2023年4月15日土曜日

勝田台で見つけた角打ちで仕上げ。「ワイン館2号店」でデュワーズポルトガルスムースとラフロイグクォーターカスク


南口の大衆酒場「菊富士2号店」でエンジンを暖めた三男と私は、勝田台駅の地下コンコースを抜けて北口へ。
先日、初めてワインを買いに来た酒屋「酒のデパートワイン館」
その時知ったのが、道路を挟んだ斜向かいにある角打ち「ワイン館2号店」です。
 

ワイン館という名ですが、「酒のデパート」というだけあって、ワインのみならず、ウイスキーや日本酒、焼酎まで幅広いラインナップ。
おつまみも手軽な乾きものから、ちょっとした料理まで用意があります。


ハイチェアで座れる席もありますが、我々は立ち飲みカウンターへ。


店内は大きな冷蔵庫が何台か。
奥にはワインセラーもあり、見学はもちろん購入も可能。


私はレジ前に置かれたウイスキーに目を付けました。


大阪赴任中、足繁く通った南森町のバー「ホワイトラベル」を思い出すデュワーズです。


置いてあったのはデュワーズポルトガルスムース8年
熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド後、再度熟成させる「ダブルエイジ製法」を採用し、最後にルビー・ポートワイン樽で仕上げるというユニークな商品。
ウイスキーなのにワインのような果実味も感じる、面白いお酒です。


ハイボールで飲むことにします。
女性が好みそうな優しさも感じます。
樽の力は偉大なり。


息子は赤ワインを選んだようです。
おつまみにナッツをもらって、2次会のスタート。


もう一杯飲むことにします。
私は再びウイスキーから選ぶことにします。
ラフロイグが置いてありました。
薬品のようなケミカルな風味とピートの香りがひときわ個性的なアイルモルト。
苦手な人も割といると聞きますが、私は好きなお酒です。


置いてあったのはラフロイグクォーターカスク
「もう終売ですから貴重ですよ」
というお店の方のお話。


クォーターカスクという通常の樽より小さい樽で熟成することで、樽と原酒の接地面が増して熟成が早まるのが特徴です。
通常のものよりも熟成が早いため、荒々しさと繊細さが共存する仕上がりが特徴だとか。
もちろんこれはロックでいただきます。


飲んだことのない珍しいお酒を一杯だけ酒屋価格で飲めるのが角打ちの良さ。
こちらのお店は、ワインやウイスキーの揃えが豊富なので、一般的な角打ちとは違った楽しみ方ができるでしょう。
もちろん気に入れば購入可能。
地元でも知らないお店があるものです。
また来てみようと思います。

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酒のデパートワイン館 2号店バー / 東葉勝田台駅勝田台駅村上駅
夜総合点★★★☆☆ 3.3

土曜日の地元飲みは、勝田台の大衆酒場「菊富士2号店」で安旨いつまみと黒ホッピー


妻が帰省で不在の週末晩ご飯。
三男と二人で地元飲みにしました。
電車にのって勝田台へ。
お気に入りの大衆酒場「菊富士2号店」の暖簾をくぐります。


二島あるカウンターの左手に案内されました。
私はこちらの方が落ち着くので好きですが、ご常連は右手のコの字に陣取ることが多いようです。


今日ここを選んだのは、もちろんお気に入りということもありますが、千葉県プレミアム食事券で20%割引が適用される店だから。
老舗の大衆酒場ですが、コロナ禍を契機に、クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス化にいち早く対応した進取の精神があるお店。


