2018年1月27日土曜日

実に久しぶりの横浜中華街。 ミシュランのビブグルマンにも選ばれた中国家庭料理「山東一号店」で名物のモチモチ水餃子をココナッツ風味のタレで食す

急に思い立って横浜中華街を訪れました。
記憶は曖昧ですが、10年は来ていないのではないでしょうか。


11時に着いたので、まだ人出もさほど多くはありません。


裏路地を散策しながら、候補の店をチェックして回ります。


途中で関帝廟にもお参り。


 いくつかの候補から、今日のランチは山東一号店に決めました。


中国家庭料理を看板に掲げるお店です。


庶民的で安心して使える美味しいお店の称号、ミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれています。


今日は息子にハンドルキーパーを任せて、私は久しぶりの昼ビール。
生ビールは嬉しいサッポロです。


妻と息子は水で乾杯。


ザーサイをつまみで頼みました。


しばらくして出てきた名物の水餃子


一皿10個。
この店のマストアイテムです。


卓上の壺に入ったタレを、よくかき混ぜてから取り皿に入れます。


このタレはココナッツの入った特製。


モチモチした肉厚の皮とジューシーな餡のコントラストがナイス。
オリジナルの甘辛いココナッツの入ったタレと相まって独特の美味しさを演出します。


上海焼きそばはボリューム満点。


徐々にテーブルの上が賑やかになってきました。


春巻


台湾ちまき
ちょうど三個だったので、一人一個。


小振りなので、パクっと食べられます。


早い時間なのですんなり入れましたが、その後で一気に混んできました。
やはり中華街のランチは早めが良いようです。
お会計は締めて4,104円。
これで十分でした。





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昼総合点★★★☆☆ 3.4

2018年1月26日金曜日

八重洲南口再開発で35年の歴史に幕を閉じる「加賀屋 東京駅前店」。最終日にホッピーともつ煮込み豆腐で昭和の思い出を心に刻むノスタルジックなひとり酒

今日はここに来なければ、と思っていました。
再開発のため、今日で35年の歴史に幕を閉じる加賀屋 東京駅前店
東京の大衆酒場好きのサラリーマンなら誰でも知っている加賀屋チェーン。
山手線の主な駅に支店のある大衆酒場です。
正確にはチェーンでもフランチャイズでもなく、緩やかな暖簾分けのような共栄会という仕組みで繋がっています。
江戸の蕎麦屋の仕組みに似ているかもしれません。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、あちこちで槌音が響く東京ですが、ここ八重洲南口も再開発の対象です。


35年前といえば、私が社会人となった1983年。
私のサラリーマン人生と同じ歴史を持つ昭和酒場です。


月曜日の夜に降った雪が、まだ残っています。
高層ビルの谷間は、日が当たらず雪が残るのです。


暖簾を潜って店内へ。


あいにく満席。
そこそこオオバコなので、待つことは滅多に無い店ですが、やはり最終日だからでしょうか。
入り口脇でしばし待つことにしました。


閉店を知らせる悲しい貼り紙。
再開発の是非を改めて考えさせられます。


15分ほど待って、ようやく案内されました。
この店は大衆酒場を標榜する加賀屋共栄会の中では一線を画す独自路線。
メニューの品揃えや価格帯から、その差が窺えます。


まずはホッピーから。
はもう無いとの事で、を頼みます。


お通しが出てきました。
出汁豆腐と生海苔酢。
こんなところも東京駅前店ならでは。


最終日と知ってか知らずか、満席の店内。
この賑わいも今宵限り。


私は、ひとりジョッキを掲げ、35年間地元のサラリーマンや出張族を迎え入れてきた昭和大衆酒場の労をねぎらい、乾杯します。


とりあえず名物のもつ煮込み豆腐から。


七味を振っていただきます。


味噌仕立てですが、やや薄めの味。
なんとなく上品に感じます。


お刺身は別メニュー。
こんなラインナップも他の加賀屋とは異なります。


カンパチ刺を頼みました。


活きのいいカンパチ。
コリっとした食感も美味。


たまご好きの私は、ふわふわ出し巻玉子を頼もうと思ったのですが、売り切れと聞きショック。


串焼を頼むことにします。
一種類二本ずつというルールですが、6本のおまかせがあるというので、それにします。


手羽先豚バラぼんじり焼鳥


タレシロカシラ


周囲は喧騒に包まれていますが、私はひとり、しんみり、ゆっくり、この店と向き合ってサシ飲み。
また昭和の名店の灯りが一つ消えていきます。


1時間ちょっとのノスタルジックなひとり酒を終えて、表に出ると、既に再開発が終わった丸の内の高層ビル群が見えます。
1964年の東京オリンピックで発展したこの街は、皮肉な事に2020年の東京オリンピックの新たなレガシーと引き換えに、かつてのレガシーを大きな代償として失う気がするのは、昭和生まれの私のノスタルジーでしょうか。
この店の跡地に建つ60階建てのビルには、金太郎飴のような味気ない店しか入らないはずです。





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夜総合点★★★☆☆ 3.2