土曜日の今日、三男の誕生日会を前倒しで開催することにしました。
息子たちが高校を卒業した頃からでしょうか、誕生日会は、いつも外食というのが、もう長い間の習わしとなっています。
今回は主賓の三男から具体的なリクエストが無かったので、私の提案で博品館ビル5Fにある「銀座 桃花源」をチョイスしました。
移転前の店舗から、かれこれ20年通っている、お気に入りの四川料理店。
コロナ禍で一旦は閉業したものの、御贔屓だった博品館の社長が自社ビルに誘致して再開したという美談のあるお店。
今日は、あらかじめ名物料理が色々楽しめる「桃花源コース」(3,000円)を予約しました。
「個室もご用意できますよ」
というお店の有難いオファーにのっかり、ゴージャスな雰囲気で家族ランチとなりました。
11時半の開店に合わせての一番乗り。
きれいにセットされたテーブルに、テンションもアップします。
まずは乾杯。
今日は私がハンドルキーパーで禁酒します。
最初に、銘々に取り分けられた三種冷菜が出てきます。
棒棒鶏、八角の効いた中国麩の煮物、そして白身魚のフライの煮物です。
味にうるさい妻も、美味しいと絶賛。
続いては青椒肉絲。
これは息子たちも
「こんな味は食べたことがない」
と言います。
大袈裟かもしれませんが、家庭的な料理や町中華とは明らかに違う品の良さがありますから、若者にはそう感じるのかもしれません。
次は海老のチリソース。
見た目はもちろん、海老の旨味や食感、そして卵も閉じられたチリソースが、実にバランスが良い一品です。
蒸し天津二種。
小籠包と海老蒸し餃子です。
海老蒸し餃子はモチモチの皮とプリプリした海老の餡がとても美味しい。
小籠包は刻み生姜をのせて、醤油を垂らし、中の肉汁を零さないように蓮華の上で箸を入れます。
チュルチュルと汁を啜ってから、パクリ。
昼から幸せな気分です。
ご飯とお漬物が出てきました。
名物四川麻婆豆腐の登場です。
卵とじのコーンスープも。
これなくして、銀座桃花源は始まりません。
私も随分と家族に
「ここの麻婆豆腐は絶品なんだよ」
と吹聴した手前、皆の反応が気になりましたが、全員喜んでくれて、私もホッとしました。
もちろんオン・ザ・ライス。
そして、コースにはない一品を追加注文します。
これも私がお気に入りの担々麺。
人数分に取り分けてくれました。
胡麻の風味と、エッジの立った麺のコラボがナイス。
辛くしてもらうのを忘れたので、今日はマイルドです。
これも、皆喜んでくれました。
締めのデザートも、桃花源自慢の杏仁豆腐。
一見すると杏仁豆腐とわかりませんが、たっぷりのココナッツミルクの中に、大きな塊の杏仁豆腐が隠れています。
本物の旨さに、妻も満足です。
最後にホール係の男性に家族全員の記念写真を撮っていただき、誕生日会は無事終了。
この後は、バーゲン狙いの妻にお付き合いして、銀座三越に向かいます。