暖簾を潜ると、フライデーナイトとあって近所のご常連で賑わっています。
そこへ、コの字カウンターの中から女性の伝法な声が飛びます。
「今日は揚げ物出来ないよ!出てくるまで時間かかるよ!それでもいい⁉」
客を入れたいのか入れたくないのかわからない接客ですが、ここで怯んではこの店で飲めません。
「いいよ~」
と軽くいなしてカウンター席に空きを見つけ、身体を滑り込ませます。
ここは女将母娘と女性従業員という「ガールズバー」。
下町に時々あるスタイルですが、へなちょこな男よりもよっぽど男らしくてさっぱりとした人情味のある下町気質が私のお気に入り。
とりあえず下町ハイボールを頼んで様子を見ます。
相変わらずカウンターの中も厨房もてんてこ舞い。
グズグズしていたら怒られそうです(笑)
思ったほど待たずに馬刺しが出てきました。
下町ハイボールをお代わりし、堀切らしいディープなご常連を人間観察しながら馬刺しをつまみます。
「ちょっと味薄いかも。足りなかったらごめんね。醤油かけて!」
「は~い」
別にMではありませんが、このツンデレ加減が心地良い。
ほろ酔い気分になったので、お会計。
とりあえず下町ハイボールを頼んで様子を見ます。
お姉さんが目の前のカウンターにグラスを置いて、スライスレモンを入れ、地元葛飾区新小岩の野仲食品が作る下町の強炭酸ドリンクニッポンを一気に注ぎます。
そこへ梅エキスで前割した焼酎甲類を見事にドンピシャで注ぐ神業。
これが見たくてこの店に来ると言っても過言ではありません。
下町ハイボール発祥の地とも言われる堀切ですが、先程ののんきとはまた違ったレシピが楽しい。
相変わらずカウンターの中も厨房もてんてこ舞い。
私からすれば、客の数から言って、それほど注文が入っているとも思えませんが、厨房が狭いのでオペレーションに難があるのは否めません。
ハムカツかちくわの磯辺揚げが食べたかったのですが、今日は我慢して馬刺しと玉子焼にします。
ハムカツかちくわの磯辺揚げが食べたかったのですが、今日は我慢して馬刺しと玉子焼にします。
「馬刺しはニンニクと、ショウガ、どっち?」
と頭にタオルを巻いた娘さんに聞かれます。
「にんにくで」
「玉子焼の味はどうする?」
「何味があるの?」
「醤油、塩、砂糖」
「じゃあ、醤油にして」
と頭にタオルを巻いた娘さんに聞かれます。
「にんにくで」
「玉子焼の味はどうする?」
「何味があるの?」
「醤油、塩、砂糖」
「じゃあ、醤油にして」
グズグズしていたら怒られそうです(笑)
思ったほど待たずに馬刺しが出てきました。
ここの馬刺しはこれで380円という驚きの価格ですが、旨いのです。
そこへ玉子焼が到着しました。
あれだけ騒いでいたのに、意外と早いサーブ。
ボリューム満点で、美味しそう。
「ちょっと味薄いかも。足りなかったらごめんね。醤油かけて!」
「は~い」
別にMではありませんが、このツンデレ加減が心地良い。
玉子焼は確かに薄塩でしたが、ちょうどいい感じ。
たまご好きの私も納得の味。
「旨いな、これ」
と井之頭五郎よろしく心の中で呟きながら、金曜日の夜は更けていきます。
「今日は混んでるね。儲かってしょうがないね」
とご常連に話しかけられた娘さんが
「そんな事ないですよ。うちは薄利多売だから」
だったら、客を断るような言い方しない方が良いのに、と思わず心の中でクスリ。
「旨いな、これ」
と井之頭五郎よろしく心の中で呟きながら、金曜日の夜は更けていきます。
とご常連に話しかけられた娘さんが
「そんな事ないですよ。うちは薄利多売だから」
だったら、客を断るような言い方しない方が良いのに、と思わず心の中でクスリ。
ほろ酔い気分になったので、お会計。
1,130円のセンベロでした。
席を立つと、一斉にガールズたちが
席を立つと、一斉にガールズたちが
「ありがとうございまーす‼️」