2019年6月14日金曜日

お気に入りのお店、新橋「和楽」の新メニュー「チキンかつランチ」。ダイエット中にもかかわらず思わず飛びつき猛省


ビックサイトの展示会からゆりかもめで新橋に戻ったのが12時半前。
ちょっとレイト目な時間です。
これなら人気店も入れるかと、烏森神社の路地裏にある「和楽」を覗きます。
5、6人待ちでしたが、続々と案内され、あまり待たずに済みそうなので行列に並びます。


ダイエット中なので
「刺身ランチに冷奴をつけよう。ご飯は少な目で」
とイメージしていましたが、入口で待っている間に新メニューが目に飛び込んで来ました。

「New チキンかつランチ チキン、うずら玉子フライ、刺身又は奴付き」

とあります。

これは頼むしかありません。
なにしろNewです。
そしてチキンかつです。
おまけにうずら玉子フライです。
私の好きなワードが散りばめられた貼り紙にロックオン。


程なく案内され、着席。
いつものようにお茶とお漬物を持ってオーダーを取りに来たお姉さんに
「チキンかつランチ」
と告げました。たぶんかなり大きな声だったと思います。
なんなら少し裏返っていたかもしれません。
かなり前のめっていたのです。

「チキンまだありますか~?」
と奥の厨房に確認するお姉さん。

「すいません。売り切れました」
という答に、落胆を隠せません。

でも、ダイエットの神様のお告げなのでしょう。
「じゃあ、刺身ランチに冷奴で」
と本来の趣旨に合致した注文をしたところに、新たな展開です。

「チキンかつ、まだあります」
「あ、じゃあチキンかつで」
何たる幸運。そして何たる意思の弱さ。


しばらくしてご飯、味噌汁、分厚い切り身のお刺身が運ばれてきます。
今日はかつお。
ご飯は少な目と言うのを忘れましたが、
「チキンかつと刺身なら、ご飯はこれ位必要だろう」
という自分に優しい判断。


フライはまだ来ないようなので、まずは港区屈指の旨い味噌汁をひと口飲んでから、お刺身に着手します。
もちろんオン・ザ・ライス。


定番のお新香も。


しばらくしてフライのお皿が運ばれてきました。


期待通り、いや期待以上のプレゼンスですが、ダイエットを考えると大変厄介なボリュームです。
大きなチキンかつが四切れものっているのです。
しかもご丁寧にマヨネーズまで添えられています。
デンジャラス極まりない状況です。


「参ったなぁ。でも美味しそう」


ソースをかけ回し、これもオン・ザ・ライス。


ジューシーな鶏もも肉がハード系のサクサクした衣に包まれていて、食感のコントラストもナイス。
ご飯が進み過ぎる「あかんやつ」です。


うずら玉子フライは、串カツでも必ず頼むだけに、ビールが欲しくなる一品。
これまた最高です。


チキンかつは、もも肉二切れをカットした四切れであることも判明。
大変なカロリーであることは、論を待ちません。
「まずいよなぁ。でもうまいよなぁ」
とブツブツ言いながら、結局完食です。


虎ノ門まで歩いて帰る道すがら、コンビニで「からだ十六茶」を購入し、食後の脂肪と糖の吸収を抑えるささやかな抵抗を試みました。
夜は絶食です。
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昼総合点★★★☆☆ 3.6


2019年6月13日木曜日

予約必須の人気焼鳥店に飛び込みで一人酒。船橋「いづみ屋」でシャリキンホッピーとおまかせ焼き鳥盛り合わせ


木場の名酒場「河本」で閉店の別れを惜しんでから、家路へ。
しかし、もうちょっと飲みたい気分なので、船橋で乗り換える時に「いづみ屋」を覗いてみました。


「酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」でも取材されたお店です。
いつも満席で、予約が無いと入れない人気店ですが、行き当たりばったりの一人酒が多い私は、予約するよりお店に直接出向く派。


丁度私の目の前で三人連れが断られていましたが、ひとりの私はカウンターの角に唯一空いていた一席をもらいました。
ひとりならならタイミング次第でこういうことがあるので、私は一人酒が好きなのです。


