非常事態宣言直前までは行列があった「カレーの店 ガン爺」ですが、連休明け以降はとんと行列を見なくなりました。
徹底した効率的なオペレーションで、驚異の回転率を誇っていたこの店も、さすがに都心に人がいなければ、お客さんもいません。
「3密」は避けなければならない社会環境ですが、「非常事態宣言」が明けたこともあって、店主がツイッターで呟いている「対策」を実地で確認がてら、出向くことにしました。
行列があれば止めようと思っていましたが、今週も閑散としています。
時刻は11時20分。
コロナ以前なら、既に外のロープまでディズニーランド状態になっている時間です。
二階の窓は、コロナ以降いつも全開になっています。
「間隔を空けて待つ」
足元を見ると、二段ごとに✖印のテープが貼られていて、間隔を取るようになっています。
オーダーはもちろんチキンムガール。
いつものように、ライス小、辛口、ゆで卵トッピングというルーティンです。
食券は店主が持ったトレイにのせるという、非接触型に転換。
カウンターは一席飛ばしで間隔を空け、あれだけ密だったお店とは思えない徹底した対策。
まだまだ出社している人が少ないのか、お店自体も閑散としています。
カウンターが満席だったので、私は二人掛けのテーブル席に一人で案内されました。
これまた、初めての出来事。
私の真後ろの窓は全開で安心です。
お店に入ってからでも、まだ3分と経っていません。
吉野家並みのガン爺に驚きを隠せない私です。
驚きの余り、いつも撮影する全体像の動画を撮り忘れるほど。
ゆで卵が入った、辛口のカレー。
お皿からこぼれそうなほどたっぷりのチキンムガール。
サラダに自家製ドレッシングをかけます。
卓上のピクルスをサフランライスにたっぷり添えて、久しぶりのガン爺の準備は整いました。
ライスにチキンとルーをかけ、早速頂きます。
ピリッとしたスパイスが身体に染み渡ります。
実に久しぶりの、懐かしい味。
ジューシーなチキンムガール。
これが、またこの店のカレーに合うのです。
第二ラウンドからは薬味をオン。
香りのスパイス、ガランマサラ、うこんの三種の神器。
自分好みに、更にスパイシーに変化します。
外出自粛の長いトンネルを抜け、ようやく味わえたお気に入りのお店のカレー。
ライス小なので、最後はチキンもルーも余り気味ですが、それがまた嬉しい。
しっかりと味わって、フィニッシュです。
まだまだ「Withコロナ」の時代は続きますが、「3密」と「衛生」に配慮しつつ、「ニューノーマル」な時代の外食を徐々に楽しんでいきたいと思います。