2015年3月21日土曜日

ツーリング帰りの生ビールは地元の串かつ「七福神 南森町店」で。浪速が生んだ素晴らしきソウルフードとともに

今日のツーリングではしっかりと命の洗濯が出来ました。
もちろん風呂あがりは生ビール、といきたいところですがバイクなので飲めません。
ぐっと堪えて自宅に戻り、片付けを済ませてから出動です。
とはいえPCの調子が悪く、20時にはサポートから電話がかかってくるので後50分しかありません。
そんな短い時間では居酒屋というわけにいきませんが、こんな時こそ浪速が生んだ素晴らしきソウルフードにして、偉大なるファーストフード、串かつがあるではないですか。

チェックインしたのは地元の人気店七福神 南森町店。


カウンター席に辛うじて一席空いていました。
座ると同時に生キャベツ
この店は鮮度のいいものを使っています。
もちろんお代わり自由。


何をおいても生ビール
この店は最初の1杯目が100円。
しかもプレミアムモルツです。


串かつを頼みます。


出てくるまでは生キャベツをムシャムシャと。
意外と野菜が取れるのが串かつでもあるのです。


第一弾が出てきました。


野菜不足を補うために、今日はスライストマトも。


牛カツは3本が単位。


れんこん


ししとう


この店はカレーも名物。
とはいえ今カレーライスを食べたいわけではありません。
「ルーだけ貰えますか」
と聞いてみました。
「串かつにちょっとつけて食べたいんです」
すると若い女性店員が
「つけて食べる分くらいだったらサービスでいいですよ」
と小皿に出してくれました。


お店はファミレス風ですが、ここは天五の名店の支店。
下町人情の接客は店のポリシーなのでしょう。
有り難く頂戴し、牛カツを付けました。
ビーフカツカレーのライス抜き、というところ。


生キャベツも付けちゃいましょう。


ドリンクは二杯目。
今度は角ハイボールにしました。


名物のチューリップ
鶏の手羽元をチューリップ上に開いたもの。


ジューシーで旨い。


大阪らしいネタの紅生姜たまごを頼みましたが、私の滑舌が悪かったのかたまねぎが出てきました。
「あ、いいですよ、ごめんなさい」
と引き受けることにしました。


大阪に来て紅生姜の天ぷらや串かつに驚いたことが随分昔のことのようです。


もう一杯。
プレーンチューハイ
やっぱり串かつには炭酸系です。


たまねぎは甘みがあって美味しい。
頼んではいなかったものの、思わぬ収穫です。


そしてもちろんたまごはお願いしました。


ソースに浸けて。


ここはうずらではなく鶏卵がまるごと一個。


幸せを感じる瞬間です。


若い店員さんから声をかけられました。
「ときどきいらっしゃってくれてますよね?天五の店でしたっけ。こっちでしたっけ」
「両方で会ってますよ」
と私。
「あ、やっぱりそうでしたか」
彼は修行を終えてこの度めでたくこの南森町店の店長になったそうです。
「それはおめでとうございます!頑張ってくださいね」
聞けば、この七福神は都立大学と大森に出店したそうです。
ならば私がいつか東京に帰っても、この味に再会できるということ。
大阪の店が東京に進出するのは、本当は良しとしない私ですが、ついそんなことを考えてしまうのは、ずいぶんと自分勝手な話です。



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六甲山上道路を東から西へツーリング。ランチは箕谷駅前「いけや食堂」で美味しい自家製麺うどんを食べて吉川温泉で命の洗濯

今週半ばから気温も上がり、ツーリングには格好の季節がやってきました。
桜には少し早いので、ずっと先延ばしになっていた近場の六甲山へワインディングを楽しみにツーリングに出かけることにしました。

夙川から兵庫県道82号線を甲陽園へ登ってから兵庫県道16号線へ左折。
この道は、六甲山の尾根沿いに東西に縦断する通称六甲山上道路と呼ばれています。
学生時代にドライブしたはずですが、記憶はあいまいです。


ルートからは瀬戸内海を見下ろすことも、有馬側の裏六甲を眺めることもできます。


記念碑台からの眺めは、あいにくの霞ではっきりとは見えませんでした。


有名な六甲ホテル。


西の端の小部峠から国道428号線を北へ少し行くと、神戸電鉄有馬線の箕谷駅があります。
昔は相当な田舎だったのでしょうが、今は住宅地として神戸のベッドタウンとなっている鈴蘭台の少し奥。
その駅前にあるいけや食堂が今日のランチスポット。


自家製麺のうどんが地元では評判のようで、今日のルート上にあるこの店を選んだという次第。


テーブル席と小上がり、そして真ん中には大きなロの字のカウンター席。
ざっと見渡して5、60人は入れそうなオオバコ店です。
11時半でしたが、続々と地元の方と思しきお客さんがやって来ます。
私はカウンター席に案内されました。


