山形の名店「金ちゃん」の流れをくむ八千代市の「金ちゃんラーメン」。
その更なるのれん分けが「金ちゃんbeyond」です。
その更なるのれん分けが「金ちゃんbeyond」です。
定番のラーメン以外に、創作ラーメンにもチャレンジするbeyondが、今回は「房総の地ラーメン」として有名な「竹岡式ラーメン」を供すると聞き、リモートワークランチで在宅勤務の三男と一緒に、平日のランチで訪問です。
もう一つの理由は、八千代市のPayPay30%引きキャンペーン対象店だということ。
これは相当お得ですが、入口の券売機ではどのように購入したらいいのかわかりません。
戸惑っている私を見つけたのか、店内から奥さんが出てきて
「PayPayはお店の中でお会計できます」
と案内してくれました。
しばらくして、竹岡式ラーメンが出てきました。
チャーシューを醤油で煮込んだ煮汁をお湯で薄めたスープに、乾麺を合わせるという、「梅乃家」に代表される内房竹岡の漁師メシが発祥の地ラーメン。
私はチャーシュー麺を頼んだので、チャーシューがデフォルトの2倍の8枚入っています。
生の刻みタマネギのトッピングが基本です。
息子が頼んだのは、基本の竹岡式ラーメン。
こちらはチャーシュー4枚。
まずは、スープを一口。
色の黒さは本場のそれですが、味は随分と醤油が勝るもの。
醤油の酸味が強過ぎて、竹岡式の素朴な味わいが再現できていません。
せっかくの肉の旨味が煮汁に移っていない印象です。
「チャーシューの煮込みが浅いのでは」
という息子の意見に同意します。
煮込みが浅い、というのは継ぎ足していないということ。
竹岡式には鰻のタレのような年輪が必要なのでしょう。
麺は生麺も選べますが、竹岡式といえば乾麺。
私はもちろん乾麺を選びました。
煮汁が浸み込んでいるのか、麺も茶色です。
「梅乃家」は乾麺をお湯で茹でていますが、beyondが煮汁で茹でていたかどうかは、テーブル席からは伺い知ることはできませんでした。
ゴロゴロと中から出てくるチャーチューは食べきれません。
チャーシューが美味しいだけに、煮汁を使ったスープの処理には再考が求められます。
当然ながら残ってしまったラーメンのスープ。
スープの上に浮いた生タマネギを頂きます。
今回は残念な結果となってしまいましたが、創作意欲の高い店主ですから、更なる進化があることを期待します。
ごちそうさまでした。
中華そば 金ちゃん ビヨンド店 (ラーメン / 勝田台駅、東葉勝田台駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.1