2018年2月2日金曜日

吉田類さんも倉本康子さんも訪れた蘇我の大衆酒場「山ちゃん」へ遥々と。黒ホッピーと名物もつ煮込み豆腐で金曜日の一人飲み

今日は千葉駅で仕事が上がりました。
このまま直帰ですが、金曜の夜ですし一杯飲んで帰ることにします。
再開発で見違えるようになった千葉駅から、自宅とは逆向きの電車に乗ります。


千葉駅から内房・外房線で二駅の蘇我
ここは内房線、外房線、京葉線のターミナルとあって、勝手に想像していたのんびりした郊外の駅というイメージよりも意外と通勤客が多いのに驚きます。


東口を出て、駅前の通りを真っすぐ歩くこと5分。
お目当てのお店の灯りが見えました。


大衆酒場山ちゃん


「炭火焼」「豆腐煮込」と染め抜かれた味わい深い暖簾と赤提灯に期待が高まります。


木の引き戸を開けて店内に入ると、そこは素晴らしい昭和大衆酒場。
木造モルタル造り、床はコンクリ打ちっ放し。
年季の入った飴色の壁に囲まれたコの字カウンターと丸椅子。
吉田類さんも倉本康子さんも訪れた、まさに酒場放浪記らしい店。


ほぼ満席でしたが、煮込みの大鍋の前の席に空席がありました。
これはいい眺め。


入口正面に店主が向き合う焼き台があります。
もちろん炭火焼。


短冊がお酒のメニュー。
「重ネ」と呼ばれる当店名物のとうふ煮込だけが定番。
ホワイトボードにはもつ焼きの品ぞろえが書かれています。


もう一つ、大きなホワイトボードには、刺身や焼魚などのメニュー。
これもその日の仕入れに応じて変わるので、ホワイトボードに書かれているのでしょう。


まずは黒ホッピーからスタート。
嬉しい三冷スタイルです。


ランチが多すぎたので、まだお腹があまり空いていません。
ホッピーを飲むうちに食欲も湧いてくるだろうと、初カツオ刺からゆっくり立ち上げることにしました。


生姜をたっぷりのせて。
活きのいいカツオに思わず嬉しくなります。


もつ焼きを頼みました。
接客も明るく優しい店主が炭火で焼いてくれます。
自分のもつが焼き台で焼かれるのを見ながら一杯飲むのは、実に楽しい。


オーダーしたのはカシラタンサシハラミ


お客さんは引きも切らず、入れ替わり立ち替わり常に満席に近い状態です。
一升瓶をキープしているご常連だけでなく、若い男性の一人客や、カップルもいて、客層の広さを感じます。
居心地の良いお店だからでしょう。


そろそろメインの重ネを頼みます。
目の前の大鍋から豆腐を一丁掬い上げ、その上にもつ煮込みをたっぷりとかけます。
だから「重ネ」というのでしょう。


最後に刻んだ生タマネギをたっぷりとかけて出来上がり。
これは美味しそうです。


目の前が賑やかになりました。
テンションが上がります。


七味をかけて頂きます。
よく煮込まれて味が滲みた柔らかい豆腐と、これまた個性的な味の滲みた味噌仕立てのもつ煮込みの相性が抜群。


刻んだ生タマネギもいいアクセントです。
実はこの重ネはハーフという頼み方も、豆腐だけという頼み方もあることを、常連さんのオーダーから知りました。
ならば、もつ煮込みだけというのもあるのかもしれません。
今度来るときは、聞いてみようと思いました。


お酒は二杯目。
プレーン酎ハイにしました。


ふと見るとホワイトボードのメニューがいくつか消されています。
仕入れを絞っているのでしょう。
必然的に鮮度はいいと言えますが、早めに来ないと売り切れてしまう可能性もあります。


あまりにも居心地がいいので、更にもう一杯飲むことにします。
再びホッピーに戻って、今度は


ご常連たちの会話をBGMに、スマホのSNSを眺めながらゆっくりとホッピーを舐めれば、一週間の疲れもじんわりと溶けていきます。


お会計は2,900円。
2時間弱の滞在でした。
蘇我で降りたのは初めてで、ちょっとした旅行気分。
旅先の居酒屋で飲んだような高揚した感覚で駅に戻りました。
しかし、同じ千葉県とはいいながら、ここから自宅まで1時間以上かかるのです。




関連ランキング:居酒屋 | 蘇我駅千葉寺駅

 
夜総合点★★★☆☆ 3.5



やっぱり食べ切れないここのセットメニュー。「五六八そば 虎ノ門店」で味噌カツ丼にかけそばが付いた本日のサービスランチ

出先から戻って職場のある虎ノ門で遅いランチ。
久しぶりに五六八そば 虎ノ門店で食べることにしました。


この店は何を頼んでもデフォルト大盛。
まして丼とそばのセットはどちらも一人前というボリュームなのですが、今日はレイトランチとあって食べられる予感がしました。


注文はもちろん本日のサービスランチ
寒いので、セットのそばは温かいかけそばにしてもらいました。
味噌カツ丼セット(そば付)と表に書かれていましたが、そばの大盛に味噌カツ丼も別注したような迫力です。


