2015年11月21日土曜日

1泊2日鳥取~岡山~兵庫ご当地グルメツーリング⑤【1日目】 鳥取の夜はおでんとうどんで〆。末広温泉町の「あじくら」できざみ天かすうどん

弥生町の酒肴処しもむらで、素敵なご常連さんと隣り合わせになったお陰で、楽しく美味しい時間を過ごせました。
それでも、ちょっと小腹が空いています。
麺で締めくくりたい気分です。

鳥取の夜の街を歩きます。
人口の割にネオンが多い気がします。


末広温泉町へ。


赤い灯が見えました。


手打うどんあじくら


店内は手前がカウンター、奥が小上がりになっています。


うどん以外におでんがあるようです。


とりあえず生ビールおでんで仕切り直し。
感じのいい女性二人が切り盛り。


厚揚げ玉子


おでんをつまみながら、うどんをどうするかずっと考えていました。
隣のお客さんが食べていたカレーうどんがいい香りで、実に美味しそうでしたが、ここは基本のダシでいこうと、メニューにはありませんでしたが、きざみと天かすのうどんを頼みました。


一味を振って。


お出汁を一口。
関西風の薄味でした。


手打といううどんは、柔らかめ。
大阪うどんに通じるものです。


きざみや天かすと絡めて。


大阪のうどん屋で食べているようでした。
美味しくて、あっさり完食完飲です。


時間が深くなるに連れて、地元客が現れます。
皆さん、ビールや焼酎を頼んで飲み直しています。
どうやら、この店は地元客が仕上げに使うお店のようです。
飛び込みでしたが、いい店に当たりました。
もうそろそろ23時。
明日も6時起きですから、宿に帰ってひと風呂浴びて休むことにします。



関連ランキング:うどん | 鳥取駅

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あじくらうどん / 鳥取駅

夜総合点★★★☆☆ 3.2

 

1泊2日鳥取~岡山~兵庫ご当地グルメツーリング④【1日目】 鳥取市の飲食街弥生町にある「酒肴処しもむら」は店主こだわりの酒と肴が愉しめる地元のご常連が通う店

三朝温泉から戻って、駅前旅館でひと風呂浴びてバイクウェアからカジュアルに着替えました。
鳥取の夜の街へ向かいます。


昼もこのあたりを通りました。
もう少し北、旧袋川に近いほうが、お昼に親がに丼を食べた味暦あんべです。


なんとも昭和なスナックが残る地方都市らしい飲み屋街。
繁華街と言うには余りにも人通りが少なくて、米子の繁華街の方が活気があった気がします。
私が知らないだけで、もっと賑わっている場所があるのでしょうか。


そんな一角にあるのが、今宵の私が狙う店。
酒肴処しもむら
今日のお昼に場所は確認済みです。


味わい深い暖簾。


10人も入れるかどうか、というカウンターだけの小さな店。
マスターが一人で切り盛りしています。


何とも味わい深い雰囲気。
入った瞬間
「ここは間違いない」
と感じました。
それほど私好み。


「いかにも吉田類が来そうなお店だな」
と思って店内を眺めていると、冷蔵庫にその吉田類の色紙と写真。
やっぱり来ていました。


手元にはメニューはありません。
黒板と短冊から選ぶようです。


とりあえず生ビール
入口近くにご常連が三人。
私の左隣にお二人。
まずはその人たちの動向を探りながら組み立てを考えます。


一生懸命短冊や黒板を眺めているうちに、付き出しが出てきました。
それも二品。
菜っ葉とジャコと昆布のゴマ油和えと、芋の煮物


これでちょっと間が持ちます。
マスターが左隣のご常連と味暦あんべの話をし始めました。
昼時にすごい行列だった、というマスターの話です。
私は、すかさず
「私、今日のお昼、まさに食べに行ってたんです」
と厚かましくも会話に割り込みます。
初見の居酒屋では、自分から飛び込んでいくことも大事なのです。
私の話で会話が回り始めました。

