9月に入っても猛暑日は続きます。
日に当たらずに行けるランチスポットの中から、夏バテでも食べられる「七蔵」の稲庭うどんをチョイス。
コロナ禍が終わり、この店の長蛇の行列も復活しつつあります。
行列は長くても、学食のようなオオバコと、カフェテリアのようなサービスと、謎の配席システムの合体という、驚くほどシステマティックなオペレーションでどんどん行列が進みます。
エスカレーターまで伸びていた行列も、みるみる進んで程なく入口へ。
初めて来る同僚のSさんに注文の方法を教えながら、自分も品定め。
秋田の老舗「後文」製の稲庭うどんを使用。
とはいえ、乾麺には変わりありません。
入口のレジで食券を購入。
今日は稲庭うどんの小と山かけ月見丼の組み合わせにしました。
ホール係の女性に案内され、指定のテーブル席へ。
さして待つことなく、別の女性が学食風のトレイにのったセットを運んできます。
何度来ても、この謎の連係プレーの符牒が読み解けない私です。
それはさておき、目の前には美味しそうな料理が出て来ました。
ざるにのった稲庭うどんは、小でも300gと十分な量。
しっかりと水で締められ、艶々としています。
山かけ月見丼にしたのは、卵が目当て。
たまご好きの私のお気に入り。
七蔵を七蔵足らしめている、秘伝の胡麻ダレ。
今日の薬味は、ネギと私の好きなミョウガのコンビです。
もちろん「薬味多め」のコールはレジで告げてあります。
もう一つ外せない自己申告は「漬物多め」。
かつてお代わり自由だった時代は遠い昔のことですが、そのノスタルジックな想いを「漬物多め」のコールに込めてレジで告げるのです。
いずれの技も、お会計の時にリクエストしなければなりません。
食券にその符牒が仕込まれるからです。
二郎系のような決まりの段取りです。
まずは山かけの上の月見にスプーンを入れます。
白い山肌をトロリと滑り落ちる卵黄にテンションもアップ。
醤油を垂らして頂きます。
続いて、本題の稲庭うどん。
ザルから引き上げます。
特製の胡麻ダレに軽く潜らせて啜ります。
濃厚な胡麻ダレが表面積の広い稲庭うどんに絡み、薬味も纏って口中へ。
時々無性に食べたくなる、中毒性の高い料理です。
丼には大盛にしてもらった漬物をオン。
やりたい放題のランチです。
しかし、終盤で急にペースダウン。
加齢と共に、あまり食べられなくなりました。
それでも稲庭うどんを小にしたので、なんとか完食。
卓上のポットに入ったスープで割ってフィニッシュです。
完食完飲。
旨かった。
Sさんもこの店が気に入ってくれたようです。
お店を出て地下通路を経て会社に戻るだけでもじんわりと汗をかく蒸し暑さは、いったいいつ収まるのでしょうか。
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昼総合点★★★☆☆ 3.5