2025年11月1日土曜日

東京~津と流れを受け継いだ老舗洋食の名店「東洋軒 名古屋三越店」で絶品デミグラスソースを使ったビーフハヤシライス

 

妻の実家に帰省中。
今日は栄に買い物に出て、そのままランチとなりました。
向かったのは「東洋軒 名古屋三越店」



明治30年(1897年) 東京・三田で創業 された「西洋御料理 東洋軒」は宮内省御用達を務め、日本の洋食文化の草分けとなりますが、その暖簾分けとして昭和3年(1928年) 三重県津市に出張所を開設します。
その三重県津市の「レストラン東洋軒」が平成13年(2001年)に直営店として名古屋三越店にオープンした、という系譜です。


土曜日の12時半ですが、意外にも待ち無しで入店出来て拍子抜け。
こんな日もあるのでしょう。
運良く窓際の半個室に案内されました。


東洋軒といえばブラックカレーが名物。
お義母さん、妻、三男はそれを頼みますが、私は未食のハヤシライスを頼みます。


洋食屋の基本であるデミグラスソースを使ったビーフハヤシライスが気になったのです。


4人に共通の薬味として、福神漬けとらっきょうが出てきました。
薬味とはいえ、見るからにクオリティが高そうです。


ほどなくビーフハヤシライスが出来てきました。
もちろんライスとハヤシは別皿です。


ポットからルーを全部かけます。


薬味も添えて、頂きます。


深みのあるドミグラスソースは老舗洋食屋の矜持を感じるもの。
旨みの奥の甘みと仄かな酸味も感じます。
さすがの一品。


みんなが頼んだブラックカレーもひと口分けてもらいました。
お値段もなかなか立派ですが、それに似合うお味です。

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東洋軒 名古屋三越店洋食 / 栄駅(名古屋)栄町駅矢場町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2025年10月31日金曜日

名古屋帰省のお楽しみ。「しら河 今池ガスビル店」でコスパ最高のひつまぶし

 

妻の実家の名古屋に帰省すると、色んな「名古屋メシ」が食べられるのが楽しみです。
正しくは「名古屋にしか店がない」と言うべきなのですが、「しら河」は「名古屋メシ」でもあり、「名古屋にしか店がない」というダブルで価値のあるお店。
もちろん、美味しくてコスパも良いのが、この「しら河チェーン」の最大のバリューです。
今回も行きつけの「しら河 今池ガスビル店」へ。
鰻好きで色んな鰻屋を制覇した亡き義父のお気に入りのお店でもあり、結局、ここが一番好きだったということでしょう。
私たちもここに来ることが父を偲ぶことにも繋がるのです。


もちろん予約必須の人気店。


物価高で、じわじわと値上がりしたとはいえ、上ひつまぶしで3,800円は破格。
しかも美味しくて雰囲気もサービスも良いのですから、コスパは最高です。


三男と私は肝焼きをつまみに瓶ビール


程なく上ひつまぶしが出てきます。
予約してあるので、料理が出てくるまであまり待ちません。


お櫃の蓋を開けて、ひつまぶしとご対面。


薬味は葱、本山葵、刻み海苔。



最初はそのまま、うな丼として頂きます。


次は薬味をのせて。
でも、出汁茶漬けはまだなのです。


三杯目で出汁茶漬け。
鰹出汁にほうじ茶が入った、しら河オリジナルの出汁茶が、ひつまぶしの味を引き立てます、


上ひつまぶしは、鰻の量が多いので食べ応えあり。
出汁茶漬けは四杯食べることが出来ました。
それも、この店が薬味も出汁茶もお代わり無料だからです。


いつもながら大満足の「しら河」。
やはり「名古屋にしかない名古屋メシ」は最高です。

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夜総合点★★★☆☆ 3.7

地域のご常連で賑わう名古屋市緑区六田の老舗「めん処 すずき」。アットホームな接客と名物の「豚味噌煮込みうどん」で心も体も温まる

 

妻の実家に帰省して、ランチ外食。
妻が見つけた緑区六田にある老舗「めん処 すずき」に初訪問です。
お義母さんと妻、三男と私の4人。
カーナビに従って住宅街の中を進むと、大きな構えの和風建築のお店が目の前に現れました。
1960年創業だそうですから、私たち夫婦と同世代です。
道路を挟んだ反対側に14台の駐車場がありますが、満車。
運良く出られる方がいて、駐車できました。
12時ちょうどだったこともあって、かなりの賑わいです。


味噌煮込みうどんが名物ですが、きしめんや蕎麦など麺類全般を提供しています。


ランチタイムのみの営業ですが、10時半から15時という、やや広めの営業時間。
日曜祝日はお休みなので、サラリーマン向けのようにも見えますが、近隣は住宅街。
車で食べに来る人が多いのでしょうか。


事前のネット情報チェックでは、豚味噌煮込みを絶賛する声が多く気になりました。
味噌煮込みと言えば鶏だと思っていたからです。


ちょうど満席だったので、店の前の長椅子で座って待ちました。
店の外までお店の方の元気の良い声が響きます。
とても感じがよく、活気を感じて期待が高まります。
20分ほど待って、ようやく案内されました。
50人が入れるというオオバコ店は大きなカウンター、テーブル席、掘り炬燵席があり、我々は掘り炬燵に案内されました。


メニューを開くと、気になっていたぶた味噌煮込みがトップページに。
国産豚バラ肉そ使用した豚味噌煮込みは単品で1,200円。
通常の味噌煮込みに至っては、なんと930円という驚きの低価格。


味噌煮込みはデフォルトのコシのある生麵の他に、やわらかめの白玉麺、50円プラスできしめんも選べます。
三男と私は豚味噌煮込みうどんにしました。
お店の方に確認すると、生卵も最初から入っているとの事。
ますますお安い。


他にも天ぷら付きや定食など、豊富なラインナップ。


義母と妻はシンプルにかけきしめん(680円)。


満席で厨房も忙しかったのか、注文してから更に15分ほど待って、ようやくきしめんが出てきました。
もしかしたら、4人が同時に食べ始められるように、味噌煮込みに合わせてわざと遅く作ったのかもしれません。


豚味噌煮込みも到着。
小皿にいっぱいの天かすが添えられています。


土鍋はグツグツいっています。
実に美味しそう。


まずは味噌スープをひと口。
癖のない、飲みやすい味噌味です。


続いてうどんを引き上げます。
味噌煮込みの麺は固いので、麺が跳ねて味噌を洋服に飛ばさないように慎重に小鉢に取り分けます。


天かすを振りかけて、頂きます。
コシのある麺に旨みのある味噌が絡んで実に美味。
豚バラ肉の旨みが、普通の味噌煮込みと一味違う良い仕事をしています。


第2ラウンドは、少し日が通った生卵も頂きます。
たまごと味噌は黄金の組み合わせ。
たまご好きの私には堪りません。



豚味噌煮込みと言いながら、基本の鶏肉も入っています。
だからこそ、旨みも一段と増しているのでしょう。
ますますコスパが良いと感じました。


完食。
味噌スープも美味しいので飲み干したいくらいですが、塩分摂り過ぎになるのでグッと我慢。


お値段もお味も非常に満足度の高い豚味噌煮込み。
次回は豚肉をダブルにして、麺を大盛にするか、ご飯と一緒に食べてみたいと思いました。

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昼総合点★★★☆☆ 3.6