「立石に行きましょうよ」
と職場の同僚I君に誘われました。
彼の同期で、私の前の部署の同僚でもあるS君と三人だといいます。
私が立石に詳しいことを知っていて、もつ焼きの
宇ち多”を始めとする名店をハシゴするセンベロツアーに行きたいとか。
「宇ち多”に行くなら、本来は午後半休だけど、それが無理だとしたら定時に会社を出ないと19時にはネタがなくなっちゃうよ」
とアドバイス。
ところが私が無限残業地獄に陥り、不参加を余儀なくされました。
しかし、I君から
「先輩、何時に終わりますか?せめて蘭州は一緒に行きましょうよ」
とメールをくれました。
もちろん私も、帰任後一ヶ月が経つというのに最愛の蘭州に行けていないので、なんとか仕事を終わらせて立石に向かいました。
駅についたら、もう21時。
鶏の素揚げで有名な
鳥房の脇の道を入ります。
懐かしい呑んべ横丁。
いずれは再開発されて、この風景も過去のものとなってしまいます。
I君たちは寿司屋の
江戸安にいるとの連絡。
彼らは既に、
宇ち多”~
鳥房と回って三軒目。
I君、S君に加え、I君の同僚のN君の三人が待ち構えていました。
まずは
生ビールで乾杯。
私はようやく残業で乾いた喉を潤しますが、他の3人は既に喉を潤し過ぎたようで、ベロベロになっています。
お腹はペコペコです。
とりあえず握り寿司を頼みました。
旨いネタを庶民的な価格で食べさせてくれる、立石らしい寿司屋。
立石の寿司と言えば、南口の立ち食いの
栄寿司が有名ですが、ここは座れて、値段もリーズナブル。
光り物が好きな私は
かつおと
あじを注文。
3時間のビハインド。
酔っぱらいのオジサンたちとは、かくも恥ずかしいものか、と彼らを見て思いながらも、私も日本酒に切り替えて、急ピッチで追いつこうとします。
鳥房の鶏の素揚げがお腹に堪えたのか、相当グロッキーの様子。
「行きましょう、
蘭州に!」
という彼らの胴間声に押されるように、私はお猪口の日本酒を一気に空けて腰を上げました。
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江戸安から立石の裏路地を抜け、ユニークな店を彼らに案内しながら、
蘭州に連れて来ました。
大阪転勤中も2、3回は来ましたが、帰任後は初めて。
カウンターの向こうで餃子を包む優しいお母さんに
「帰ってきましたよ、大阪から」
とようやくご挨拶が出来ました。
河岸を変えたので
ビールで再スタート。
もちろん餃子を食べるのですから、そういう意味でもビールがいいのです。
もちろん餃子を頼むのですが、その前にツマミを。
烏龍茶玉子。
別名恐竜玉子です。
牛すじは残念ながら売り切れでした。
烏龍茶で茹でた玉子なのですが、敢えてヒビが入った玉子の殻が恐竜の玉子のように見えます。
そういえば、大阪勤務の時はいつも新幹線で茹で卵を食べていました。
たまご好きの私のマストアイテム。
焼餃子。
水餃子。
水餃子のもう一皿には
香菜をのせてもらいました。
絶品餃子の勢揃い。
まずはきつね色に焼けた焼餃子から。
カリッとした皮とジューシーな餡のコントラストが美味。
この店の真骨頂は水餃子。
もっちりした皮の旨味と優しさは、他に無いものです。
18時から飲んでいる彼らと違って、全く素面の私はこれから。
紹興酒を頼みました。
常温でグビグビと。
今日は4人ですから、
焼ニラ餃子も頼みます。
餃子の全種目制覇といきましょう。
もちろんラーメンで締め。
餃子が有名なこの店ですが、もともとは屋台のラーメン屋が発祥。
実はラーメンも絶品なのです。
私が頼んだのは
香菜ワンタン麺。
メニューにはない全部入りです。
昨今の複雑なスープとは対局の、シンプルな醤油と鶏ガラのクリアなスープ。
中華そば、という言葉が思い浮かびます。
もちろん餃子の実力店ですから、ワンタンが旨いのは自明。
中太縮れ麺は、スープとの絡みも良好。
私以外の3人は一杯のラーメンをシェア。
大満足の私たちは、お店からすぐの京成立石駅へ。
酩酊した彼らは都心に向かう上り線、私はここから下り線。
果たして乗り過ごさずに帰れるでしょうか。
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