ゴールデンウィーク明けから一週間が経ち、世の中も通常運転モードに戻ったようです。
朝から妻とコストコに買い物に出かけ、買い物が終わると11時半。
「篤々行こうよ」
と私が水を向けます。「ゴールデンウィークも終わったから、空いてるかもよ」
という私の予測は当たり、土曜日の12時5分前で7人待ち。
今月から料金値上げとなった「中華ソバ 篤々」ですが、ラーメンは50円の値上げでした。
それでもこの店の煮干しソバのクオリティで900円はリーズナブル。
軒先の記名帳に名前を書いて待つこと20分。
やはり、あまり待たずに案内されました。
私は連休中に息子たちと来た時に生姜煮干しソバを食べたので、今日は定番の煮干しソバにしようと思っていたのですが、限定の「裏ニボ」があったので心変わり。
背黒と平子の煮干しを使ったスペシャルです。
二人ですが、贅沢にも四人掛けのテーブル席に案内されました。
壁に掛けられたTRYの受賞ポスターも毎年増えていきます。
千葉の郊外にあるお店ながら、都内の名店と肩を並べる輝かしい歴史。
程なくお待ちかねの中華ソバが運ばれてきます。
妻は生姜煮干しソバ。
私の裏ニボと比べると、全てにおいて対極的な印象ですが、店主のセンスが光る彩りのある具材と盛り付けは共通です。
まずはスープをひと口。
私の裏ニボは灰褐色の濃厚な色。
香りも味も定番のものに比べると、しっかりと煮干し感が感じられます。
時々食べたくなる裏メニューです。
麺は菅野製麺所謹製の細麺ストレート。
濃厚な煮干しに負けない小麦の風味です。
ピンク色のレアチャーシューは、この店のトッピングの中でもひときわ目を引きます。
薬味の刻みタマネギとも絡めて。
味玉は今日も絶妙な茹で加減の半熟でした。
中盤で山椒を振って味変。
そのまま一気に寄り切ります。
残ったスープはもちろん余さず頂きます。
完食完飲です。
我々の後ろにもお客さんがまだ待っているので、サッと食べて退散するのが礼儀。
満足度の高いラーメンを食べ終え、店主と奥さんにお礼を告げて店を出ました。
「やっぱり、旨いよね」
と思わず呟いてしまうお店です。