本当に長い長い緊急事態宣言でした。
今年はほとんど「禁酒法」に縛られた暗黒時代。
在宅続きで家飲みも増えて、体重も増えてしまいました。
そこで、憎き「緊急事態宣言」を逆手に取って人生初の「断酒」にチャレンジ。
365日飲んでいた私が、意外と簡単にお酒をやめられた「炭酸水置き換え禁酒」。
緊急事態宣言解除から10日近く経ちましたが、ちょうど昨日で1ヶ月の断酒を達成。
頑張った自分への今日のご褒美は、「寅屋 本町店」のもつ焼きとホッピーと決めていたのです。
ここの旨いボイルを食べたくて、15時オープンの30分前にスタンバイ。
既に10人待ちですが、一回転目の入店はなんとかゲットしました。
1ヶ月ぶりにお酒を飲んで私が倒れた時の介助役というわけです。
まずは赤星で喉を潤します。
アルコールの締めは梅割り。
料理も一組二皿ずつ注文を聞かれます。
かなりこなれたオペレーション。
まずはボイルを二品。
どうしても食べたかったレバボイル。
生で食べられなくなった今、いかに生レバの旨さを再現するかが店の腕の見せ所。
ここのレバボイルは実にレベルが高い調理で、生とは違った旨さを引き出しています。
ゴマ油と塩の味付けともマッチ。
断酒明けのアルコールの旨さと相まって、思わず天を仰いでしまいます。
私は赤星を二杯飲んだ後、黒ホッピーにチェンジ。
冷えたジョッキに冷えたキンミヤ。
そこに冷えたホッピーを注いで作る理想の三冷スタイル。
またまた唸ってしまいます。
ハツボイルも出てきました。
ワサビと迷いましたが、お酢かけで頼みました。
プリプリコリコリとした食感が最高。
あまりにレバボイルが美味しかったのか、二巡目のオーダーで息子がお代わりを所望。
二巡目のもう一品は煮込みです。
コブクロ刺しも長男の希望ですが、私も好物。
一人ならこんなに色々食べられません。
一人酒が好きな私ですが、今日は二人で来て正解。
焼き物に切り替えます。
三巡目のオーダーはカシラとハラミを塩で。
寅屋のもつは、仕入れも処理も焼き加減も抜群。
肉厚かつ旨味のあるジューシーなもつ焼きです。
ホッピーの次は天羽ハイボール。
いわゆる下町ハイボール。
そういえば、コロナ禍になってから、会社帰りの下町居酒屋巡りもできなくなって、下町ハイボールも2年近くご無沙汰です。
焼き物はタレにします。
アブラとテッポウ。
久しぶりの下町ハイボールが美味しくて、たちまちお代わりです。
長男はもうお腹いっぱいだと言いますが、私はまだ食べれます。
というか、食べたい気持ちが勝っているといえるでしょう。
最後の二皿はハツ塩とシロたれよく焼き。
串からもつ焼きを抜く感覚も、ようやく戻ってきました。
もちろん受け皿に零してくれた焼酎はグラスに戻します。
あまりにも久しぶりで、手元が狂って戻し損ねてしまいました。
うず高く積み上がった小皿。
ここは「宇ち多”リスペクト系」の店なので、お会計もお皿を数えるスタイルなのです。
すっかり満腹。
そして土曜の昼酒でゴキゲンです。
息子と一緒ですし、まだ早い時間ですから乗り過ごすこともないでしょう。
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寅屋 本町店 (立ち飲み居酒屋・バー / 京成船橋駅、船橋駅、大神宮下駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9