いつものように慌ただしく過ぎた一週間。
19時に会社を出て自宅近くの美容院へ。
いつの間にか伸びた髪をすっきりとして、向かった先は
居酒屋美尋。
梅雨入りした
大阪は夕方から雨が降り始めました。
21時とあって、ちょうど常連さんの一回転目が終わったのか幸い空席がありました。
カウンターの隅、いつもの居場所に腰を落ち着けてまずは
生ビール。
一週間の疲れがじんわりと溶けていきます。
カウンターの上にはマスターがいつも工夫をこらした素敵なおばんざいが。
どれもこれも魅力的で全部食べたいくらい。
素敵な器はお客さんの若い女性が作った創作の信楽焼だそうです。
一品の器も備前焼を使うなど、折角の料理をいかに美味しく食べてもらうかというマスターの気配りが伺えます。
うまい菜。
これは
大阪での呼び名で、季節に関係なく獲れることから
不断草と呼ばれる
ほうれん草の仲間。
厚揚と
豚肉と一緒にしっかりと効いた出汁で煮びたしにしてあります。
とはいえ薄味に整えてあり、口当たりの爽やかな一品。
マスターの絶妙の味付けが私がこの店に通う理由の一つ。
お隣の常連さんがお造りを頼んだのに私も相乗り。
マスターにお任せでいい所をチョイチョイっと。
ひっさげマグロ、
生サバ、
剣いか、
タコ、
平目、
カンパチの腹身。
盛り付けも美しくお皿も素敵。
ひっさげとは
成魚(本マグロ)と、
幼魚(よこわ)の中間です。
よこわは片手で持つことが出来るくらいの大きさ、成魚は両手でも持てるか持てないかという大きさ、これに対してひっさげは両手で何とか引っさげると持てる、ということが名前の由来だそうです。
味はよこわよりも身が締まり、脂がのった印象でした。
大阪の食の豊かさを感じます。
こちらは
生さば。
もちろん
〆サバも旨いのですが、足の早い
サバを生でいただけるのは仕入れが良いからこそ。
さざえ煮。
艶々した輝き。
子供の頃から大好物、もちろんワタが旨いんです。
今日はマカロニサラダがありました。
これまた大好物ですので頼まないわけにはいきません。
我儘を言って少なめで貰いました。
「今日は和歌山まで野菜を仕入れに行ってきたんです」
とマスター。
紀の川にある
JA紀の里の野菜が素晴らしいのだとか。
品切れになると畑から採ってくるというのですから、まさしく採れたて。
そんな野菜の中から
しいたけを焼いてもらいました。
さっぱりとしたポン酢しょうゆにたっぷりの花かつお。
プリプリした肉厚の
しいたけは素晴らしい食味。
昆布の佃煮を頂きました。
この店の素晴らしい出汁は良質の
昆布を使っているから。
出汁を取った後の
昆布を捨てるのはもったいないというマスターが上品な甘辛味で炊きあげたもの。
ご飯が食べたくなってしまいます。
新じゃがも美味しいですよと勧められ、お腹が一杯でしたがせっかくですのでハーフサイズで。
この日はマスターのお兄さんもお店に来ていてご紹介頂きました。
後半はいつもの常連ご夫婦と隣同士になり、四方山話に花が咲き気がつけば23時半。
キープしてある一升瓶のさつま島美人も残り少なくなりました。
次回は新しいのを入れることになるな、と思いながら小雨の降る東天満の町へと店を後にしました。
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