今年の妻の誕生日会は、いつものように家族全員ではなく、妻と二人で贅沢なものを食べようという企画にしました。
妻のリクエストに応えて「銀座くどう」の土曜日昼の会席ランチを予約。
昭和通りの路地裏のビルの3階。
隠れ家的なお店です。
本当は二人で来たかったのですが、三男も「くどう」が食べたいと言って、夫婦水入らずとはいかず三人になりました。
テーブルにはお盆の上にナプキン代わりの名入りの布巾が置かれています。
三男がジョインしたお陰で生ビールが飲めたので、そこは良しとしましょう。
先付。
ホタテと山芋と菊の花のお浸し。ジュレがかかっています。
二品目は名物の焼き胡麻豆腐。
熱々の焼き胡麻豆腐は、外はカリっと、中環ふんわり。
豆腐の下の胡麻ダレと和えながら頂きます。
この店は5回目という妻もお気に入りの料理。
私も気に入りました。
紅葉とリスの塗りが可愛いお椀が出て来ました。
蓋を開けると、蓋の裏にも紅葉。
お椀は海老真丈、ナス、そして松茸。
お昼から贅沢な気分です。
日本酒を頼みます。
仲居さんが綺麗なカッティンググラスをたくさん持ってきてくれました。
その中から小ぶりで飲みやすそうな形のものを選びます。
頼んだ日本酒は山形のばくれん超辛口。
すっきりとした味わいです。
造里。
戻りかつおの炙りに海苔醤油と山葵。たっぷりの芽ネギがのっています。
妻が楽しみにしていたお待ちかねの八寸が出て来ました。
舞茸の天ぷらを中心に、季節の彩りを散りばめた盛り付けも美しい。
日本酒も進む品々です。
炊合せはかぶのかぶら蒸し、きのこのあんかけ牛そぼろ。
きのこは好物なので、秋を感じる今日の献立は私も嬉しい。
締めは、これもくどうの名物鯛茶漬け。
山形のつや姫を、土鍋で私たちの分だけを炊いて持ってきてくれるサービス。
日頃家でご飯を食べないので、炊き立ての美味しいご飯は何よりのご馳走。
ご飯はもちろんですが、鯛もお代わりが出来ると聞き、更にテンションが上がります。
お新香まで美味しそうです。
せっかくなので、炊き立てのご飯だけをひと口。
日本人に生まれて良かったと感じます。
鯛の身をほぐしたふりかけもご飯にのせて頂きます。
最高のご飯のお供。
「最初はお茶漬けではなく、そのままでお召し上がりください」
という仲居さんの勧めに従って、胡麻ダレを纏った鯛をご飯と一緒に頂きます。ご飯は三膳目。
鯛も二切れ追加してもらい、いよいよお茶漬けです。
これも仲居さんの勧めに従い、器の胡麻だれを余すことなく全部かけます。
そこへ熱々のお茶をかけて、絶品鯛茶漬け。
最後の甘味です。
誕生日の妻のデザートは、スペシャルなお祝いプレートにのって出て来ました。
マンゴーのジュレがけとプリン。
プリンが大好きな私は、最後まで大満足。
布巾とお箸は記念で持ち帰れます。
ゆったり2時間の美味しく楽しいランチ。
ここ数ヶ月多忙な毎日でしたが、今日は妻の誕生日のお陰で私もリラックスできました。