午前中の会議が長引いてランチタイムに食い込みました。
時計を見れば12時10分。
行列の人気店なので、13時までに戻ってこれるか微妙な所ですが、どうしても食べたかったメニューなのでチャレンジすることにしました。
もし行列なら、潔く諦めましょう。
階段を上がって二階へ。
嬉しい事に行列は無し。
ドアを開けると、空席がありました。
オーダーはもちろんイベリコ豚&スモーク豚トロキーマ。
これに豚チチカブ(おっぱい)カリーを合わせて豚×豚の合掛けにし、温玉をトッピングするという構想です。
女性店主は私がご飯は少な目なのをわかってくれているので
「これぐらいでいいですか?」
と確認してくれます。
相変わらず美しい彩りのプレゼンテーションです。
フレッシュパクチーソース、スイスチャードダル、プチトマト、ズッキーニ、赤軸水菜、エディブルフラワー、ラディッシュ添え。
豚チチカブカリーは初めて。
店主も初めての試みとかで、この食材を知って早速作ってみたとのこと。
コラーゲン&ビタミンB1がたっぷりという説明です。
トロトロの温玉。
オレイン酸たっぷりのイベリコ豚とスモークの風味がたまらない豚トロのコラボ。
善玉コレステロールを増やし、ミネラルとビタミンE、ビタミンB群が含まているというので、私のような不摂生な生活を送る者にはありがたい食材。
豚のおっぱいは希少部位。
東京時代によく通った立石のもつ焼き屋で一度だけ食べたことがあります。
おっぱいと言っても店主が言うようにミルキーなわけではありません。
当たり前ですが筋肉なのです。
しかし脂肪が多く、柔らかくて、かつグニュッとしているので、言われてみれば確かにそうだな、と頷ける食感です。
温玉を割ります。
今日は動画で撮ってみました。
左手でここまで撮れるようになった自分に妙に感心してしまいました。
とろ~り出てきた黄身をカレーと混ぜ合わせながら食べていきます。
終盤は二種類のカレーを自分の好みで混ぜ合わせながら、好みの味を探りつつ食べ進みます。
お皿の上は自分だけのスパイスワールド。
最後はお口直しの蜂蜜がけヨーグルト。
医食同源を旨とする店主の料理ですが、もちろん説教臭くも薬臭くもありません。
身体に良いスパイスと食材を選びつつも、あくまでも「おいしいカレー」を追求し、創作しているのです。
彩りが豊かで女性店主らしいプレゼンですが、味はしっかりスパイシーで、奥深い複雑さとしっかりとしたパンチを兼ね備えた男性的なカレーでもあります。
なんとか週替りを金曜日に食べることができました。