2026年8月2日日曜日

猛暑の中30分待って、千葉市稲毛の平壌料理「ソルヌン」で北朝鮮出身女性店主の絶品平壌冷麺を味わう

 

千葉市稲毛の国道14号線沿いにある平壌料理「ソルヌン」は2024年3月にオープン。
店主の文蓮姫(ムン・ヨニ)さんは北朝鮮・元山の出身。料理人の家系に育ち、2015年に脱北して韓国へ渡りました。
ソウルで平壌冷麺の店「ソルヌン」を開業し、その後、日本人の勝又成さんと結婚。2023年に来日し、2024年3月に千葉市稲毛で現在の「ソルヌン」をオープンしました。
店名の「ソルヌン」は朝鮮語で「正月の雪」の意味。
北朝鮮では縁起が良いとされる雪に願いを込めた店名で、本場・平壌の味を日本で伝えたいという店主の思いが詰まっています。
本場の平壌冷麺が美味しいと評判で、妻の希望もあって昨年から三回訪れたのですが、一回は臨時休業、後の二回は行列の凄さに退散しました。
それでも食べてみたいと思っていたところ、昨日遊びに来た三男がお店の公式インスタで8月から定休日が変更になり、日曜日が営業日に変わったというのを発見。
念のため電話でも確認したので、間違いありません。
7月11日にアド街で紹介されたこともあり、お客さんが殺到している予感がしますが、食べログの定休日はまだ変更されていなかったので、明日ならライバルが少ないかもしれません。
日曜日の開店30分前、記名帳が出される時間に間に合うように出かけることにしました。
朝から猛暑の中、妻と三男と義母と私の4人で、車でお店に向かいます。
計画通り11時に到着。
5台ある駐車スペースは、幸いまだ2台空いていました。


お店のドアをあけると、エントランスに順番待ちの記名帳が置かれています。
「ひらがな」で名前を書いて、車中で待ちます。
4番目でしたので、1回転目は確定です。


11時半になって、店員さんから順番に名前を呼ばれます。
冷たいお水が運ばれてきて、ようやく一息。


韓国らしい金属の箸とスプーンは紙袋に包まれて、テーブルの引き出しに入っているのは、本場スタイル。


白木のカウンターや障子風の建具に、黒革のソファ席がアクセントになった、清潔感のある韓国風の内装です。
厨房では日本人のご主人と北朝鮮出身の奥さんが働いています。


料理は決めてきましたが、メニューを見て再確認。


メニューの扉にはお店の来歴と冷麺に関する口上が書かれていて、期待が高まります。


冷麺は平壌水冷麺と平壌ビビン冷麺がありますが、今日は初訪問なので定番の平壌水冷麺にします。


ピョンヤンオンバン(北朝鮮式のサムゲタン)、ユッケジャンもあります。
冬場はこれが良さそうです。


一品料理では、ソゴギスユク(温)、テジゴギピョニュク(温)、緑豆チヂミがありました。
ソゴギスユク(温)緑豆チヂミを注文。


ディナーメニューで炭火焼肉もいただけます。
お値段はいずれもリーズナブル。


平壌温麺もあるので、これも冬場は温まりそうです。
キムチのテイクアウトも可能。


最初にソゴギスユク(温)が出てきました。
薄く切った茹で牛肉の下にはネギがいっぱい敷かれています。


刻みネギがたっぷり入ったタレにつけていただきます。


タレは甘めで独特の醤油の風味が感じられます。
おそらく特徴的な醤油をベースに、ニンニクや胡麻油、酢なども感じられる、なんとも形容しがたい美味しさです。


特にこの茹で汁は、そのままでも美味しい。


続いて緑豆チヂミ
中ぶりのサイズが二枚です。


これも、専用のタレにつけていただきます。


焼くというよりは、多めの油で揚げている感じ。
表面はフライのようにカリッと揚がっていますが、中はフワモチの食感です。
豆本来の甘みも感じます。
甘めのタレと相まって、とても美味しく、あっという間に食べてしまいました。


そこへお待ちかねの平壌水冷麺が登場です。
美しく巻き上げられた冷麺は崩すのがもったいないビジュアルです。


シンプルながらも大根やキュウリ、ゆで卵と錦糸卵の彩りがアクセント。
たまご好きの私には堪りません。


まずはスープをひと口。
牛肉、豚肉、鶏肉などを5種類の材料で丁寧に作られたスープは、クリアな見た目ですが、実に奥行きのある味わい。
これは思わず完飲したくなる美味しさです。


続いて麺をいただきます。
一般的な焼肉店の韓国冷麺とは別物。
蕎麦粉を主体とした灰色の麺は、蕎麦の香りと喉越しを楽しむのが特徴です。
店主によれば、近年の北朝鮮では蕎麦粉にでんぷんを加えてもちもち感を出すのが主流とのこと。
ソルヌンでは、その現在の平壌冷麺を再現しているそうです。


スープとの相性も良く、10年前にソウルの城北洞にある平壌料理の「下端(ハダン)」で食べた平壌冷麺を思い出しました。


キムチを追加して、冷麺にトッピングすることにします。
しっかりと辛いですが、甘みもあって、もちろんそのままでも美味しい。


お肉とも一緒にいただきます。
牛、豚、鶏の三種類が入っているので、それぞれの味の違いが楽しめます。


キムチを加えたことで一気に味が変わりますが、これも韓国冷麺らしくて好き。


更に卓上のお酢と辛子を加えて、味変します。


キュッと味が締まった感じ。
そのまま一気に寄り切ります。


最近はスープの飲み干しは自粛しているのですが、今日ばかりは解禁です。


ようやく食べられた喜びと相まって、家族全員大満足。
「また来たいね」
と全員一致。
帰り際には、妻がキムチを4パックテイクアウト。
今夜の晩酌が楽しみです。

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昼総合点★★★☆☆ 3.7