名店、人気店、行列店、チェーン店・・・。
そんな中で2月に訪れたこの店を超える店にはまだ出会っていません。
その店に今日はM部長と部員のM君の二人を連れてきました。
グルメのM君も来たことがないというので、ちょっと私も鼻が高い感じ。
その店とは讃岐うどん江戸堀 木田。
会社からは徒歩10分と微妙に離れていますがそれでも来る価値がある、と私は思っています。
こちらの店主さんはかやくご飯で有名なミナミの大黒が実家で、讃岐うどんの超有名店梅田はがくれ 本店で修業をされたという経歴をお持ちだそうです。
行列嫌いの大阪人がそれでも並ぶ人気店。
メニューはオーソドックスなラインナップ。
一押しの生じょうゆの他、ぶっかけ、かけにお好みの天ぷらを組み合わせて。
釜たまも捨てがたいところ。
人気のかやくご飯を一緒に頼めば至福のランチとなります。
うどんは注文を受けてから、真剣勝負の釜茹で。
時間がかかるのでお茶を飲みながらちょっと漬物を摘まんだりして。
オーダーから20分。
店主渾身の作品が出来上がりました。
私はかねてから食べたかったひやかけ。
メニューには無いですが、別盛でとり天。
ご飯は今回は玉子めしにしました。
はがくれの師匠ばりの「醤油2かけ半!絶対混ぜちゃダメ!2本ずつ食べてください!」の口上は同じ。
店主自ら薬味をかけすだちを絞る所もはがくれと同じですが、あのオヤジほど押し付けがましくはなく、こちらのマスターは当たりも柔らかくて人懐っこい話し方がとても好感が持てます。
こちらは私もタジタジの大食漢M君の生じょうゆとかやくご飯。
なんと彼は大盛では足りないと3玉注文!
さて私のひやかけ。
澄んだ出汁が食欲をそそります。
東京では味わえない料理。
そう、あえて料理と言いましょう。
慈しむように少なめにうどんをすくって啜ります。
「最初は薬味を入れないでそのまま味わって下さい」という店主の指示に従います。
鰹の利いた出汁は深みがありながら余分な雑味などなく、鰹の奥深くにかすかに感じる昆布の風味。
やるなぁ。
玉子めしはご飯の真ん中を窪ませてそこに最初から上質の生卵を割り入れて出してくれます。
好みで醤油を垂らしていただきます。
そろそろ薬味を投入しましょう。
葱と生姜。
ひやかけならではの静謐さ。
とり天は大振りのもも肉が3個カリッと揚げたてで出てきます。
とり天単独のメニューは無いのですが、「とり天ぶっかけのとり天をひやかけに付けられますか?」という私の我儘なオーダーをいとも簡単に受けてくれたのです。
ヤケドしそうな程のとり天はうどんの仕上がり時間を逆算して揚げるからこそ出来る技。
うどんを3玉頼んだM君が一番に平らげ、じっくりと味わって食べた私が皆を待たせる結果となりました。
2月に来たときは気がつかなかったのですが、ホールを取り仕切る小柄な可愛い奥さんのお腹はすっかり大きくなっています。
「お目出度ですか?お身体お大事にして下さいね!」
と声をかけ、素敵な若夫婦が切り盛りする気持ちのいい店を後にしました。
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