私の以前の部署の長年の同僚H君と今の職場の同僚Kさんに接点があったのです。
ならば3人で飲もうということになりました。
H君が予約した店はステーキてっぺい 新橋店。
彼ならこの店だろう、と思っていた通り。
H君が少し遅れるというので、Kさんと生ビールで乾杯。
頼んでもいないのに、キャベツ炒めが出てきました。
この店がかつて神泉にあった頃から超常連のH君が、気を利かせて店主に前菜の電話で指示したのでしょう。
上にかかっているのが当店自慢のニンニクソース。
この後も、様々な料理がニンニクまみれで出てきますが、今日は金曜日なので、大丈夫でしょう。
程なくH君も到着し、三人で乾杯です。
ビールの次は赤ワインというのがこの店での我々の常道。
「『悪い酔いの赤』くれる?」
といつものジョークを飛ばすH君の言っていることがわからないKさん。
この店の赤ワインは一種類なので選択肢はありません。
そこを、あたかもお気に入りの銘柄を指定しているかのような言い方をするH君の茶目っ気。
一人一本がノルマなので、悪酔いするから「悪酔いの赤」。
続いては、もやし炒め。
もちろんガーリック風味。
オーダーはH君に任せておけば間違いありません。
といっても、そんなに種類も無いので私でもオーダーできるのですが。
ホワイトアスパラサラダ。
定番前菜の極めつけはグリーンサラダ。
かかっているのはもちろんニンニクドレッシング。
ここからはステーキです。
ソースが出てきました。
「ヤングステーキの良いところを、150ほど焼いてくれる?」
とまたH君。
Kさんは真に受けていますが、私は笑ってしまいます。
「寿司屋でお造りを頼む常連みたいに言ってみただけて、良いところなんかないんだよ」
とH君。
ヤングステーキ150g。
バターしょうゆに浸けて。
もちろんバターもにんにく風味。
ヒレ。
柔らかい肉に絡むオイルにも、にんにくが。
ハラミステーキ。
食べ応えのあるボリューム。
ジューシーな肉質。
当然、にんにく風味のしょうゆに浸けて。
締めに欠かせないガーリックライス。
H君と私の長い付き合いと、色んな仕事の経験談を興味深く聞くKさん。
話も弾んで「悪酔いの赤」はノルマ通り3本空けました。
金曜日ということもあって、リラックスして飲んでいるうちに気が付けば閉店。
5時間以上も飲んで食べて話していました。