まずはドリンクオーダー。


私は黒ホッピー、息子は角ハイボールで乾杯です。


黒ホッピーが三冷で出て来るのは嬉しい。


すぐに出て来る煮込み豆腐でスタート。


このお店は海鮮が旨いので、刺身はマストオーダー。


息子が選んだホウボウと、私チョイスのカツオ刺身


ホッピーは氷入りに切り替えて、黒のセットをもらいます。


イカと里芋煮を頼みます。
ここはおふくろの味的な一品もナイス。


ナカをお代わり。
三男と四方山話をしながら、いい感じのペースで飲み進みます。


ここで串焼きを注文します。


カシラ塩2本、シロたれ1本、つくねたれ2本
ここはミニマム3本以上のオーダーですが、組み合わせは一本ずつでもOKなので、ひとり酒の時もありがたい。


息子が興味を持ったマグロのカマトロ焼きも注文。


かなりのサイズで、しかも食べるところも結構あってお得。


私はこの店のルーティンである下町ハイボールを頼みます。
ここではボールという頼み方。


いい感じにエンジンも暖まりました。
北口で先日発見した角打ちに行ってみようということになりました。
お会計は千葉県プレミアム食事券で支払って、小銭要らずで実質20%オフでした。 

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菊富士2号店居酒屋 / 勝田台駅東葉勝田台駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

突然の「閉店宣言」でファンの間に激震が走った千葉県の家系ラーメン超人気店「千葉家」が、新たな体制で復活。歓喜のファンが押しかける再開初日にオープン前から一時間並んで素晴らしい一杯と感動の再会!


3月23日、突然のツイートでした。
「千葉家です 閉店いたします 今までありがとうございました」
という奥さんのつぶやきに、家族全員千葉家ファンの我が家は騒然。
文章も「今日は閉店」なのか「完全に閉店」なのかも判然としません。
つい4日前にお邪魔して、美味しいラーメンを頂いたばかり。
ご夫婦とも、いつもと変わらない明るい接客でしたし、お客さんは引きも切らない繁盛店だけに、理由も見当たりません。
もちろんネット上でも大騒ぎになっています。


1998年9月8日の創業以来、コロナ禍も乗り越えて今年25年を迎えます。
我が家もほぼ開店当初からお邪魔している大好きなお店。
いつも明るく元気な記憶力抜群の奥さんと、真剣勝負でラーメンと向き合うご主人の連係プレーで美味しいラーメンを、更に美味しく頂いてきました。
翌日、再び奥さんのつぶやきがあり、少し事情が見えてきました。
やはりご夫婦二人で超人気店を切り盛りするには、精神的肉体的負担が大きく、それがお二人にとって長年ボディーブローのように効いていたと推察されました。
従業員募集も告知され、千葉家の味を引き継いていくとともに、働き方改革も進めていくとの考えも明らかになりました。


千葉家の突然の休業は、地元千葉日報にご主人のインタビュー記事が掲載されるほど、反響の大きなニュースとなりました。
そういえば、コロナ禍真っ只中の2021年に、「記憶力の低下に年齢を感じている」というツイートもありました。
千葉家ファンにとっては、奥さんのご快癒とお店の再開を願う落ち着かない3週間が経った4月12日、再び奥さんのツイートがありました。
「食券機を導入すること、課題も徐々に解決に向かっており、4月15日(土)に営業を再開」という朗報でした。
これは絶対に行かなければなりません。
三男と二人でオープン一時間前の10時着で家を出ることにしました。


そして再オープン初日の今朝、奥さんのツイートがアップされました。
千葉家のステッカーの配布のお知らせ。
ご夫婦のお客さんに対する感謝の気持ちが伝わってきて、感動。


あいにくの雨模様です。
千葉家には予定通り10時前に着きました。
お店の前には既に長い行列が出来ています。
やはり再開を待ち望む熱いファンが駆け付けているのです。
駐車場は早くも満車。
駐車場の順番待ちを息子に任せ、私はお店の行列の最後尾、お店の裏のプロパンガスのタンクあたりに並びます。
私の前にはざっと20人弱といったところ。
たちまち後ろにも列が伸びていきます。
肌寒い日となりましたが、建物の軒があるので傘を差さなくても待てるのが幸いです。


