2022年3月23日水曜日

有楽町「交通飯店」の閉店にお別れを告げられず、無念のランチは「麺屋 ひょっとこ 」の「和風柚子柳麺」でナイスリカバリー

 

私が東京に転勤して来た35年前に既に老舗だった、都心のビルの地下にある町中華「交通飯店」が3月いっぱいで閉店と聞き、数少ない出勤日にお別れの挨拶に訪れました。


11時開店の15分前に到着しましたが、すごい行列です。
しかも、この店で見かけたことのないマダムや若いお嬢さんたちがたくさんいます。
やはりSNSの「映え」を狙った、初訪問の人たちでしょうか。


最後尾はどこかと、キョロキョロしていると、なんと整理券方式で、しかも配布が終了しているとの貼紙。
ささやかな楽しみを奪われたおじさんは、茫然自失。
読みが甘かったと猛省しますが、どうしようもありません。


交通飯店は諦めたものの、せっかく交通会館に来たので、ここでランチを食べていくことにします。
オルタナティブチョイスといっては失礼な、やはりこのビルの老舗にして行列の名店「麺屋 ひょっとこ」でリベンジランチです。
オープンなカウンターは外から丸見え。
さすがに11時ですからまだ空席があります。
カウンターのラーメン店にしては、意外にも女性のお一人様が多いのも特徴なお店です。


やはりここは柚子ラーメンがいいでしょう。


和風柚子柳麺味玉の食券を購入。


空いている席に腰かけて、ご主人に食券を渡します。
先ほどの交通飯店同様、ベテランのご主人が今も元気にラーメンを作っている姿を見るとなんだかホッとします。


程なくしてラーメンが出てきました。


クリアなスープ。
存在感のある厚切りの大きなチャーシュー。
その上にのった柚子が、香りを放ちます。


まずはスープを一口。
スープと言うよりは出汁と呼んだ方がしっくりくる、優しい味わい。


続いて、中太麺を啜ります。


少し柔らか目の茹で加減。
出汁との相性も抜群です。


味玉はデフォルトで半個入っています。
毎回それを忘れて味玉を頼んでしまうのも、たまご好きの私のルーティン。


大きなチャーシューは、厚切りですがとても柔らかく、美味。


中盤に、トッピングした味玉にも箸を入れます。


あっという間に完食完飲です。


交通飯店で食べられなかったのは残念でしたが、別れとはそういうもの。
ひょっとこのラーメンを5年ぶりに食べられたのですから、ナイスリカバリーと思いましょう。
やけに早く終わってしまったランチですが、店の外には既に行列が出来ていました。

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麺屋ひょっとこ 交通会館店ラーメン / 有楽町駅銀座一丁目駅銀座駅
昼総合点★★★☆☆ 3.6

2022年3月22日火曜日

東銀座の二軒目はいつものバー「VERRY」に流れて、まったりと


「銀座 長寿庵」で「まん防」明けの初飲みで盛り上がったTさんとI君、K君の我々4人は、いつのように、いつもの店へ。
東銀座の路地裏にあるバーVERRYです。
開店当初からの付き合いですから、もう相当長くなります。


オープンな螺旋階段を上がって二階のお店へ。
先客はおらず、奥のテーブル席に案内されました。
いつもと変わらぬ雰囲気にホッとします。


まずは乾杯。
T先輩のキープボトル白州ハイボールで頂きます。


乾きものをつまみながら、バーで飲むなど、いったいいつ以来でしょうか。
コロナ禍では、二軒目に使われることが多いバーは、さぞかし大変だったでしょう。


一軒目の四方山話の続きに花が咲きます。
人と人が直接触れ合うことが、こんなに大事なことであると「発見」することが出来たことは、コロナ禍にあって、数少ない良いことの一つ。


結局ハイボールを5杯くらい飲んだでしょうか。
在宅続きですっかりお酒の弱くなった私には、少し多かったようです。
案の定、乗り過ごしてしまいました。

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夜総合点★★★☆☆ 3.5

「まん防」が明けて、早速飲み会。先輩のお誘いを受けて「銀座 長寿庵」でいつもの愉快な蕎麦屋飲み

 

