土曜日の今日は朝から雨模様。
「中華ソバ 篤々」のXをチェックすると、限定メニューの「裏ニボ」が「秋刀魚煮干し 鬼おろし酢橘添え」だと知りました。
「俺の経験から言って、土曜日の天気の悪い日は待ちも少ないよ」
と、雨の中、外出するのを渋る妻を説得してお店に向かいます。
お店に着いたのは開店から30分経った11時半過ぎ。
五組待ちですが、人数は15人ほどなので、小一時間は待ちそうです。
近所のスーパーで買い物をして時間を潰し、45分後にリターン。
想定よりも回転が遅く、結局一時間後の入店となりました。
「売り切れてしまうのでは」
とやきもきしていた「秋刀魚煮干しソバ」はまだあったので、安堵します。
メニューの前には、秋刀魚煮干しとスダチが置いてありました。
食券を購入します。
私は味玉トッピング、妻はいつも通り生姜煮干しソバ。
ちょうどお客さんの注文が立て込んだのか、10分ほど待ってラーメンが出て来ました。
今日は鬼おろしが崩れないように、味玉は別添え。
絞りやすいようにスダチに切り込みが入れてあるのも、店主らしい細やかな気配りです。
味玉もオンして、準備は整いました。
まずはスープをひと口。
よく食べる鰯の裏ニボとの差異は分かりにくいものですが、香りや味わいに秋刀魚らしさを探ります。
今年は秋刀魚の型も良く、豊漁とあってこれからが楽しみな食材です。
鬼おろしにスダチを絞り、頂きます。
菅野製麺所の中太ストレートは、デフォルト固めの茹で加減がナイス。
スープも麺もしっかりと熱いのは当然ですが、そうした当然のことが出来ていないラーメン店は意外と多いものです。
名物のレアチャーシューは、海苔を座布団にした上に平置きし、その上に鬼おろしをのせるというレイアウトの工夫がなされていました。
これも、鬼おろしが崩れないように、ということでしょう。
酢橘の滲みた鬼おろしは秋刀魚煮干しのラーメンとはとても合うのですが、全部混ぜてしまうとスープも麺もぬるくなってしまいます。
初めて食べた時、それで失敗してしまったので、今日は少しずつ食べる分だけ麺やスープを合わせながら食べ進みます。
私の工夫も相まって、スープは中盤でも、まだ熱いまま。
更に、味玉に箸入れ。
安定の半熟加減です。
更に山椒を振って、味変。
もちろんスープは飲み干します。
1,300円のラーメンなのですから。
私の想定とは異なり、1時間待つ結果となりましたが、それでも満足できる本当に美味しいラーメンです。
店主ご夫妻にお礼を告げて、お店を出ます。
また来週も来てしまうかもしれません。