしたおかげで、寅屋のもつ焼きにありつけることになりました。
まさに「人間万事塞翁が馬」。


まずは三冷の黒ホッピーで喉を潤します。


煮込みはもちろん、タン刺しもまだあって、乗り過ごしたことがむしろ幸運と思えて来ました。


しっかり味の滲みた煮込みは実に旨い。


タン刺しも久しぶりのご対面です。


焼物もまだほとんど残っています。
カシラで。
脂ののったジューシーな肉が美味しい。


アルコールは天羽ハイボールへチェンジ。
いわゆる下町ハイボールです。


串焼きをもう一種類。
シロがタッチの差で売り切れたので、テッポウタレよく焼きで頼みます。


合わせるのは梅割り
黒ホッピー天羽ハイボールとつないで、私のゴールデンコース。


よく焼きでカリっとした食感のテッポウを齧りながら、梅割りを舐めれば、
「もともと成田で飲むつもりだった」
とさえ思ってしまいます。


お会計を済ませて再び京成成田駅に戻ります。
電車のダイヤはまだ乱れていますが、それでも22時半には最寄り駅に帰れそうです。

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寅屋 京成店立ち飲み / 京成成田駅成田駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5