2018年9月8日土曜日

偶然にも今日が20周年のハッピーバースデー。創業時から通う千葉の家系ラーメンで一番好きな「千葉家」

土曜日のランチ。
週末に帰ってきた一人暮らしの三男から
千葉家に行こうよ」
と誘われました。
小さい頃から連れて行っていたのでソウルフードなのかもしれません。
私も大好きなお店ですので、二つ返事で出かけました。
郊外の住宅地にあるお店ながら、相変わらずの行列です。
もっとも、それは織り込み済みなのでウエイティング。
入口のガラス越しに小さな子供連れのファミリーが二組。
昔の自分に重なります。
子供連れにも優しいお店なのです。


店内に入ると奥さんが注文を聞きに来ます。
麺固め脂少な目、ですね?」
と全く澱むこともなく聞いてきます。
別に私が常連だから、というわけではありません。
ここの奥さんは驚異的な記憶力で、一度でも来店すると客の好みを覚えるのです。
初めてのお客さんにはシステムを説明するので、完全にお客さんを識別する超能力を持っています。


今日は何故か店内に万国旗のような飾りと「happybirthday」の文字。
奥さんに尋ねてみると「今日が開店20周年なんです」とのこと。
まさに今日がその日だと知って、そんな日にこの店を訪ねることが出来た偶然に感謝です。
思えば、この近所に住む知人が「美味しいラーメン屋さんが出来た」と教えてくれて、訪問したのが最初。
SNSなど無い時代のことですから、口コミや雑誌しか情報源がありませんでした。
自宅からは車で20分ほど離れていますが、それ以来通うようになり、気が付けば私も20歳年を取っていた、というわけです。
ずっと若々しい店主ご夫妻ですが、彼らも20年の年輪を重ねていたのですね。


先にトッピングしたほうれん草味玉が出てきます。


しばらくしてラーメンが到着。
麺固め脂少な目、です。


多すぎるほうれん草は息子とシェアし、味玉をインして食べ始めます。


家系独特の豚骨醤油味のスープは、いつ来ても安定の味。


家系の代名詞でもある酒井製麺 の極太麺との相性も抜群です。


トッピングしたほうれん草で野菜を摂取。


チャーシューはシンプルな味わい。


しみじみと旨い、ここのラーメン。


途中でショウガとニンニクを加えて味変します。


味玉はもちろん半熟。


飲み干したい位美味しいスープですが、そこはグッと我慢。


かつては「脂多め、中盛、ライス」だった私ですが、年齢とともに胃袋も縮小し、好みも変化しました。
とはいえ、やっぱりこの店のラーメンは、私たち家族にとってはソウルフードです。
20周年、おめでとうございます!

2018.9.8(土)




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昼総合点★★★☆☆ 3.5

2018年9月7日金曜日

大切なお店で金曜日のひとり酒。勝どき「魚河岸処さより」で、亡くなった大将に献盃

今週は、はしご酒&幹事疲れの一週間。
金曜日位はマイペースで飲もうと、長い付き合いの勝どきの居酒屋へ。
魚河岸処さよりは、再開発が進む運河沿いにひっそりと残った昭和の棟割り長屋の一戸を改装して営業する隠れ家的な居酒屋です。
かつて本社が築地にあった頃、この店も築地にあって、昼も夜もよく通いました。


頑固で接客の下手な大将でしたが、私はなぜか馬が合い、かれこれ30年近い付き合いになりました。
本社が汐留に移転し、さよりも八丁堀に移転したのでしばらくブランクが開きましたが、再移転した勝どきの店に、数年前からまた通うようになりました。
ところが今年の6月に大将は67歳の若さで急逝。
もう、あの伝法な物言いは聞くことが出来なくなりました。


お通夜以来なので、奥さんと、跡を継いだ若い息子さんはどうしているのか気になって暖簾をくぐりました。
ランチ営業はしばらくお休みしているそうで、今は夜だけ。


小さなお店は程よく賑わっています。
カウンターに腰掛け、まずは生ビールで喉を潤します。


シメサバ新サンマ刺身を少しずつ盛り合わせてもらいます。


大将が好きだった日本酒で献杯しましょう。
菊水


息子さんの魚の仕入れと捌きは親譲り。
お刺身はどれも美味しい。
「刺身は、まだ息子にはまかせられねえな」
と言いながらも、息子さんの腕前に目を細めていた大将が思い出されます。


すると後ろのテーブルから声をかけられました。
「いつもブログを拝見させていただいています」
と名刺を渡されました。
大阪赴任時代は時々あったのですが、東京では珍しいこと。
なんでわかるんでしょう。


二杯目の日本酒は七冠馬


殻付き生岩牡蠣を合わせます。


プリプリの殻付き岩牡蠣は実に美味。


奥さんの勧めに応じてサンマ肝漬焼も頼みます。


サンマの肝で作ったタレで漬け焼きにした創作。
苦味と辛味に日本酒も進みます。


今度の社内報に、広報から「思い出の店」という企画に寄稿を頼まれ、この店のことを書こうと思い、了解を得に来たのも目的の一つ。
4年ほど前に、大将を撮った貴重な写真の使用許諾をもらいます。
懐かしい思い出話に花が咲きますが、滅多に飲まない日本酒に酔いも回ったので、そろそろ失礼します。


店を出て振り返ると、そこは東京オリンピックを控えてすっかり見違えった勝どきの高層ビル群でした。

蒸し暑い日のランチはズルッと啜りたい気分。「らぁめんほりうち 新橋店」で納豆ざるらぁめん生卵トッピング

新橋の本社で会議の後のレイトランチ。
次の会議まで時間も限られているし、ズルッと啜って済ませたい気分。
インスタでフォローしている方が長崎街道ちゃんぽんを食べていたのに触発されましたが、それは汗だくになりそうです。
同じ理由で源さんソーキそばも却下。
かくしてざるらぁめんが名物のらぁめんほりうち 新橋店に決定。


13時半とあって、すんなり入店です。


納豆ざるらぁめん生卵トッピングの食券を購入します。


「大盛も同じ値段ですけど」
「あ、じゃあ大盛で」
と、この口が、また勝手なことを。
カウンターに座って、しばしのウエイティング。
先につけ汁が出てきます。
醤油ベースのつけ汁に、生卵と攪拌済みの納豆がイン。
そこに生卵トッピングですから、ダブル生卵という訳です。


追っかけ出てきたつけ麺 は太麺で海苔がのっています。
もちろんざるらぁめんですから、冷やして締めてあります。


かなりの量。
「やっぱり大盛はまずかったな」
と思いましたが、後の祭り。


狭いカウンターの上は納豆ざるらぁめんに占拠されました。


納豆の粘りが食欲をそそります。


平打ちの太麺を手繰り、つけ汁にディップ。


なんとなく際物風ですが、これがなかなかイケるのです。


チャーシューやメンマとも絡めて。


途中でトッピングした生卵を割って、更に「たまご感」を増します。


ややしょっぱいつけ汁と納豆を絡めながらズルズルと啜ります。


さすがに終盤はかなり苦しくなりましたが、意地でも残すわけにはいきません。


つけ汁の底に沈殿した納豆も一粒残さずレスキューして、ごちそうさま。
腹パンのお腹をさすりながら、虎ノ門の会社に歩いて戻ります。





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昼総合点★★★☆☆ 3.3