30分アーリーの10時半オープンとなりました。
少しずつ列が進んでいきます。
大好きなお店の美味しいラーメンを食べられると思うと、ディズニーランドのアトラクションに並んでいるようなもので、その時間も楽しい。


11時少し前、並び始めてから丁度1時間で入店となりました。
働き方改革の一環である券売機がどんなものなのか気になっていたのですが、まだ設置されていませんでした。
「券売機は受注生産で、納品まで3、4週間かかるみたいなんです。連休明けしばらくしてからになると思います!」
というご主人のお話を聞いて納得。
今日は事前に注文を聞かれることは無く、着席してから奥さんが注文を聞いてくれます。
「すいません!券売機がまだなんで、今日は旧式で(笑)!」
と今まで通りの暗記スタイルでした。
もちろんこちらが注文する前に、彼女の記憶の引き出しから
「かため、油少なめ」
という注文が出てきます。
私たちはサイズを言うだけ。


ステッカーも配ってくださいました。
「すいません、家族全員の分もらってもいいですか?」
とちょっと厚かましいお願いをしましたが、奥さんは快く了解してくださいました。
今日は来ていない妻と長男、次男の分も含めて5枚頂きました。
スマホケースに貼りましょう。


お客さんが少しでも待たないようにという優しさから、効率的な注文方法や配席オペレーションに腐心していたご夫婦ですが、行列の人気店はどこも券売機を置いているので、客の側に抵抗感はありません。
券売機が導入されたら、並ぶ前に買うのか、入店時に買うのか、かためや油少なめなどは口頭なのか、などの興味はありますが、とにかくご夫婦に負担のかからない方法が一番です。
私たちは、ただ待っていれば良いのです。


注文した中盛麺かため油少なめのラーメンが出てきました。
今日は座ってからの注文だったので、出て来るまで15分ほど待ちましたが、それで奥さんやご主人の負荷が減るなら全く問題ありません。


久しぶりの再開ということで、年甲斐もなく中盛を頼んでしまいました。


ほうれん草、チャーシュー、海苔というデフォルトのトッピング。
豚骨スープの良い香りが食欲を刺激します。


まずはスープをひと口。
本牧家の流れを汲む豚骨スープは、千葉家独自の進化を遂げ、豚骨のワイルドな風味と臭みを残しつつ、後味の良い「すっきり」系とも言える味に仕上げています。
ラーメンを作りながら、スープの加減を調整するご主人を見ていると、まさに職人技を感じます。


続いて麺を啜ります。
家系定番の酒井製麺の極太縮れ麺を引き上げます。
いつもかためでお願いしているので、麺の存在感も際立ちます。
「すっきり」系とはいいながら、そこは家系。
パンチのあるスープとガチンコ勝負です。


チャーシューは脂の少ない部位。


家系定番のほうれん草とも麺を絡めて食べ進みます。
一瞬、二度と食べられないかと思った千葉家のラーメンに再会できた喜びを噛みしめます。
今、このカウンターで食べている他のお客さんも皆さん同じ気持ちでしょう。


中盤でニンニクとショウガ、ブラックペッパーを加えて味変。


つい欲張って中盛のしたのが、終盤に堪えてきました。
もう若くはないのです。


完食。
なんとか寄り切りました。
飲み干したいくらい美味しいスープですが、それは我慢。


突然の閉店宣言前と変わらず、明るく元気で楽しい接客のご夫妻。
券売機も新しい従業員の方もまだでしたが、閉店まで考えた末の千葉家の「働き方改革」は必ず成功することでしょう。
今日も
「ごちそうさまでした!」
と感謝の言葉をご夫妻に告げ
「ありがとうございました!」
という声に見送られてお店を後にしました。

我々ファンは、美味しいラーメンを美味しく頂き、
「美味しかったです!また来ます!」
と言うことしができないのですが。

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千葉家ラーメン / みつわ台駅動物公園駅
昼総合点★★★★★ 5.0