人気のメニューが大きな黒板に書かれています。


冬限定のメニュー。
塩麹の鶏団子鍋焼きうどんというのが魅力的でしたが、今日は春の陽気なので不向きかも。


お品書き。


定番のうどんと讃岐流。


ぶっかけがこんな日には良さそう。


穴子天ぶっかけで決まりかけましたが、ぼっかけうどんというのが目に止まりました。
神戸長田発祥という牛すじ煮込み。
醤油と砂糖とみりんで甘めに味をつけたもの。
肉うどんのすじ肉バージョンでしょうか。
これに決めました。
「大盛りもできますけど、どうされますか?」
と店員の若いお嬢さんに聞かれましたが、普通サイズにしておきました。
最近食べ過ぎです。


といいながら、席に座った時から気になっていた卵かけご飯を頼みました。
プラス200円でご飯とサラダのセットとはお値打ちです。


注文した後で、待っている間に更にメニューを更にめくります。
丼も魅力的。


ぼっかけの色んな料理もありました。
夜も営業していますから、地元の人は駅前居酒屋的に使っているのかもしれません。


天然だしの料理、というページに出汁巻オムレツというのがありました。
そこそこ大きそうですが、見つけてしまった以上頼まないわけにはいきません。
急いで追加発注です。


先にぼっかけうどんと卵かけご飯のセットが出てきました。


ぼっかけうどん。


卵かけご飯。


お新香。


サラダは大根。


まずはお出汁を一口。
昆布と鰹、鯖、うるめを使った出汁はしっかりと深みがありますが、関西風の淡白なもの。


ぼっかけはしっかりした味付けで、これだけでビールが飲めそうです。


うどんは白く、ほどよい柔らかさ。
讃岐風のうどんが関西でも幅を利かせる中、伝統的な大阪うどんを思い出させる懐かしい食味食感。


卵かけご飯には醤油を垂らします。


粗めに混ぜて。


出汁はぼっかけと混ざって、甘辛くなってきました。
これは想定内。


そのぼっかけを卵かけご飯にオン・ザ・ライスしてみました。
旨い。


ぼっかけの甘辛味が全体に広がって出汁の味が変化するのも面白い。


ここでお待ちかねの出汁巻オムレツが出てきました。
オムレツの形で作ったうどん出汁の出汁巻ということです。


生醤油をかけて。


中はもちろん半熟。
白身が程よく残っているのもポイント高し。


うどん屋で、まさかの卵尽くし。


これもTKGに載せて。


たまご好きの私には堪らない味です。


かなり頼みすぎましたが、完飲完食です。


厨房は若い男性スタッフ、ホール係は女子高生のアルバイトで固められた若いお店ですが、教育が行き届いていて、とても気持ちのよい、明るく元気で、そして丁寧な接客でした。
お会計を済ませ、駐車場に駐めたバイクにまたがります。
もうひとっ走り、吉川温泉まで。



関連ランキング:うどん | 箕谷駅


いけや食堂うどん / 箕谷駅

昼総合点★★★☆☆ 3.4


国道428号線を北へ。
峠を超えて吉川に向かいます。


吉川温泉よかたんで今日は命の洗濯。


日本酒用の米として知られる山田錦の故郷、三木市吉川町。


無料の足湯もあって賑わっています。


ゆるキャラがお出迎え。


入り口で入浴券を買って、お楽しみの温泉へ。


高野槇の木造りの「福の湯」。
大浴槽はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
浸かった瞬間違いがわかる、ヌメリのある肌さわりのいいお湯。
身体に纏わりついて、肌が滑らかになっているのがわかります。

公式HPから

露天風呂の源泉風呂は含二酸化炭素・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩強塩泉。
吹き出し口からゴボゴボっと炭酸ガスをたっぷりと含んだ気泡の湯が湧き出しています。
低温なので、ずっと浸かっていられます。
あまりにも気持ちよくて、15分ほどうたた寝しました。

公式HPから

たっぷり一時間半温泉を楽しみ、隣の山田錦の館へ。


入口脇には菰樽が山積み。


店内に入ると、豊富な日本酒の品揃えに圧倒されます。


それもそのはず。
なんといっても山田錦は日本酒用の米として広く認められ、全国の銘酒を生み出しているからです。


そんな中から奥丹波という地元の純米大吟醸にしました。
飲みきりサイズ。


館内は地元の農産物も販売しています。


美味しそうな原木育ちの生しいたけと、有精卵。
帰ったらアテにして一杯飲もう。


16時を回っていますが、まだ日差しは強く暖かです。
春は、すぐそこまで来ています。

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