日本酒は有名どころから鳥取の地酒まで取り揃えています。
やはり、ここは鳥取の酒で攻めるべきでしょう。


卓上にはぐい呑みが山積みになっています。
人懐っこいお隣の常連さんが
「ここの徳利やぐい呑みは、全部マスターが作ってるんですよ」
と教えてくれました。
「郷に入っては郷に従え」です。
ご常連さんにいろいろ伺いながら、今宵の展開を考えていくことにしました。


ぐい呑みの裏には銘が掘られていました。
「しも」と書かれています。
入口近くに座るご常連さんたちが「しもさん」と読んでいるのは、きっと「下村さん」が本名だからでしょう。


鷹勇の純米吟醸ヒヤで。


アジとイワシの刺身。
「おすすめを盛合せにしてくれませんか」
と最初はお願いしたのですが
「うちは盛合せやってないんですよ」
とぶっきらぼうな返事。
しかし、飛び込みの居酒屋は百戦錬磨の私
そんなことではめげません。
「じゃあ、イワシとアジを半々で盛り合わせて下さい」
それにも首をかしげていたマスターですが、特に否定はされませんでした。
かなり待って出てきた刺身の盛合せは、明らかに一人前ずつ。
マスターも自分を曲げない人なのです。


見るからに脂ののったイワシの刺身。


アジも光っています。
光物が大好きな私のベストコンビネーション。


お隣のご常連からお近付きのしるしと、東郷池畔の酒蔵の燗を頂きました。
私も、自分の鷹勇をお返し。
お若いご夫婦のようですが、マスターとも酒を酌み交わす、かなりのご常連とお見受けしました。


刺身が旨くて、日本酒が進みます。
右隣のご常連もイワシの刺身を頼んでいました。
「ここのイワシは美味しいですよ」
と私に話しかけます。
当初のアウェイ感は消えて、すっかりこの店に馴染んできました。


一番最初に頼んだ紅がにのかにみそが、ようやく出てきました。


この店を紹介してくれた、野田地獄谷の居酒屋のマスターが
「カニ味噌がルイベみたいになってて美味しかったですよ」
と言っていたので、何としてもそれは食べようと思っていたのです。
大きなカニ味噌の冷凍ブロックを薄くスライスして供するもの。
味はもちろんカニ味噌ですが、食感がユニークです。
いずれにしても、日本酒が進む危険なアテ。


お隣のご夫妻が茹で落花生を食べていました。
また私に勧めてくださるので
「私は千葉に留守宅があるので、茹で落花生はよく食べるんですよ」
とご辞退。
そこから落花生談義となります。
話が弾んで場も和み、ご常連ご夫妻とマスター、そこに私も入って乾杯。
岩手のあさ開をお相伴に預かりました。
素敵な方と隣合わせになる、そんな偶然も、酒場巡りの楽しさです。


次なる鳥取のお酒は、日置桜のヒヤ
カニ味噌は解けて、よく見る姿に形を変えていました。


お隣のご常連のご主人は、とても親切に、私のことを気遣いながらこの店のことをお話してくれます。
マスターはぶっきらぼうですが、実は優しさを内に秘めていることをご常連はわかっているのです。
ワンオペなので、出てくるまで時間がかかりますから、せっかちな人には不向きだと言います。
それは私も同感。
そういえば、付き出しが二品出てきたのは、そういう訳だったのか、と勝手に想像しました。
もっとも、私は酒を飲むと、食べるスピードが落ちるので、ちょうどいい感じ。
今度は弁天娘のお燗をお相伴。
申し訳ない限りです。


更にお料理まで、おすそ分け。
白子の天ぷら


赤にし貝とイカのくちばしと肝


最後はだし巻きまでお相伴に預かりました。
大好物の玉子料理ですが、一人では食べられないと諦めていたものです。


こんなにご馳走になって本当に感謝です。


素晴らしい昭和居酒屋の雰囲気。
頑固で不器用だけど優しいマスター。
そのマスターを慕って集まる素敵なご常連。
鳥取で、実にいい店と出会いました。

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