今日はみぞれまじりの雨が降る寒い一日でした。
午後、突然携帯に先輩からの着信。
昔からお世話になっている、敬愛するT社長からのお誘いの電話でした。
運良く出社していた私は、彼の指定する「銀座 長寿庵」での飲み会を喜んでお受けし、彼の指示に従ってメンバーを集めます。
今日の今日ですから、何人かには振られましたが、Tさんとも関係の深い仲の良い飲み友達二人を確保し、18時15分という細かい指定時間に新橋からタクシーで向かいます。


銀座 長寿庵は、本社が築地にあった頃からみんなが好きな蕎麦屋。
昼も夜もよく来たもので、Tさんも我々もお気に入りのお店です。


二階に上がると、既にそのTさんとK君が到着していました。
私は黒ホッピーを頼んで乾杯です。


Tさんとは電話で時々話していましたが、リアルに会うのは随分久しぶり。
K君とは昨年秋の「緊急事態宣言」解除後以来です。


昔からのこの店が大好きなTさんは、メニューも見ずに流れるようにオーダーを告げます。
板わさちくわげそ天まぐろとイカの刺身


無類のイカ好き、エビ好きのTさんですが
「最近イカとタコ、エビとカニの距離がグッと近づいてきたんだ」
と、どうでも良い話を嬉しそうにしゃべります。
このくだけた雰囲気が彼の魅力でもあり、また「人たらし」たる所以でもあるのでしょう。
さらに続けて「幻の食材 たもぎだけの天ぷら」を頼みます。


「俺は揚げ物が大好きなんだ。もちろんきのこもな!なんたって、幻の食材だぞ」
とまた破顔。


不勉強な私は初めてこのきのこを食べましたが、確かに美味しい。
「しめじと舞茸の合いの子のようですね」
というK君に
「まあ、大体のきのこはしめじか舞茸みたいなもんだよ、ガッハッハ!」
とTさん。
相変わらずです。


いつの間に頼んだのか、冷やしトマトが出てきました。
完全にメニューを暗記しているようです。
「冷やしトマトといえば、塩だよ」
と、付け合わせのマヨネーズには目もくれず、卓上の塩を皿に盛ります。
講釈の一つ一つが面白い。


濃い目のナカは危険ですが、私は早くもお代わり。


そこへ遅れていたI君も到着。
「まん防解除」とお互いの健康を祝して乾杯です。


ここに来たらかつ煮
これは私がメニューを見なくても必ず頼む一品です。


Tさんが頼んだ焼き鳥
ここは料理の種類が豊富なので、「蕎麦屋飲み」とは言いながら完全な居酒屋です。


K君が頼んでいたそば茶割が美味しそうだったので、私もホッピーからチェンジして試してみます。
さっぱりとして旨い。


締めはもちろん当店名物の鴨せいろ
ランチに来た時も必ず頼みます。


思えば、1987年に本社に転勤して来た時、当時のH局長に連れられて来たのがこのお店の鴨せいろとの出会い。
もう、35年も前のことです。
まだ20代の新婚だった、と遠い目。


卓上のすりごまと七味をたっぷりと入れるのがセオリー。


4人で使うと、ごまのお代わりが要りそうです。


ここの蕎麦は実に風味が良く、普通のせいろでも十分美味しいのですが、やはり鴨せいろの魅力には敵いません。


早速手繰ります。


軽くつけ汁にくぐらせて、ズルっと。


大きな鴨肉もゴロゴロ。


中盤で「追いゴマ」。


締めは蕎麦湯です。


ワイワイガヤガヤと、懐かしい思い出話から、コロナ禍での近況報告などで、あっという間に2時間が過ぎました。
この後は、やはり定番の二次会のお店へとお約束通り流れることにします。

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夜総合点★★★☆☆ 3.6