まだ5月になったばかりなのに、先月から時折夏日となる日もあって、今年の夏も暑そうです。
そうなると冷たい蕎麦を手繰りたくなるのが人情。
ならば今日のでランチは蕎麦を、と決めて出社しましたが、雨模様で20度を切る天気となりました。
それでも「冷たい蕎麦」と前日から決めていた私は、ブレることなく「本陣房 本店」へ向かいます。
12時少し前と出遅れましたが、意外にも空席があったのは天気のせいでしょう。
今日は季節のメニューから「小海老と菜の花と玉葱のかき揚げ天もり」を一色もりで頼みます。
「ご相席になるかもしれませんが」
と言って店員さんに案内されたのは奥の半個室の4人掛けのテーブル。
お盆に用意されたそばつゆと薬味が運ばれてきます。
程なく、二段盛になった細打ちのせいろと分厚いかき揚げが出て来ます。
かき揚げは具がみっしりで、厚さも5センチほどはありそうです。
もちろん揚げ立て。
実に美味しそう。
そばつゆと薬味を用意し、早速手繰ります。
ここの蕎麦は風味も良く、喉越しもしっかりしていて好き。
まずは蕎麦だけをそばつゆに軽く下の方だけ浸けて、啜ります。
かき揚げに箸入れ。
小海老と菜の花と玉葱という旬の食材が衣の中にミッシリ封じ込められています。
蕎麦と一緒に頂けば、実に幸せなランチ。
これを交互に繰り返します。
かき揚げが多いので、せいろと一緒に食べ進むバランスに注意が必要です。
せいろは二段に。
ちょうどかき揚げ半分となるように腐心しました。
そのまま寄り切り、最後は蕎麦湯で締め。
もちろんお腹はいっぱいです。
食べ終わる12時15分まで、とうとう相席にはなりませんでした。
急に気温が下がった雨の日ということなのか、それともゴールデンウィークの狭間だからなのか、この店にしては珍しく空いていました。