インスタで見つけて、ずっと宿題になっていたお店です。
炎天下ではありましたが、意を決して銀座七丁目に向かいます。
旧電通通りの一本裏、クラブやバーが入るビルに囲まれてひっそりと佇む昭和の小料理屋「銀座いわた」。
夜は酔客と美しい女性たちで賑やかな通りも、昼は静かです。
種類の豊富な家庭料理ランチが美味しいと聞き、やって来ました。
事前に研究はしてきたものの、やはりこれだけあると迷ってしまいます。
入口で先に注文してお会計を済ませるシステムでした。
店内でじっくりオーダーを検討しようと思っていた私は焦ってしまいます。
感じの良い女将さんに
「すいません、ちょっと待ってください」
と告げた後、反射的に好物の豚肉生姜焼き定食を頼んでいました。
なんとも昭和な設えのテーブルと椅子。
もちろん私は大好きです。
12時過ぎでしたが、空席があり、ゆったりとした時間が流れています。
奥にも個室のスペースがあるようで、そちらにもお客さんが入っていました。
卓上にはご飯のお供が小鉢に入って置かれています。
コロナ禍の時はどうしていたのでしょう。
しばらくして、お盆にセットされたお料理が出て来ました。
豚肉生姜焼きは薄切りの大きなロースが3枚。
ご飯はセルフでお代わり自由ですが、私は少な目にしてもらいました。
味噌汁とお新香。
ご飯が進みます。
少なめのご飯で生姜焼きを食べていたら、ご飯のお供を食べるのを忘れていました。
慌ててラストのご飯にオン。
なんとも昭和なしぐれ煮でした。
二階席もあるようで、勝手を知ったOLさんグループがレジでオーダーを済ませて上がっていきました。
結局満席になることなく、私はお店を後にします。
新橋にあったら、もっと流行るのにな、と思いました。