ドリンクにシャリキンを見つけたので、それを頼んだら、シャリキンは袋のまま、そしてグラスには氷が入っていてビックリ。
「シャリキンに氷は有り得ないよね~」
と思いましたが、中国人店員なので、わからないのでしょう。
もうちょっときめ細かい教育が必要です。
悪戦苦闘して無理やりグラスにシャリキンをねじ込みましたが、「氷は要りません」と言えなかった小心な自分が腹立たしい。


突き出しをつまみながら、メニューを眺めます。


料理は「煮込み」「おまかせ焼き鳥盛り合わせ6本セット」を頼みます。


煮込みは白味噌仕立て。
濃厚で、仄かな甘みを感じるものです。
ボリュームもしっかり。


おまかせ焼き鳥盛り合わせは、豚と鶏のミックス。
もつの部位が中心なので657円と破格ですが、もつ好きの私には、むしろウエルカム。


本当は名物の明太子オムレツが食べたかったのですが、ダイエット中なので我慢。
後から予約で来た隣の若いカップルはファーストデートのようで、聞くとは無しに聞こえる会話が面白くて、それをつまみにナカをお代わり。
今度はシャリキンではなく、普通のナカで。


焼鳥は、デカくて旨い。


ウーロン茶を飲む下戸の男性が、船橋のこんな下町居酒屋を指定するのも不思議ですが、お互いを探り合いながら、悉く性格や嗜好が噛み合わない感じに、この先暗雲が垂れ込める恋の行方です。
尤もオジサンには関係無い事なので、焼き鳥盛り合わせを食べ終わり、ニセンベロ のお会計を払って駅に向かいました。




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夜総合点★★★☆☆ 3.3

また一つ昭和の灯が消える。看板の無い名酒場、木場「河本」で 三冷ホッピー


知る人ぞ知る木場の名酒場「河本」が7月いっぱいで閉店すると知り、仕事終わりに直帰で木場に来ました。


前回いつ来たのか、記憶も曖昧です。
明るい時間に来たのは初めてで、お店が周囲の風景に埋もれていました。


暖簾とも言えない暖簾を潜ると、閉店を惜しむご常連が多いのか、変形コの字カウンターはほぼ満席。
右手の一番奥に案内されました。


名物のお母さんは90過ぎで昨年初めに他界され、今はご親族の義妹さんが切り盛りしています。


「大阪から帰って、早く再訪すべきだった」
と後悔しても仕方ありません。
「親孝行したいときに親はなし」
と昔から言う通り。


最近は木曜日と土曜日の週二日の縮小営業ですが、それも回らなくなって、とうとう閉店ということのようです。
昭和レトロな濃密な空間には、様々な置物や貼り紙。
ガラクタと言えなくもない品々には、亡くなったお母さんと常連さんとの思い出が詰まっているのでしょう。


ここはもちろんホッピー
にしました。


ビールもありますが、実はホッピー専門のお店なのです。


冷蔵庫で冷やされたジョッキとソトとナカ。
ホッピーの正しい流儀である三冷を頑なに守っています。


つまみは冷や奴を頼みます。
元々あまりつまみの種類は無く、乾きものでホッピーを一杯飲んで、お母さんと世間話をして500円、というようなお店。


ゆっくりと三冷ホッピーを舐めながら冷や奴をつまみ、ご常連と妹さんの会話に耳を傾け、お母さんの最期を偲びます。


ホッピーは一杯で切り上げるのが、通っぽいのですが、もう少しこの店の空気を味わってから、と思い、二杯目を注文。
今度は黒ホッピーで。


ソーセージできますか?」
と問うと
「はい」
との返事。
壁のサランラップの芯で作ったメニューを見ると、ほとんどやめてしまっているようです。
名物の煮込みやおでん、鳥手羽煮などは縮小営業で限りがあるとも聞いていました。


魚肉ソーセージ を切って、キャベツの千切りにのせ、ソースをかけただけのつまみですが、いかにもこの店らしい絵になる一品。


小一時間、最後の「河本」をしっかりと目に焼き付け、身体に刻んで店を出ます。
お会計は丁度1,000円。
外は、まだ明るく、正面にスカイツリーが見えました。
もう一軒、仕上げて帰ることにします。

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夜総合点★★★☆☆ 3.5