中部支社出身で、東京本社で働く仲間たちの懇親会
「いこみゃー会」が、久しぶりの開催です。
中部支社には地元出身者があまり配属されず、私のように大阪出身や、東京出身が先輩後輩に多く、配属されると若手が一番困るのが、初めて聞く名古屋弁。
配属初日、ベテランから
「おい、昼飯いこみゃー」
と声をかけられ、
「昼飯に行け?行ってこい??行くな???」
とハテナマークで頭がいっぱいに。
正解は
「行くぞ」
「いこみゃー」とは、名古屋弁で「行こうよ」「行きましょう」という意味。
英語ならズバリ"Let's go!"という感じでしょうか。
とにかくわからない言葉だらけで、実に苦労しましたが、一年もすれば、私も名古屋弁をかなり自由に操れるようになりましたから、人間なんとかなるものです。
お陰で、私は大阪弁、名古屋弁、標準語、英語と四ヶ国語を話せるようになりました。
さて、今日の「いこみゃー会」は、虎ノ門にある
「味仙」。
幹事のK君が、会の趣旨に合うようにと、今ではすっかり全国区になった
「名古屋メシ」の一つ、今池の台湾料理
「味仙」(みせん)の支店だと思って予約したのが、ここ
「味仙虎ノ門店」。
しかし、ここはあの名古屋の味仙とは全く無関係の香港料理店。
しかも
「あじせん」と読むのです。
私の職場のある虎ノ門のランチエリアなので、もちろん私は知っていて、食べたこともあります。
「お店と交渉して、何とか激辛台湾ラーメンをコースの締めに入れてもらいました」
と誇らしげなK君の案内メールを読んで
「あー、やっちまったなぁ~」
と思ったのです。
19時スタートの会合には、半数が定刻には現れ、一時間後には全員揃うという、我が社としては上出来な集まり具合。
「働き方改革」の効果が、思わぬところに出てきているようです。
私の一年先輩の重鎮から乾杯のご挨拶。
昭和入社組は、とうとう令和と年号が変わるまで勤めることになり
「俺たちは明治入社みたいになっちゃったね」
と平成世代には理解不能なジョークで盛り上がります。
次から次へと出てくる料理はもちろん名古屋の味仙とは似ても似つかないものばかり。
それでも4,000円でデザートまで付いて、飲み放題なのですから、良いではないですか。
懐かしい顔ぶれとは、思い出話に花が咲きます。
「今回は若手の参加が無く、残念なので、幹事を若手にして代替わりしよう」
「会社の社食でやれば、もっとみんなが参加しやすいよね」
などと、この会の存続を危惧する50代の発言が相次ぎました。
締めには幹事の宣言通り名古屋味仙の
「激辛台湾ラーメン 」を模したラーメンが出てきましたが、残念ながらというか、当然ながら似ても似つかない味でした。
さすがにこの年になると、みんな頭は薄いか白いか、お腹は出ているか、太っていなければシワが増えているか、といった情けない風体になっているのですが、そこはお互いに触れないのが暗黙のルール。
生ビール、ハイボール、紹興酒をチャンポンで飲み、なんだかんだと言いながら、それなりに料理を食べました。
三時間に及んだ宴会は賑やかかつ和やかに終了し、次回の再会を約してお開きとなりました。
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