餃子の王将 四条大宮店で巡礼を済ませた後、市バスの一日乗車券を買って向かった先は一乗寺木ノ本町。
四条大宮からバスに乗り四条烏丸で岩倉操車場前行きへ乗り換え。
鴨川を渡りバスは東へ。
四条烏丸からおよそ40分。
降り立ったのは京都市街の東端を走る白川通と東西を貫く北大路の交差点、白川通北大路。
市街地の北東端にあたります。
目指したのはここでした。
ここが天一ファンのメッカにしてお伊勢さんでもある天下一品 総本店。
総本店という文字に緊張すら覚えます。
大阪万博が開かれた翌年1971年(昭和46年)、京都で一人の男がラーメンの屋台を引きはじめました。
現在、天下一品グループを率いる木村勉社長、36歳の時。
実は天下一品は元々この辺りで屋台を引いたのが発祥の謂れ。
持ち金3万7千円、拾い集めた廃材を板金職人の友人に組み立ててもらってのゼロからのスタート。
初日の売り上げはたった11杯。
屋台仲間のおじいさんから教わった基本のスープは、どこの屋台でもある醤油味のスープ。
「この味ではわざわざ来てもらえない」
屋台を引きながら、いろんな材料で「これもアカン、あれもアカン」と毎日四苦八苦しながらやっと納得のいく味にたどり着いたのが屋台を引きはじめてから4年目。
天下一品秘伝のこってりスープの誕生です。
天下一品のHPをスマホで読みながらそんな歴史をおさらい。
しかし今や全国に熱烈な天一ファンをもつ企業に成長したのです。
目の前のベッキーもこってりににっこり。
チャーハンや唐揚げなどの人気メニューもありますが、ここは直球勝負。
煮玉子ラーメン大盛。
もちろんこってりです。
出て来ました。
厳粛な気持ちで頂きます。
煮玉子はこってりスープの表面張力に浮かんでいます。
薄切りチャーシュー、細切りシナチク、ネギ。
創業時の屋台から受け継がれています。
ドロっとしたスープは独特ですが、決してくどいわけではありません。
豚骨魚介系スープが幅をきかせる昨今のラーメン界ですが、天下一品のスープのトロミは実は野菜が煮崩れたもの。
麺に絡まるスープは甘味すら感じます。
本店のスープは他の店よりも少し薄め。
後半は卓上のラーメンタレを少し入れてみました。
「明日もお待ちしてます」
屋台時代の苦労の現れでしょうか。
満腹の胃をこなれさせるため、店を後にして白川通を南へ下り哲学の道を銀閣寺へと歩いて向かいました。
銀閣寺の展望台から遥か京都市街を望み、駆け足の京都巡礼の旅を振り返りました。
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天下一品のHPをスマホで読みながらそんな歴史をおさらい。
しかし今や全国に熱烈な天一ファンをもつ企業に成長したのです。
目の前のベッキーもこってりににっこり。
チャーハンや唐揚げなどの人気メニューもありますが、ここは直球勝負。
煮玉子ラーメン大盛。
もちろんこってりです。
厳粛な気持ちで頂きます。
煮玉子はこってりスープの表面張力に浮かんでいます。
薄切りチャーシュー、細切りシナチク、ネギ。
創業時の屋台から受け継がれています。
ドロっとしたスープは独特ですが、決してくどいわけではありません。
豚骨魚介系スープが幅をきかせる昨今のラーメン界ですが、天下一品のスープのトロミは実は野菜が煮崩れたもの。
麺に絡まるスープは甘味すら感じます。
本店のスープは他の店よりも少し薄め。
後半は卓上のラーメンタレを少し入れてみました。
「明日もお待ちしてます」
屋台時代の苦労の現れでしょうか。
すっかりお腹一杯。
さすがにB級グルメ連食は50過ぎの身体には堪えます。満腹の胃をこなれさせるため、店を後にして白川通を南へ下り哲学の道を銀閣寺へと歩いて向かいました。
いささか食べ過ぎた己への反省を込め、飽くなき食欲への邪念を祓うべくしばし瞑想。
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