匂う、ということがあります。
私のB級感性のアンテナに触れる、というんでしょうか。
ここは来なければ、と決めていた約束の地。
それが天一(天神橋筋一丁目商店街)の尼珉珉。
この店構え。
匂う、という意味がおわかりいただけるでしょうか。
店内はカウンター8席。
猛烈に狭い店。
メニューは典型的な町場の中華屋。
完璧なB級度。
テレビ、漫画、ポスター。
まさに役者は揃った、という所。
漫画を読む客が一人、常連らしい三人連れ(男性二人女性一人)はキープした焼酎の一升瓶でメートルをあげています。
ビールは瓶。
その方がさらにいい感じ。
餃子!
絶妙の焼き色。
餡は野菜たっぷりで意外とあっさり目の味。
これは二人前イケるな。
ペロリ。
お皿には屋号。
野菜炒め。
一人暮らしだから野菜を摂らないと。
ちょっと食べ過ぎかな、と思ったけどこれが今日のもう一つの目的。
天津飯。
東京の天津飯は餡がケチャップ味。
初めて東京で食べた時に違う料理が出てきたかと驚きました。
泣きたくなるほど不味かった。
東京では餃子の王将以外食べることのできない塩ダレの天津飯。
これでなきゃ!
この人が店主。
創業50年。二代目ですが娘婿。
色々聞いちゃいました。
撮影・掲載許可済み |
下町の庶民的なお店。
実は三人連れは皆このお店で知り合ったのだとか。
一人残った女性客「竹ちゃん」と店主「珉珉」と三人で色んな話で盛り上がりました。
先に帰った男性二人のうち一人は天満宮の前でショットバーを経営しているとか。
こんなところで人脈拡大。
すっかり私も仲良くなり、店主から「今度は遅めに来てくださいよ。お店を閉めたら皆で一緒に飲みに行きましょう」とお誘いを受けました。
今日は大阪弁上手に喋れたかな。
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