もうそんな季節です。
今年は少しメンバーを拡大、7名で鍋を囲むことにしました。
幹事を名乗りでた私は、皆さんの日程を調整、候補日を二つに決めました。
しかし、肝心の鍋に関してはクエとアンコウの希望が真っ二つに分かれました。
週末の金曜日。
予約を兼ねてその美尋へ。
暖簾をくぐって驚きました。
電話をして予約をしたときは、あっさり「いいですよ~」と奥さんが言っていたのですが、カウンターはもちろん、小上がりも満席。
そのカウンターの真ん中に一席だけ空きがありました。
相変わらずの繁盛ぶり。
常連さんの間に身体を滑りこませました。
カウンターの大皿料理から、こんにゃく牛蒡とぶり大根。
こんにゃく牛蒡はしっかりと甘辛で唐辛子もピリッと効いています。
ビールのアテにピッタリ。
ぶり大根は実に味がよく滲みています。
ブリから出た脂を大根が吸い込んで、一段と旨味が増しています。
三岳をロックで。
お造りを盛り合わせてもらいました。
冬だから旨い、氷見寒ブリとシオ。
カンパチの若魚です。
氷見寒ブリは口の中に広がる脂が旨い。
シオはコリッとした食感。
どちらも酒が進む味。
「カブトは何かありますか?」
とマスターに聞くと
「スズキがありますよ。塩焼きが美味しいですよ」
お勧めに従い、注文します。
頬肉。
目玉周りのゼラチン。
カブトやアラは、旨味の宝庫。
宝の山を丁寧に探索します。
カニを食べるように無言で身をせせる私。
他のお客さんはそれぞれに盛り上がっていますが、私は黙々と食べ進みました。
こんな時一人にしておいてくれるのも、馴染みの店の良さ。
ねこまたぎの完成です。
忘年会の予約は無事完了。
クエとアンコウを両方食べたいという我々の我儘な希望も
「ハーフ&ハーフやね、OK」
と鍋を2つ用意してくれることになりました。
もちろんクエ刺しとアンキモも。
幹事の役目を果たし、安堵した私は二軒目へ。
いつもの止まり木ホワイトラベルへチェックイン。
もちろんハイボール。
突き出しのタマゴサンドは、今日はハム入り。
インビテーションカードを貰いました。
12月1日で3周年。
私の大阪転勤と一ヶ月違い。
なんだか自分のことのようです。
「連休前だからみんなもう出かけているか、明日に備えて早く帰ったのかな」
そんなお客さんに支えられている私の大切な止まり木。
カウンターで一緒になった常連さんとの会話を楽しむうちに、酒は進み、夜も更けていきます。
明日は久し振りに朝寝坊しよう。
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