2018年6月30日土曜日

大阪で懐かしいお店と友に再会する旅⑮ 単身赴任時代を思い出す連夜のチェックイン。大切な止まり木、南森町の「BAR White Label」

素晴らしい肴を出してくれる扇町の酒房 竹うちを一年ぶりに訪れた後、ブラブラと歩いて南森町へ。
何度も歩いた道ですが、随分懐かしく感じます。
二軒目は、大切な止まり木BAR White Labelに連夜のチェックインというわけです。


ドアの向こうには馴染みの顔ぶれ。
土曜日ですが、飲兵衛の常連たちには関係ありません。
赴任時代は私もそうでした。
グラスにハイボールが作られると、何はともあれ乾杯です。


いつものハイボールと名物のタマゴサンド
大阪赴任中、いったい何回ここのタマゴサンドを食べたことでしょう。


たまご好きの私にとっては、このタマゴサンドも、このバーの大切な構成要素。


Dewar'sWhite Labelも、久しぶりにニューボトルを入れました。


次第に遅がけのメンバーも現れて、何度も乾杯。


愉快な仲間たちとの会話は尽きることがありません。
私が離任後にこの店の常連になった方々とも、まるで旧知の仲のように親しく話せるのが、このバーの良さでもあります。
テーブル席が空いているのに、みんなカウンターに座りたがるのは、マスターをハブにお客さん同士で会話するのが楽しいから。
私もそうでしたが、転勤族を含めお一人のお客さんも来やすい環境が、この店にはあります。
それはひとえにマスターの人柄によるのですが。


ずっとこのまま楽しい時間が続けばいいのに、と思いますが、もう私も若くありません。
0時を潮時に、一足早く失礼することにしました。
今日も楽しい大阪の夜となりました。





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夜総合点★★★★ 4.0

大阪で懐かしいお店と友に再会する旅⑭ 素晴らしく旨い魚料理を出す「酒房 竹うち」でお刺身からの絶品出汁巻きと巻寿司

扇町の住宅街にある酒房 竹うちは、私が通っていた天満の居酒屋の中でも特にお気に入りで、若いご夫婦が切り盛りするアットホームな小さなお店です。
ランチで辛口飯屋 森元の五種類のカレーを食べたダメージからか、連日の暴飲暴食のせいか、夜になっても腹パンですが、どうしてもここで食べたくて予約の電話を入れました。


ひとりだったのでカウンター席に入れましたが、テーブルもカウンターも満席。
相変わらずの繁盛は喜ばしい事ですが、訪れるお客さんを断るのに平身低頭な奥さんは大変そう。
奥さんの注ぐクリーミーな泡の生ビールで喉を潤します。


黒板のメニューを眺めます。
その日の仕入れによって多少変化しますが、以前と変わらぬラインナップに何だかホッとします。


まずは小鉢からほうれん草のおひたしをチョイス。
ふわふわのしらすがたっぷり添えられるのがこの店の特徴ですが、そんな事も忘れていました。


胃に優しいものを、とお刺身を頼みます。
かつお剣イカを半々で盛り合わせてもらいました。
ひとり酒の多かった私には、そんなわがままを聞いてくれるのもありがたいお店。


いずれも活きが良く、質もいいもの。
本当に美味しい魚を食べさせてくれるお店だと改めて実感します。


「焼酎ありますよ」
と奥さんに声をかけられます。
一年ぶりの訪問ですが、赤霧島のキープボトルを残しておいてくれていました。
懐かしいボトルとネームプレートに久々のご対面です。


続いては出汁巻き
この店に来たら、頼まないわけにはいきません。


たまご好きの私が今まで食べた中で、間違いなく一番旨いと思う出汁巻き玉子は美しい黄金色で、含み切れないほどのたっぷりの出汁で、フワフワです。
「生きてて良かった」
と心の底から思えるほど。


大阪の夏を感じる水ナス
赴任当時は当たり前のように食べていた味が、今では貴重です。


竹うちの締めは寿司。
鯖の棒寿司が絶品なのですが、それは秋冬限定。
いくつかあるお寿司の中から、あなきゅう巻きを頼みます。
デフォルトは太巻きですが、食べきれないので、細巻きにしてもらいました。


居酒屋ですが、そこらの寿司屋より格段に旨い寿司に、改めて感動。
寡黙ながらも腕が立つご主人です。


お店も少し落ち着いたので、カウンターを挟んでご夫婦と会話。
先日東京旅行に行ったそうで
「キヤノンデールさんのブログに出ていた虎ノ門のヘッケルンのジャンボプリン食べました」
とおっしゃっていました。
こんな会話の出来る店は、東京にはありません。
天満の暮らしが幸せだった事を、改めて実感しました。


名残惜しいですが、赤霧島の最後の一杯を飲み終え、ご夫妻にご挨拶してお店を後にしました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.6

大阪で懐かしいお店と友に再会する旅⑬ 美人ママが作る激辛カレーに一年ぶりの再会。「辛口飯屋 森元」で日替わり三種あいがけからのレギュラー二種あいがけ生卵トッピング

土曜日のブランチは、西天満の辛口飯屋森へ。
炎天下を歩いて来て、カレーを食べる前から汗だくです。
開店前に到着しましたが、既に4人待ち。


予告なしのサプライズ訪問だったので、昨日のシナジーのママ同様、私の顔を見てビックリしていました。
いたずら成功、とちょっと楽しい気分。


ママが書くメニューの丸文字が可愛いと、いつも思います。
注文は日替わりの白いチキンキーマポークコランブ牛すじカレー三種あいがけにしました。
せっかく来たのですから、全部食べたいと思うのは人情。
もちろん、レギュラーカレーが二回までお代わり無料の権利も後で行使するつもりです。


三種あいがけが出てきました。


ご飯はデフォルトで他店の大盛です。
かつては中盛も食べたことはありますが、もう無理。


ポークコランブ


牛すじカレー


白いチキンキーマ


いずれもスパイシーかつオリジナリティ溢れるレシピで、実に旨い。


ご飯は全部食べずに、ある程度残しておきました。
もし一回目でご飯が足りないな、と思っても後で追加も可能。
カレー店は数あれど、こうしたサービスはこの店独自。


レギュラーのチキンカレービーフカレーをあいがけにしてもらいました。


超激辛のビーフカレーには生卵トッピングが必須です。


チキンはしっかり煮込まれているので、スプーンで簡単に骨から身を外すことができます。


ビーフカレーにインした生卵にスプーンを入れます。


メニューにも書いてある通り、「世界一生卵と合うビーフカレー」
とはいえ、癒し系美人ママが作っているとは思えない、凶暴な辛さの前に、さすがの卵黄も、その甘みを発揮できないようです。


わずかこれほどのビーフカレーでもかなり刺激的。
しかも、普通盛りのご飯に苦戦するとは、私も衰えたものです。
私とこの店の出会いは、2012年、大阪に転勤で来た当初に、会社帰りに食べに来たのが初めての事。
当時はこの近所にあった旧店でした。
閉店間際のアイドルタイムにお邪魔して、ママがいかに辛い料理が好きで、今は無き伝説のハチに心酔し、それを超える辛い料理を作ろうと努力してきた話を聞いたのが懐かしく思い出されました。


なんとか寄り切りました。
完食です。


土曜日でオペレーションもゆっくりめとあって、久しぶりにママと会話することができました。
近況報告をした私は、お会計を済ませて外へ出ると、大阪の街は一段と気温が上がっていました。




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昼総合点★★★☆☆ 3.6