2014年11月15日土曜日

ツーリング帰りはお気に入りの居酒屋で一杯。東天満「美尋」で富山直送のアテを肴に常連さんたちとの会話も弾む

今日は早起きして奈良十津川村までツーリング。
みたらい渓谷で紅葉狩りをして、温泉地温泉で露天風呂という贅沢な休日を過ごしました。

17時過ぎに帰宅して片付けを済ませ、お気に入りの居酒屋に予約の電話を入れました。


暖簾をくぐったのは18時半。
既にいつもの顔ぶれで賑わっています。
まずは生ビール
心地良いツーリングの疲れが一気にほぐれていきます。


カウンターの上の大皿料理。
少しずつ食べたい欲張りな私は、マスターに我儘を言って、少しずつ四品をのせてもらいました。


昨日、マスターが実家の富山から食材を仕入れてきたと聞き、その中から注文することにしました。


すりみ焼


グチが主ですが、その時期折々の富山湾の海の幸を、それぞれの店なりの工夫で混ぜ込んだもの。
魚の種類や塩加減などで味は千差万別だそうです。
もちろんマスターは、ご自身がお気に入りのお店で調達。


すり身に塩味がついていますからそのままで。
ふんわりしていながらも、適度な歯ごたえの弾力があります。
私の留守宅の千葉の名物、いわしのすり身とはもちろん全く違います。
魚を使ったすり身でもこんなに幅広いとは、本当に日本の食材は面白い。


三岳のロックに切り替え。


ワインボトルが出てきました。
何かと思えばチェーサー用の水が入っていました。
「びっくりしたなぁ。ワインがサービスかと思ったわ」
そんなことで盛り上がるカウンター席。


富山昆布巻き蒲鉾
これは魚津のものだそうで、青色は珍しい。


やはり富山からかにみそ
マスターの郷里、新湊産。


黒板に書いてあった黒作りというのが気になったので出してもらいました。
これも新湊のもの。


黒作りとはイカ墨で漬け込んだスルメイカ。
みりんで少し甘い味付けになっています。
「朝からこれをご飯にぶっかけて食べるんですわ」
とマスター。
それは確かに美味しそう。


しかしご飯よりも合うのは日本酒でしょう。
焼酎派の私も珍しく一杯頼みました。
マスターオススメの特別純米酒清泉
このお酒を造る新潟県長岡市の久須美酒造は、幻の米亀の尾(かめのお)の種もみを探し出し、地元農家を説き伏せて有機栽培して銘酒亀の翁(かめのお)を誕生させた逸話、漫画「夏子の酒」のモデルとしても有名です。


16年の長きに渡り吟醸酒専用に開発された新潟生まれの酒造好適米・越淡麗(こしたんれい)で仕込まれた上品な香りと味わい。
新潟の隣、富山の海の幸と合わないはずがありません。


大皿からすき煮
先日竹うちでを食べた時に卵をのせてもらうのを忘れたので、リベンジです。


絶妙の半熟。


甘辛いと絡めて頂きます。
最高に旨い。


目の前には美味しそうな魚がいっぱい。


そんな中から選んだのはさんま
もちろん塩焼きで。
去りゆく秋を惜しみます。


この苦味がさんまの良さ。


ねこまたぎの完成です。


常連さんたちとの会話も弾み、気がつけば3時間ほど飲んでいました。
すっかりいい気分。
早起きしたので睡魔も襲ってきました。
マスターご夫妻とカウンターの常連さんたちにお暇を告げて店を出ました。



関連ランキング:居酒屋 | 大阪天満宮駅南森町駅扇町駅

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奈良の奥山、みたらい渓谷へ紅葉狩り。十津川村の温泉地温泉で命の洗濯の前に道の駅十津川郷「蕎麦処 行仙」ですだちそばとめはり寿司

関西地方は各地で紅葉の見頃となっています。
今日は、そんな中から奈良の秘湯とセットのツーリングを企画しました。
朝早く大阪を出発して、奈良県天川村みたらい渓谷へ。


渓谷沿いに整備された道を歩きます。
大小の滝や岩場と紅葉のコントラストがとても美しい。




小一時間散策してから、再びバイクに乗って県道53号線を西に向かいます。
広くなったり狭くなったりしながら水を運ぶ天の川新宮へと注ぐ熊野川の源流。


十津川沿いに国道168号線を南へ。


十津川村役場に着きました。
7時半に家を出て、既に12時です。


役場に隣り合わせの道の駅 十津川郷


足湯もあります。
交通量の少ない国道に面しています。
のんびりと足湯に浸かる地元のおばあちゃんたちがいました。


食事処の少ない十津川ですが、ここに蕎麦処 行仙があります。



石臼挽きの手打ち二八そば。


お店は道の駅の二階。


綺麗でゆったりとした店内。


期間限定のすだちそばが目に止まりました。
ツーリングで身体が冷えたので、これにしましょう。


それだけでは少なそうだったので、熊野名物めはり寿司も一個頼みました。


美味しそうです。


すだちの薄切りがそばつゆに浮いています。
大阪でたまに食べるお店のものは、もっとたくさん浮いていますが、量の問題ではないので、これでOK。


辛味大根とネギが薬味でついていますので、それをのせて七味を振っていただきます。


手打ちの二八そばは繊細で、少し頼りない位ですが、素朴で鄙びた味わいがなかなか。


そばつゆはすだちの風味と相まって、香りも豊か。


めはり寿司吉野から熊野のかけての奈良県南部の山間部から和歌山県新宮にかけての郷土料理。
高菜の浅漬けの葉でくるんだお弁当用のおにぎりは、昔から山仕事や農作業のお弁当でした。


一年半前に熊野三山詣ツーリングの時に食べて以来の懐かしい味。
土地によってそれぞれ味が違うそうです。


冷えた身体に滲み渡るそばつゆ。
ついつい飲み干してしまいました。




関連ランキング:そば(蕎麦) | 十津川村その他


一階の売店でお土産を買いました。
会社には地元十津川村のゆるキャラのお菓子。
自分には手延そうめんと唐辛子きざみ高菜漬。


「やっぱりそばは物足りないからまだ小腹が空いているな」
と思って外に出ると、手造りこんにゃくの屋台。
先ほどは気がつきませんでした。


「串こんにゃく じっくり5時間煮込みました」という手書きの文字に惹かれました。


週末だけの営業だそうです。


美味しそう。


店主がオススメの十津川名物のゆずコンにしました。


ちょっと酸味のある爽やかな味。
確かにしっかりと煮込まれて美味しい。
ノンカロリーで腹持ちのいいものを頂きました。


道の駅からすぐの所に温泉地温泉の公衆浴場滝の湯があります。


無色透明ながら硫黄臭の強い温泉。


ちょっとだけツルヌルとした泉質。


内湯から階段を下りると、屋外の露天風呂は滝が見える絶景の場所にありました。


紅葉を楽しみ、、十津川名物の料理を食べて、ゆったりと命の洗濯をしました。




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行仙そば(蕎麦) / 十津川村その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.1