長男が彼女を紹介したいというので、自宅近くのイタリアンレストランを取ろうかと思ったら
「美味しい台湾料理のお店が船橋にあるから、そこにしようよ」
という申し出。
なんでも彼女のお母さんが昔から通っている美味しい台湾料理のお店だそう。
息子たちは船橋に住んでいるのでお店の前で待ち合わせすることにしました。
妻と二人で京成船橋駅から海に向かって歩くこと15分。
京葉道路の高架をくぐった先に、「台湾小吃店 慶龍」というテント看板の文字が見えました。
中休みを挟んだ17時半から夜の部がオープン。
息子が予約しておいてくれましたが、なかなか予約困難なようです。
お店のそばの路上で彼女と初めてのご挨拶という、ちょっと奇妙なセレモニーを済ませ、店内へ。
17時半の開店に合わせて予約したのですが、予約のお客さんと、開店待ちの行列のお客さんで、さして広くないお店は既に満席です。
厨房はご主人、ホールは奥さんというツーオペなので、奥さんはてんてこ舞い。
注文を聞きに来るまで時間がかかりそうなので、その間にメニューを検討します。
とりあえずは瓶ビールと点心でスタートしようか、と思いましたが、厨房がワンオペではかなり時間がかかりそうなので、一品料理までまとめて頼むことにします。
名物料理だという砂肝の塩煮と豚足の煮込みは、残念ながら売り切れ。
ランチタイムに出てしまったのでしょうか。
定番の三種の前菜盛り合わせと青菜と角煮も頼むことにします。
メニューにはご主人の写真も写っていました。
今よりは若い頃のようです。
最初に水餃子が出て来ました。
プリプリっとした皮の食感がいい感じ。
お酒のおつまみで角煮のそぼろと搾菜もサービスで。
このそぼろは、最初、イカか何かかと思ったほどわからない料理でしたが、奥さんに尋ねて素材がわかりました。
酒のつまみに最高の味。
ビールはアサヒの瓶から台湾ビールにチェンジします。
アルコールが少し回ってきて、ようやく彼女とリラックスして話せるようになってきました。
卵料理が食べたくて、私の希望でカニ玉をオーダー。
大きなカニ玉にたっぷりの餡がかかっています。
締めは炭水化物です。
彼女のお母さんがお好きだという酸辣湯麺と、珍しいカレー味焼きビーフン、更に半チャーハンも注文します。
酸辣湯麺は私も好物。
程よい酸味と辛味が、飲んだ締めにはピッタリ。
炒飯はハーフサイズにしましたが、かなりお腹一杯なので、4人で分けるにはこれで丁度よい量です。
メニューを見ると、麺も炒飯もハーフサイズの種類が多いので、一人で二種類とか、みんなでいろいろ分けて食べるといった楽しみ方も出来そうです。
息子は三人いますが、彼女を紹介されたのは初めて。
餃子は、もっちりした厚手の皮からジュワっと染み出る肉汁が美味しい。
大根餅はカリっとした外側と、中のモチモチとした食感のコントラストが楽しい一品。
在日台湾人のご主人が、地域密着のお店として、あえてそういうレシピにしたのでしょう。
ちぎっただけのキクラゲがゴロゴロ。
珍しい料理ですが、キクラゲが好きな私はとても気に入りました。
台湾ビールも飲み終えて、いよいよ紹興酒。
もちろんボトルで。
ロックで飲むのが私の好きなスタイル。
大きなカニ玉にたっぷりの餡がかかっています。
カニの他にタケノコ、椎茸、ネギなどが入っています。
これは美味しい。
彼女のお母さんがお好きだという酸辣湯麺と、珍しいカレー味焼きビーフン、更に半チャーハンも注文します。
息子が全体をかき混ぜて、小鉢に取り分けてくれます。
程よい酸味と辛味が、飲んだ締めにはピッタリ。
メニューを見ると、麺も炒飯もハーフサイズの種類が多いので、一人で二種類とか、みんなでいろいろ分けて食べるといった楽しみ方も出来そうです。
ご主人が日本人のお客さんに喜んで貰える料理を、と考えたのでしょうか。
珍しい創作ですが、なかなかのアイデア料理。
すっかりお腹いっぱいになりました。息子は三人いますが、彼女を紹介されたのは初めて。
ちょっと気取ったお店で「はじめまして」というのが普通なのでしょうが、カジュアルな下町の台湾町中華でお会いしたお陰で、フランクに会話することができて、結局良かったと思いました。