確かゴールデンウィーク前だったと思いますが、ご主人が指を怪我してしばらくお休みになっていた、みつわ台の「千葉家」。
二週間ほど前に再開したとの情報があり、ようやく訪問です。
我が家のみんなが大好きな、美味しい家系ラーメンが食べられる人気の行列店。
かれこれ20年のお付き合いです。
11時の開店10分前に到着しましたが、残念ながら二回転目。
それでもお店がアーリーオープンしたので、20分ほどで入店できました。
厨房で働くご主人は、ひと月以上お休みしたとは思えない元気そうなご様子で、一安心。
順番を待ちながらメニューを品定め。
考えてみれば、度重なる緊急事態宣言で、実は今年初めての訪問なのです。
チェックの厳しい妻が今日来ていないので、ガッツリ食べるつもり。
長男と三男も、トッピングを思案しています。
入口には除菌アルコール液。
もちろんドアは全開です。
年季は入っていますが、日頃から掃除の行き届いているお店ですから、清潔で安心。
目の前の大鍋に投入された極太の麺が茹で上がるのが待ち遠しい限り。
前回来た時には無かった手作り感満載の間仕切り版。
黄色い色が、テント看板やメニューにも使われているこのお店のカラーに合っています。
お客さんの人数に合わせて仕切り板を入れたり出したり動かしたりと、ホールを受け持つ奥さんも大変ですが、一緒のグループの間に仕切り板が入らないようにする細やかな気配りです。
目の前の大鍋に投入された極太の麺が茹で上がるのが待ち遠しい限り。
もちろん家系の基本、極太の酒井製麺です。
結局頼んだトッピングはほうれん草二つ、味玉、そして海苔。
これを3人で分けます。
私は小ライスも注文。
今日は妻がいないので、かなり大胆なオーダーです。
そこへ、ラーメンが到着。
いつもの「麺固め、油少な目」。
いつもの「麺固め、油少な目」。
シェアしたトッピングもオン。
「中盛にすれば良かったかな」
と少し後悔する私です。今日は、かなり野獣な気分。
まずはスープをひと口。
濃厚ながらも獣臭さを抑えた絶妙なバランスの豚骨醤油。
やっぱり間違いない旨さ。
追加したトッピングをかき分け、麺を引き上げます。
固めで頼んだ酒井製麺の極太麺は、しっかりとした歯応え。
家系ラーメンは喉越しを楽しみながら啜るというよりは、濃厚なスープを纏った麺をモグモグと食べる感じです。
もっとも、啜ったら、おっちょこちょいの私のシャツはスープまみれになることでしょう。早速、今日のプランを実行します。
超久しぶりに頼んだライスにラーメンをオンして、ラーメンライスです。
更に、濃厚スープを吸った大きな海苔でご飯を頬かむり。
たまりません
ここで味変。
卓上のブラックペッパーとおろし生ニンニクをドッサリ。
今日は、とことんワイルドにいきます。
中盤で味玉に箸入れ。
そしてこれもオン・ザ・ライス。
濃厚な豚骨醤油スープもレンゲですくって入れて、ラーメン茶漬けへと展開。
残ったご飯もサラサラと流し込んで。
お行儀が悪いのは承知していますが、旨いのです。
最後に残ったラーメンを一気に寄り切ります。
やはり中盛は無理でした。
スープを飲み干したいのは我慢。
塩分と脂肪の取りすぎになりますが、ご飯をぶち込んで食べたらさぞ旨いことでしょう。
大満足、大満腹です。
お会計の時に奥さんに
「ご主人の指の怪我、大変でしたね」
と声をかけると、その会話が耳に入ったのか、ご主人がやってきて
「ここなんですよ。まだもう少しなんですけど、だいぶ良くなりました」
と左手の人差し指を見せてくれました。
大変な怪我だったのでしょうが、見た感じはきれいに治っていました。
これからも美味しいラーメンを作って欲しいので、安心しました。
「どうもごちそうさまでした!お大事にしてください」
とご夫婦に謝辞を告げ、お店を後にしました。