もちろん味噌カツ丼は普通に一人前。


そばはどう見ても二玉ありそうです。


七味を振っていただきます。


つゆをひと口。
昼前まで雪が降っていたこともあって、温まります。


そば好きの私は、これくらい食べれるだろうと思っていましたが、そうはいきませんでした。


一方の味噌カツ丼。
そばが入っている丼が大きいので小さく見えますが、あくまでもメニューの上ではこちらが主。


たっぷりの八丁味噌がかかっています。


トンカツはきちんと揚げ立て。
アツアツ過ぎて口の中をヤケドする始末。


お茶碗二膳分だと思われるご飯の量。
半分食べたところで苦しくなってきました。


この時点で、そばはまだ半分以上残っています。
結局味噌カツは食べましたが、ご飯と蕎麦は三分の一ほど残してしまいました。
大衆的な味とコスパの良さで好きな店なのですが、セットメニューはやはり私には無理でした。
この店でセットメニューや大盛を難なく平らげる常連と思しきサラリーマン諸氏の胃袋はいったいどうなっているのでしょう。
健啖家と言われる私も脱帽です。





関連ランキング:そば(蕎麦) | 虎ノ門駅霞ケ関駅内幸町駅


2018年2月1日木曜日

銀座で人気の「SHIBIRE NOODLE 蝋燭屋」にようやく訪問。人気の麻婆麺にぶどう山椒オイルと唐辛子をオンしてシビシビランチ

Instagramでずっと気になっていた銀座のSHIBIRE NOODLE 蝋燭屋
今日は銀座で仕事だったので、激辛好きの同僚と二人で訪問しました。


急に雨が降ってきたので、慌ててコンビニで傘を買い、お店へ向かいます。
入口に行列整理のガードマンがいるほどの人気店のようですが、13時前でしたので無くスムーズに入店できました。
雨も幸いしたのかもしれません。


入口の券売機で注文します。
どれも魅力的なのですが、初回の今日は麻婆麺と決めてきました。


券売機の横の貼り紙には、麻婆麺が人気で仕込みが追い付かない為、夜の営業では数量を限定する旨書かれています。
会社帰りに来ようと思っていた私は、今日ランチタイムに来れて麻婆麺が食べられることにホッと胸を撫で下ろしました。


その麻婆麺味玉の食券を購入。
食券を渡すときに普辛で注文します。


鰻の寝床のような狭い店内。
奥のカウンター席に案内されました。
卓上のメニューを改めて眺め、早くも次回の作戦を練ります。


卓上にはぶどう山椒オイル、ブレンド酢、唐辛子が置かれています。


それらの調味料を使ったおいしい食べ方が書かれているので、事前チェック。


先に同僚が頼んた麻婆麺 倍辛が出てきました。
かなりの山椒。


更に痺れ激増しを注文した彼女には、小鉢に入った大量の山椒が出てきました。
これはヤバいです。


私の麻婆麺 普辛 味玉トッピングも到着。


さすがに同僚の倍辛ほどではありませんが、それなりの山椒の量。


ランチタイムはご飯がサービス。
禁断の炭水化物オン炭水化物ですが、激辛料理には水よりも辛さ対策に効果があるのが白飯です。
いくばくか良心の呵責があったので、少な目にしてもらいました。


見ているだけでアドレナリンが出てきて、戦闘モードに突入です。


麻婆豆腐をかき分けて、その下から引き出した中太丸麺を啜ります。


最初はさほどでもないな、と思う辛さ。
しかし、食べ進むうちにじんわりと発汗してくるのがわかります。


麻婆豆腐といえばオン・ザ・ライス。
そのための白飯です。


もちろんラーメンライスも。


味玉はいい具合の半熟加減。
しかし強靭な麻辣の前に、さすがの卵黄もその甘さを発揮できないようです。


中盤で味変。
ぶどう山椒オイルを三杯ほど投入します。


更に唐辛子を小さじ二杯。


前半、デフォルトの辛さに馴染んだところで、辛さを追加する作戦です。


まだ大丈夫そうなので、同僚の山椒ももらって、更にオン。
これでかなり辛くなりました。


並盛でもボリューム満点ですが、私の隣の男性は大盛を頼んでいます。
丼から溢れそうな表面張力です。


頭からかなり汗が垂れてきましたが、辛さは次第に慣れてきました。
汁も飲み干せそうでしたが、それは家人から禁止されています。
白いご飯にぶっかけて食べたいところでした。


相当な激辛でも大丈夫な同僚も、この店の倍辛+痺れ激増しにはダメージを受けたようです。
1,000円のラーメンはサラリーマンランチとしては高いですが、銀座の一等地で味もボリュームも納得のレベルですから、コスパは良いと言えるでしょう。
会社が近ければローテーションの一角に加えたいお店です。




関連ランキング:ラーメン | 銀座駅銀座一丁目駅有楽町駅

 
昼総合点★★★☆☆ 3.5